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秋野暢子さんのお母さんのリビングウイル

2016年09月16日(金)

女優の秋野暢子さんが徹子の部屋に出演されてお母さんの
リビングウイルについてお話をされた。→こちら(4分間の動画)
母親のリビングウイルに従って、延命処置は控えた、とのこと。

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毎日のように、、リビングウイルについての問い合わせがある。
あるいは、講演依頼を頂くが、仕事があるのでほとんどお受けできない。

リビングウイルに興味のある人は、平穏死に関する本を数冊書いたので読んで欲しい。→こちら

あるいは、日本尊厳死協会のホームページを開いて欲しい。→こちら
この中には膨大な数の動画もあり、情報が詰まっている。

週刊誌や新聞の取材は1時間話しても、1~2行のコメントで終わり。
記者がまったく理解していないので、仕方が無い。

しかし終末期医療への関心が年々高まっている。


5年前、就任したばかりの日本医師会長は、帝国ホテルでTVカメラの前でこう講演された。
「長尾くんの主張する平穏死に、私は反対だ!
 医師は最期の最期まで延命治療を諦めるべきではない!」

しかし今夏にはこう変わった。
「終末期医療は日本医師会がしっかり主導して頑張る」と、医師会長。


変われば変わるものだ。
是非、日本医師会の生涯教育に「リビングウイルと平穏死」も必修項目に加えて欲しい。

それにしても、秋野さんのお母さんの主治医がリビングウイルを知っていた。
医学教育の中でもリビングウイルの教育が必要だ。


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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

秋野暢子さんのお母様と暢子さん御自身も、尊厳死協会の会員さんでいらっしゃる様子。
TV番組内、美男美女の親御さん写真が、とても印象的です。尊厳死について、
"論より証拠" のように、看送った経験談と美しい涙は説得力があります。
自分の気持ちを固めておく意思決定と、それを家族に伝えておくというプロセスが大事だと、
短いインタビュ-の中で、とてもよく分かりました。

Posted by もも at 2016年09月17日 10:45 | 返信

先日、盲腸ガンを手術して退院したばかりです
私は両下肢頸部骨折の後 左大腿骨骨頭部壊死で人工股関節になりました
手術に成功しても歩行困難が進み寝た切りコースもあり得る状態で迷いはありましたが80はまだ若い
85なら放っておくことも選択肢のひとつですと掛かり付け医に励まされての手術でした

入院中には研修医が懸命に診てくれて少し雑談もできるようになったのですが、私は今後も積極的な
治療は望まない「日本尊厳死協会」にも入っていると話したら 実にさらりと日本尊厳死協会って
そんな会があるのですか?と。 次の言葉が出ませんでした

医学教育の場に『尊厳死』はないのですね 是非取り入れてもらいたいと願うばかりです。

Posted by 綾女 at 2016年09月18日 12:11 | 返信

「就任したばかりの医師会長」って横倉会長でいらっしゃいますか?
へえ!そんな事仰いました?
長尾先生の編集していらっしゃる中山書店刊の「在宅医療のすべて」のシリーズの推薦文を書いて下さっているのにね。
横倉会長は、たしか九州の福岡県の医師会会長でいらっしゃって、親の代から、へき地の在宅医療に取り組んでいらっしゃるとテレビで仰っていましたけど、「尊厳死」のお考えが無かったのかもしれませんね。失礼ではございますけれど、歴代医師会会長の中では一番真面目でいらっしゃるように思いまして、尊敬申し上げています。

Posted by 匿名 at 2016年09月18日 05:27 | 返信

平穏死…
どうして わからないんでしょうね〜

「親の老いを受け入れる」の本を
患者さんや利用者さんのご家族に配り まくってます

みんな 死ぬとは 思っていないんです
たとえ 100歳になっても 死ぬって 考えてはダメ…と思っています

明日 私は 社内勉強会で
その抑制、本当に必要ですか?をテーマに勉強会をやります

延命治療こそ 抑制なのかもしれません

まもなく お迎えくる…という時に
点滴という紐につながれ
酸素マスクという言葉の自由を奪われ
心電図というもので遠隔管理され

病院の看護師さんも
在宅看取りを経験してほしい…と思っています

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年09月19日 09:06 | 返信

わざと、「平穏死、尊厳死」を、「安楽死」と、こちゃまぜに報道する向きもあるでしょう。
「尊厳死」と言うと「安楽死」と思う人もいるのでしょう。

Posted by 匿名 at 2016年09月20日 07:47 | 返信

 うちのおばあちゃんは両親が5年間家で介護しましたが、2人介助でないとトイレできなくなり、特別養護老人ホームに最期の1年半お世話になりました。

 もちろん、延命措置はしないようにお願いし、老衰でターミナルケアをお願いしました。
 胃ろうや、中心静脈栄養はもちろんお断りしました。
 それだけではなく、本人が食事を拒否したり、水分を拒否した場合、無理に食べさせたり、飲ませたりしないようにもお願いしました。

 無理やり食べさせたり、飲ませたりしない。という約束は平穏死を望むなら絶対しておいたほうが良いと思います。
 というのも、私も特別養護老人ホームで働いた経験がありますので、無理やり食べさせたり、飲ませたりする現実を知っているからです。

 老人がどのような状態になるのか知らない人は年取ってから栄養失調になったり、脱水になったりしたら、老人がほしがっているのに、必要な食事や飲み物を与えなかったから、そうなったのだと思うのでしょうね。

 でも、年を取れば食欲もなくなるし、特にまったくのどは渇かないのか? と思うほどのどは渇かなくなります。 だから、食事もほしくないし、水分もほしくないんですよね。欲しくないというより、拒絶に近いです。

 だけど、施設の看護師から「水分を200ccは飲んでもらうように」とか、指示があるんですよ。それで、必死に飲んでもらおうと思って、声掛けしながら飲んでもらっても30分かけても20ccしか飲んでくれなかったりするんです。水分が口に入らないように舌でガードするんですよね。
 それで、20ccしか飲んでもらえなかったと看護師に報告すると、すごい怒られるんですよね。
 食事に関しても同じで、もっと食べさせないとって怒られる。

 だけど年寄りは食べてくれない。必死で食べること、飲むことを拒否する。だから、スプーンで口をこじ開けて食事をねじ込む。マヨネーズなどの調味料入れにミキサー食を入れて、歯が抜けているところに突っ込んで押し込むとか、そうしないといけない。そうしないと死んでしまうから、点滴になるから、胃ろうになるから、そうすることが正しい介護なのだと教えられたり、そう思っている医療者や介護職がたくさんいます。

 でも、無理やり食べさせる。飲ませることは介護者もとてもつらいし、それ以上にお年寄りがとてもつらい思いがすることだと思います。私はそれがとても嫌だったので、おばあちゃんの施設にも無理やり食べさせない、飲ませない。というお願いを何度もしました。

 もう死ぬのだから、無理やり嫌なことをせずに、本当にほしいと言うものをほしいと言うときにあげれたらそれで良いですよね。栄養が足りなくても、脱水になっても。老衰はそうやって死ぬものだし、最期はつらい思いせずに楽に死ねることを介護の目標にしたら良いと思います。

Posted by みるく at 2016年09月20日 10:43 | 返信

長年
尊厳死
協会

加盟
してても
最期

迎え方
次第で、
あかん
時は、
あ、か、ん、
おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび

Posted by おこ at 2016年09月23日 01:35 | 返信

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