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かんさい熱視線の映像

2016年06月12日(日)

昨夜は、かんさい熱視線という番組でコメントを述べた。
若年性認知症に末期がんが加わっている夫婦だが、愛にあふれていた。
認知症の理解や在宅療養の良さが多くの人に伝わったなら嬉しい。
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28分間の生放送。「陽だまりのなかのふたり」
私は最後の数分間でコメントを述べる役。→ こちら

時間が気になり早口で話そうとすると目を閉じるという癖が気になる。
5分間では、言いたいことの1%くらいしか言えないことは最初から分かっているのに。

久々にテレビの生放送。
やはり緊張するが、思うとおりに話せない自分がもどかしい。

終了後は、登坂キャスターと食事。
偶然だが、彼の誕生日でもあった。

登坂さんは、何年も前から毎日見ていた顔。
東北の震災の時は、毎日のように見ていた。

だから初めて会った気がしない。
彼の番組にこめた熱い想いにも感動した。

快く番組に出てくれたご夫婦にも感謝。
2人とも元気で長生きしてほしい。

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この記事へのコメント

番組タイトルにあるように、陽だまりの中に居るような暖かな気持ちになりました。
若年性認知症と診断されてから10年と紹介されていましたが、とても長い時間が経過している、
とは思えない程、穏やかで豊かな表情をされている芳子さんが印象的でした。
介護生活に専念していらっしゃる秀之さんも、そうです。愛情の賜物なのでしょうね。
常に一緒に居る、寄り添うことが自然で、当たり前であることが何より素晴らしいと思いました。
羨ましくなります。
癌を併発なさっている御心痛は、お気の毒ですが、「認知症と癌」という重い主題とは
かけ離れた印象すら受ける、暖かで穏やかな生活に感銘を受けます。
「...二度生きられる」を連想させる、「二度目の夫婦生活」を幸せに過ごしておられる、と
印象を受けました。
PS:暖かく幸福感あるビデオを見終えて解説なさる長尾先生の表情も、満足感ある御様子でした。

Posted by もも at 2016年06月12日 10:10 | 返信

時に、ふと思います。体内に病が在る・無しによって何かを線引きする必要があるのかどうか..。
心穏やかに過ごすことができ、衣食住に困ることなく、日々を過ごすことができて、何かに満たされる
気持ちになる環境・生活があるのであれば、その満たされた気持ちを得る次第が、病気がもたらした
為であったとした時に、それは、それでも幸せなのではないか?と、思ったりします。
全ての基準を「健常」に置き、それを標準とする物差しは、あまり意味が無いようにも思うのです。

話は飛びますが、なんとかしてあげたいな..後押ししてあげたいな、と日々思う若者の話しです。
頑張り屋さんが過ぎてしまい、若くして精神を病んだものの、時間の経過と努力の賜物によって
また意欲があって、一般就労が成就したとしても、社会という土俵の上で共に歩んでくれる上司や
職場の仲間は存在しないのか、彼は離職の道を選ぶこととなり、再び、障碍者手帳を持つ仲間と共に
施設内作業に励んでいます。これ程の働き者を招き入れたら損は無い、と思うのですが..。
数か月してから、彼に聞いてみた台詞は「周りは皆、健常な人たちだった。」と。
そうではない、ということを話したい衝動に駆られるけれど、それを言うのは酷でもあって、
一般社会人に振り掛ける、愛情というスパイスが、どこかに落ちてはいないのか、と思ったりもする
のです。

Posted by もも at 2016年06月12日 11:22 | 返信

ももさんへ
「健常」について
「健常」の基準が、この20年間で、劇的に変化したのだと思います。
言うまでもなく、Windows95以来の20年間。

60歳を数年越えた私が感じる「現在の健常」は、①挨拶をきちんとする ②場の空気を読んで、その空気を乱さない言動ができる ③何でも「中庸」で、できすぎない、やりすぎない、「テキトー」である ④(テキトーであるがゆえに)周囲の人間と摩擦が無い ⑤わかりきったことでも、先輩や上司にお伺いをたてて彼らの立場を尊重する ⑥パワハラ・セクハラから上手に逃げる、絶対にトラブル化しない。

一言でいうなら、「人間関係が上手である」ことが、健常な労働者としての第一条件なのです。仕事は二の次なのだと、いつも感じます。

何でもパソコン処理、インターネットによる情報公開、LINEやSNSなどによって24時間誰かとつながっていることが存在価値であるかのような錯覚、など、総じていえば、IT産業に支配されてみんな仲良くスマホでゲーム、が現在の「健常」。

「まじめ」、「がんばりや」が第一条件となる仕事があればいいんですけど・・・。
長尾先生なら職員として上手に使ってくれるかも?

Posted by αβ at 2016年06月13日 05:02 | 返信

αβ様
仰るとおりだと思います。①~⑥ までの詳細な記述を、ありがとうございます。
Windows95 以来の..という行り、言わんとされる意味が理解できます。
企業に勤めたり、社会的な責任を負う立場となった後に、精神を病むまでの苦行・苦役を強いられ、
以降、ズル賢くなるか、精神を病むか、又は自主退職などもあるかも知れません。
そういった病み・闇の世界を知りながら、公には口に出せない強迫観念が、今の日本にはびこって
いる様相です。
>一言でいうなら、「人間関係が上手である」
表現について、少々異論です。「上手」ではなくて「ズル賢い」が妥当だと思います。

真面目、頑張り屋、これは日本人の美徳であると思うのです。
この気質が戦後日本を復興させた由縁であり、今も世界的に日本が好き、日本人が好きと言って下さる
海外の方が多いのは、誠実である日本人への信頼感だと思うのです。実際に国際舞台で働く人々は
それであるが為に信頼され、成功している、という方々が多くあります。
昭和初期に生まれた親に、厳しく育てられ、日本人らしさ=生真面目さを貫く事が困難な、妙な世の中
に圧迫感を覚えてしまい、精神を病むまでに至ってしまった、まだまだ未来ある若者らと、縁あって
活動しています。
知能レベルが高い方が多いです。今から大企業へ、とは本人も望まないでしょう。
家族経営とか、商店とかの小規模な個人経営者の方こそ、障碍者雇用を御一考頂きたいと思います。
何かしらの事情により、心をひどく痛めてしまっただけなのです。愛情を注いで頂けさえすれば
ギブ&テイク以上のものを手にすることが出来ると思います。
今時にはない、ピュアな自然体に癒される気持ちになる事ができると思います。
御商売相手にも、笑みをもたらす力が彼らには有ると思います。

ももからαβへの返信 at 2016年06月14日 08:53 | 返信

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