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日本人の寿命格差

2016年08月07日(日)

SAPIO9月号の中に「日本人の寿命格差」という特集かある。→こちら
平均寿命と健康寿命の差が10年近くあるのは考えものでは。
ピンピンコロリではないが、人の世話になる時間を短くしたい。
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私もコメントしているので記事をご覧になって欲しい。
この特集を眺めているといろんなことを考えてしまう。

連日の猛暑であるが、私の所属するゴルフ場ではこの猛暑の中でも
ゴルフプレーを続けている92歳の方がおられる。

その年で生きていること自体が凄いのだが(男性の平均寿命を12年経過)
ゴルフをしていることも凄い。

しかもプロの個人レッスンを受けられてのラウンドである。
飽くなき向上心とはまさにこの先輩のことであろう。

そのゴルフ場には行くたびに誰かの訃報が掲示されている。
その中には、一緒にラウンドして頂いた方も何人かおられた。

少年のように一緒に遊んだ日々が、つい昨日のことのように記憶に蘇る。
私の記憶の中ではその人は笑ってプレーしておられるのだが、その人はもうこの世に居ない。

そんな悲しいことはサラッと済ませて、80代の方が続続と80台のスコアでラウンドされる。
それ自体も凄いのだが、その80代の人もいずれ居なくなり、逝かれるのであろう。

ゴルフ場で知る訃報は、日々の看取りとはまた違う感慨がある。
仕事とプライベートの違いを超えた、何か違う感覚こそがゴルフ場に居る価値でもある。


今日は、身内の不幸、そして旧友のSOS、そして在宅患者さんからのSOSと
様々な非日常との共存でもあった。

暑すぎる夏。

涼しい場所で深夜はオリンピック、日中は高校野球観戦という方が多いだろう。
これだけ多種多様なスポーツを眺めているとスポーツも人間の本能であると感じる。

4年後の東京五輪も8月のこの時期に開催されるそうだが、
日本の異常な暑さは海外の人に本当に大丈夫かなあ。

いずれにせよ、生きている=運動する(かただを動かす)ことだと思う。
自分の健康寿命を延ばすことも、少しは考えるようになった最近だ。







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この記事へのコメント

そうですね、現場に出て汗をかくことですね。

Posted by 尾崎 友宏 at 2016年08月08日 01:51 | 返信

人の世話になる時間を短くしたいって、ほんとに皆がそう思って努力したなら、介護労働って、ずいぶん減ると思います。
身体的に人様にお世話いただく必要ないのに、介護労働を当然のごとく使っている人たちがいる。
言うまでもなく、計画的な金銭管理および一連の家事を含む日常生活を一人でできない高齢男性。
一人で放っておくと、酒ばかり飲んでるとかゴミに埋もれてるとか同じものばかり食ってるとか風呂に入らないから臭いとか。
人間の価値って、仕事ができるとか収入が多いとか高学歴だとか姿かたちが美しいとか、そういう評価以前に、一人で自立して日常生活を送れるか否かってことだと思います。

近所のスーパーには、腰が90度近く曲がっているおばあさんが手押し車を押して買い物に来ます。夜、値下げシールが付く時間帯です。少ない年金で必死に生活しているんだと推測してます。そういうおばあさん、何人か、います。
私は心の中でエールを送っています。
20年後の私の姿かもしれないから。

Posted by 匿名 at 2016年08月08日 04:18 | 返信

ぴんぴんころり 宣言のひと
いま 上手い老い 平穏死
と 言って 死ぬまで 働くとも
また おひとりさま の 死 老い
認知症 を 気に かける、
死後

まで 気をくばり 遺言
死亡診断書
書いて貰う 医師の 指定
まで
している。

おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

Posted by おこ at 2016年08月08日 07:10 | 返信

4年後のアジアや世界はどうなっているのだろうか。
1940年の東京オリンピックに文字通り命を賭けた嘉納治五郎のことを想い出す。
オリンピック不況のまっただ中、そのとき我が命はありやなしや。
今日8.8。イチローの米メジャー4000本安打とともに、明仁さんのビデオメッセージを観た、聞いた。
憲法第1条「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」
憲法が公布された1946年11月3日。「主権の存する総意」の中に、ボクの「意」は反映していない。
「元号」が変更されなかったのは、「元号」の意が「君主が空間と時間を支配する」中国王朝の伝統を踏襲したからであろうか。
明仁さんは、メッセージの終わりで、「象徴天皇としての務めが常に途切れることなく安定的に続いていくことをひとえに念じ」と結んだが、
少国民であったボクとしては、これこそ、現憲法が禁じる「苦役」を天皇の「家族」に受け継がせていくのかよと、歎かずにはおられない。
ありもしなかった「万世一系」というフアンタジーの神話の世界を、代々「終身刑」として背負わせる愚は、徳仁さんや愛子くんらにもう受け継がせなくてもいいではないか。
敢えて言う。呪縛よ解け。
哀しいかな、哀しいかな。かしこ。

Posted by 匿名でごめん at 2016年08月08日 07:11 | 返信

あついですね。
朝ゼミの勢いに 勇気づけられ 負け惜しみ。(字余り)
昨年95歳を迎えた金子兜太。戦後70年の節目にー「朝蝉よ若者逝きて何んの国ぞ」。

昭和天皇の末弟、三笠宮崇仁さん(1915年生)が「皇室典範改正私案」を提出したのは現憲法公布日。
「『死』以外に譲位の道を開かないことは、新憲法第18條の『何人も、いかなる奴隷的拘束を受けない』といふ精神に反しないか?」は、退けられた。
また、「神武天皇が実在の人物と思っているのかい?」とも言ったことは有名である。
記紀神話は、大陸の大民族移動で渡来してきたたさまざまな地域豪族が連合し、古代王権を形成していく過程で、歴史を改作した産物といわれる。
「かのとひつじ」の年に即位し「かのえのうま」の年に崩御するという「60年周期」の天皇記は、渡来王権による改作のなごりではないかといわれる。「倭建国」の年を、紀元前660年としたことには、とうてい無理がある。
戦後の「象徴」制度は、「国体」を護持したい側と「占領」を定着させたい側の合意の産物であった。
明仁さんは、この「象徴」制度に、「象徴の務め」として、「国事」でない被災地、戦災慰霊地訪問をくわえたことで、特異な「公務」をともなっている。
だが、憲法破壊長期政権の登場によって、今後の事態に赤ランプが灯っている。
連合王制の産物であった「天皇制」は、時代の権力者によって変容をとげてきたが、なにかの「後ろ盾」にしたり、なにかの「壁」にしたり、日本独特の「無責任体系」をゆるしてきた時代とおさらばしなければならないのかもしれない。
なによりも、天皇家のひとびとの、ヒトとしての尊厳の回復、くびきからの解放を願わずにはいられない。
かしこ。

Posted by 匿名でごめん at 2016年08月11日 09:09 | 返信

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