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75歳以上が高齢者・・・だって
2017年01月14日(土)
日本老年医学会が高齢者の定義を75歳以上とすべきだと発表した。
65~75歳は前期高齢者あらため準高齢者と呼ぶのだとか。
喜んでいる人、悲しんでいる人、いろんな人がいるのだろうな。
65~75歳は前期高齢者あらため準高齢者と呼ぶのだとか。
喜んでいる人、悲しんでいる人、いろんな人がいるのだろうな。
高齢者「75歳から」学会提言/65歳以上「准高齢者」
http://digital.asahi.com/articles/ASK155R2NK15UBQU006.html
一般的に65歳以上とされている高齢者の定義について、日本老年学会と日本老年医学会は5日、75歳以上とすべきだとする提言を発表した。65~74歳は「心身とも元気な人が多く、高齢者とするのは時代に合わない」として、新たに「准高齢者」と位置づけた。
医師や心理学者、社会学者らでつくる両学会のワーキンググループが日本人の心身の健康に関する複数の調査結果をもとに2013年から検討してきた。
65歳以上では脳卒中などで治療を受ける割合が以前より低下する一方、身体能力をみる指標の歩行速度などが上がる傾向にあり、生物学的にみた年齢は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると判断した。知的機能の面でも、70代の検査の平均得点は、10年前の60代に相当するという報告があり、根拠の一つとされた。
高齢者の定義と区分に関する、日本老年学会・日本老年医学会 高齢者に関する定義検討ワーキンググループからの提案(概要)
http://bit.ly/2iNhUVC
高齢者の定義と区分を再検討することの意義は、1/従来の定義による高齢者を、社会の支え手でありモチベーションを持った存在と捉えなおすこと、2/ 迫りつつある超高齢社会を明るく活力あるものにすることです。ただ、高齢者の身体能力の改善傾向が今後も続くかどうかは保証されておらず、あらためて、次世代への健康づくりの啓発が必要と考えています。
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近い将来、70歳からになるのだろな、と予想していたが
いきなり75歳からと10歳もサバを読んだのには驚いた。
75歳からとすると、現在64歳の人は、高齢者まであと10年もある。
もう少しで・・・、と覚悟していた人は喜ぶのか、悲しむのか。
これで何が起きるのか。
・高齢者人口がグッと減る。
・高齢化率も同様。
・年金支給年齢も支給額も国としてはグッと減るだろう。
・医療・介護費も減る。(のだろう)
・定年制も見直し・・・
現在の前期高齢者は複雑な気分だろう。
一方、すでに後期高齢者は得をしたような気分??
いずれにせよ、お金に切羽詰まった国は禁じ手(?)を医学会に出させたのか。
老年医学の対象人口もグッと減るのに、グッと我慢して思い切った案を出した。
私は基本的には賛成。
しかし労働の問題をしっかり考えないと、失業した準高齢者が増えてしまう。
ボランテイアや社会活動と言っても、お金が無いとその余裕も出ないはず。
本当のことを言えば、
男性は70歳からで
女性は75歳から、と言って欲しかった。
男性と女性の寿命が7~8歳違うことを考えれば、
男性は、67歳から
女性は、75歳から、としてもいいかも。
しかしそれでは、男女間で争いや差別のようなことが起きるかも。
それなら、男性は、65歳になった途端に8歳ゲタを履かせてはどうか。
65歳の次の年は73歳になると浦島太郎みたいで気分が悪いだろうな。
あるいは、女性だけ、65歳以上は、8掛けという案はどうか。
65歳の次の年は66歳だけど、8掛けで53歳に戻るのだ。(男性そのまま)
嬉しいような、嬉しくないような。
しかし死ぬ時の年齢から逆算して考えるなら、まさに、男女平等である。
上野千鶴子さんはなんとコメントするのか、聞いてみたい。
いろんなことを考えてしまう正月ニュースだった。
ふざけてゴメン。。
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この記事へのコメント
「後期」がはずれて、ただの「高齢者」にしてくれるらしい。
「後期高齢者」という名の付いた保険証が届いたときは、やはりガックリ感を否めませんでした。
前期・後期とくれば、「終末期/最終段階」という、「三人称」的な行政/医療用語に行きつきます。
「シュウマツキ」とよりも、「枯れ木」とか、「断末期」とか、「恍惚期」とか、
「涅槃期」という語感のほうがしっくりくるのですが。
「前期」の人たちは、「准教授」のように、「准」が付くらしい。
「後期」の人たちは、「正教授」のようになるのでしようか。
「老年学会」や「老年医学学会」の「老年」名称は、どうなるのでしょう。
なぜか、「幼児期」「青年期」「壮年期」「老人期」という生涯区分のほうが、なつかしい。
じつは、「ぺけぺけ計画」が、背景にある?
中国では、若い武術家でも、「老師」とよばれる人がいます。
「老酒」も、ありますね。
こと、漢字に関しては、日本は中国古典に頭があがりません。
「元号」選びも、漢籍から、拾い出さねばなりません。
もともと「元号」は、君主が時間と空間を支配し、「臣民」を王権に服従させるためのシステムの小道具だったとか。
もうそろそろ、「元号」とは、きれいさっぱりお別れしてはいかがでしょう。
毎年、永年の友人からやってくる「皇紀2677年元旦」とあるべき賀状が、なぜか今年届きませんでした。
ある特定のyを受け継ぐ「神武紀元」の方がよい、という御仁もおられるかも。
昨年亡くなった「皇族」は、「天皇は鉄●につながれた『内閣の奴隷』」「神武は不存在。紀元●復活(建国記念日)は葬るべき」などと喝破。
いつの日か、明仁一家が、にんげん的に解き放たれん。
Posted by 鍵山いさお at 2017年01月14日 04:15 | 返信
男女間で高齢者の対象年齢を変える
画期的なアイデアのような気がします
75以上にならないと年金支給を受けられないとすると
男性の場合は今までに支払った額より貰えるまで生きられる人って何%くらいなんでしょうかね
凄い詐欺のような気が・・・
年金支給年齢も男女間に差をつけるべきです。
これは差別じゃなく、男女の平均寿命差からして理の当然だと思います
Posted by 隣県人 at 2017年01月14日 07:55 | 返信
ジュリーがコンサートで「激怒」と、 News の見出しにまでなったのは、これですね。
何かと疲れ気味になった時期:65歳に足を踏み入れた時に、肩の荷を下ろすような安堵感を
持ったのも事実ではないでしょうか。「まだまだ元気」とか言いながらも、免罪符を貰った
ような得した気分を味わった、元サラリーマンが多かったのではないでしょうか。
シニア割引の特典を使って、旅行や映画に金銭を費やしてくれたのも、その年齢層の多く。
一方で、介護保険利用者の制限を厳しくするための引き上げと考えれば、それも一理あり
と思います。猫も杓子もデイサービス通いの恩恵を受ける贅沢を垣間見たりしますと、
「介護とはなんぞや?」と思ったりしたものです。
ただ、ブログにもありますように、一律に年齢だけで分けられるものでもないと思う部分が
確かに、多々あると思いました。
Posted by もも at 2017年01月15日 12:23 | 返信
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