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在宅医療がコアカリキュラムに
2017年02月25日(土)
今夜は在宅医と厚労省、文科省の先生方との勉強会だった。
昨日決定したばかりであるが、在宅医療や支える医療が、
医学教育のコアカリキュラムに組み入れられることが決定した。
昨日決定したばかりであるが、在宅医療や支える医療が、
医学教育のコアカリキュラムに組み入れられることが決定した。
これまでの医学教育は、これから20年間、ある意味否定される。
・在宅医療
・支える医療
・高齢者医療が、医学教育の中心になる。
これに取り組まない病院も開業医も淘汰されるので、
否応なく、在宅や看取りに取り組むことになるのだ。
久々に厚労省のトップ、辻哲夫さんの講演、辻説法を1時間拝聴した。
衰えるどころか、益々血気盛んで、2025年に向けて気合いが入っていた。
文科省の医学・薬学教育もそれに呼応して、地域包括ケア教育が中心となる。
これは平成31年の医学部入学生から施行される。
その学生は現在16歳。
多死社会のピークは2040年で、23年先である。
今、16歳の子供は、その時、39歳で医療の中心になっているはず。
そう、2040年を乗り越えるための最終教育体制が本気モードになるのだ。
圧倒的に後期高齢者医療が医療の中心になるので、当たり前の準備である。
それが理解できない医療者は、年々不要となっていくことが明確に示された。
私は「大学の教授や大病院の部長クラスも再教育しないと無理」と助言した。
必ずや、現在、在宅医療に無理解な指導医や教授クラスも変容するだろう。
今日は、役人さんから「ヒポクラテスの誓いを知っているか?」と質問された。
「知らない」と答えた医師のほうが多かったことに私は驚いた。
結局は、「教育」なんだろう。
知識や認識の偏在や非対称性は、教育で「是正」するしかない。
それは学生や研修医だけでなくトップもやらないとあまり効果が無い。
トップはプライドが高いので、グループワークでやることも提案した。
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この記事へのコメント
おはようございます。
ヒポクラテスの誓いを知らない医師の方が
いるなんてびっくりです。
医師の方は大学卒業の時に一度は目にしている
のかと思っていました。
本当は一度とは言わずに毎朝、クレドの様に唱えても
いい位なのに。
Posted by 匿名 at 2017年02月25日 04:33 | 返信
2025年 今から8年後
2040年 今から23年後
その時、いわゆる認知症の症状を呈する患者が、漸減している可能性を信じています。
そのために、
まずは、認知症薬による薬剤性認知症を無くす。
幼児学童を含む若い世代や妊婦にも処方されている抗うつ剤、抗不安薬、向精神薬を無くす。
睡眠薬処方を見直す。
(不治・末期の疼痛管理以外の)頭痛や生理痛などの鎮痛剤処方を見直す。
降圧剤、胃腸薬など、あらゆるクスリの長期服用を見直す。
クスリを処方する前に、生活改善を指導する。
高齢者自身が、自分で自分の健康を管理し他者に依存せず自立して生活する。
高齢者諸氏、
「高齢者はビョウキもちでクスリばかり飲んでいる厄介者」イメージを払拭しませんか?
Posted by 匿名 at 2017年02月25日 05:19 | 返信
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