箱根カントリー倶楽部はトーナメントも開催される戦略的な名門コースだ。
インからスタートして、前半はいつもどおり４７点を叩いた。

２０分ほど休憩して、後半をスタート。
なんと後のハーフは、オールパーの３６が出た。



後半は、ある人が加わってくれた。
その人の名は、小泉純一郎さん。

彼が「おお、若いの、凄いなー」なんて乗せてくれた。
彼のプレーはとってもとって早い。

前半は３人で２時間２０分位かかったが、
後半は４人で１時間１０分と半分だった。

私は早いのが好き。
小泉さんと息があう。

小泉さんはエネルギーに溢れていた。
その力が私にも乗り移ってきた。

バンバン、パーがとれた。
不思議なものだ。

ランドしながら小泉さんといろんな話をした。
「歩くことが健康に一番いいよ」と優しく教えてくれた。

ゴルフってこんなに楽しいものだと、心の底から感じた。
いままでの中で一番楽しいラウンドだった。

気がつけば、オールパー。
さすがに最後のパットには気合いが入ったなあ。

ハーフの最高はいままで３７だったが、２０年ぶりにそれを更新した。
小泉さんのお陰で凄い記録が出た。

小泉さんと一緒にお風呂に入り、ご飯を食べて、
クラブハウスの個室である雑誌の対談に臨んだ。

これまた楽しい話ばかりだったが、雑誌が出るまで書けない。
楽しかった、いいスコアが出たことだけは書いてもいいだろう。

箱根の仙石原は、ススキが美しい。
本当はゆっくりしたいところがだ、対談終了後に急いで帰阪して深夜まで在宅を回った。

先週末も３人の在宅患者さんのお看取りがあった。
電話は受けたが、講演中だったりで、他の医師にお願いした。

旅立たれた方には申し訳ないが、小泉さんとは実は「死」の話をしていた。
小泉さんは武士のように覚悟を決めたうえで、自由に生きていると感じた。

一国の総理大臣と貴重な数時間を過ごして、すごく勉強になった。
あと、小泉さんから「休養の大切さ」を教えられたことも書いておきたい。