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認知症の運転免許は悩ましい

2017年04月10日(月)

軽度認知機能障害があっても自動車運転をしている人はいくらでもいる。
今後は認知症専門医やかかりつけ医が後期高齢者の「診断書」を作成する
とのことだが、いろいろ悩ましい問題があるのでもう少し練った方がいい。

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認知症と道交法
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【改正道交法に関わるQ&A】
平成29年3月施行の改正道路交通法により、運転免許更新時や一定の交通違反
を行った際に警察で行う簡易の認知機能検査の結果、認知症の疑いありとなっ
た 75歳以上の高齢者は、公安委員会の指示により、認知症であるかどうかの
検査・診断を受けることを求められます。今後、このような事情により本学会
の会員医師を受診する高齢者が増えると予想されることから、本学会を含む認
知症関連5学会が合同でQ&A集を作成いたしました。先生方におかれましては、
本Q&A集を参考に診療にあたっていただければと存じます。

認知症高齢者の自動車運転に関する専門医のためのQ&A集
http://dementia.umin.jp/pdf/road_qa.pdf

Q1. 運転免許更新時や一定の交通違反を行った際に警察で行う簡易の認知機
能検査の結果、「第1分類」(認知症の疑いあり)となった75歳以上の高齢者
は公安委員会からどのような指示を受けるのでしょうか?また受診した際の費
用の取扱いはどうなっているのでしょうか?

【A】75歳以上の高齢者が認知機能検査の結果第1分類となった場合、都道府県
公安委員会の命令(本命例は免許更新者に対するものであり、医師に対するも
のではありません)により以下のいずれかの方法により医師の診断による診断
書の提出が必要となります。

a「臨時適性検査通知書」の場合:都道府県公安委員会が指定する医師の診断・
検査を受けます。この場合の費用については全額公費負担となります。

b「診断書提出命令書」の場合:都道府県公安委員会から通知された「診断書
提出命令書」及び「医師の皆様へ」を持参の上、医療機関を受診します。第1
分類とされた方は、認知症の疑いがあると考えられることから、この場合の保
険医療機関における認知症の診断に係る診察・検査等の費用については原則と
して保険請求が可能となります。ただし、療養の給付と直接関係のない診断書
の発行にかかる費用については保険請求の対象とならず、ご本人の負担となり
ます。まずかかりつけ医を受診された方について、かかりつけ医から精査希望
等の形で専門医療機関が紹介を受ける場合も、認知症の疑いがあるとの診療情
報の提供にもとづいて診断の依頼を受けてください。なお、公安委員会からの
文書は医療機関から出される診療情報提供書には相当しない点にご留意くださ
い。臨時適性検査や主治医診断書提出に係る費用負担についての疑問点等は、
都道府県警察本部交通部運転免許試験場○○係(「診断書提出命令書」や「医
師の皆様へ」に記載されている問い合わせ先)にお問い合わせください。

その他ガイドライン等のまとめ
http://dementia.umin.jp/link2.html

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


以下、私見

1) 都会と田舎では交通事情がかなり違うのでは。

2) ピック病は記憶もいいし運転も上手いのだが。

3) ゲームセンターにあるドライビングマシーンによる判定も必要では。

4) 後期高齢者の運転免許の可否判定センターを各都道府県に作っては。

5) いずれにせよ、診断書だけでなく実技も重視すべき

6) 予備軍(MCI)や75歳以下はどうすればいいの?
   60歳代の認知症の人もいるし。

7) 医者の診断書はあまりアテにならないと思うが。

8) でも結局、何かあれば医師の責任を問われる?

9) 迷った場合はどうする?二者択一なのか?

10) 家族や周囲の意見も参考にすべきでは。

思いつくままでも、様々な課題がある。
もう少し練ったほうがいいのでは。

でも事故が多発しているので、あまり余裕はない。

また高齢のタクシードライバーは急務だ。
何度か死にそうになったし。

多くの医者は、とっても悩むだろう。



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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

認知症の運転免許は悩ましい ・・・・・・ を読んで


高速道路の逆走、ブレーキとアクセルの
踏み間違え ・・・・・ 等など、各地で悲惨な
交通事故が発生し、痛ましい犠牲者が出
ている現状において、高齢者の自動車運転
を制限する考えが出てくることは理解し
ますが、それと関連づけて、75歳以上
の高齢者に条件付きとは言え “認知症判定
〔検査・診断〕” を義務づけることに危機感
を感じています。
認知症の診断は専門医でも難しく誤診も多い
と言われて? います。
高齢者が老衰や自然死したのを解剖してみた
ら体内にがんが見つかった ・・・・・、という
“寿命がん“ があるように、高齢者が老衰や
自然死した後で周囲の人が、そういえばちょ
っと呆けていて認知症だったかも ・・・・・、
という “寿命認知症” があっても良いと思
います。
2人に1人ががんに罹り、3人に1人が認知
症に罹る時代です。
痛ましい交通事故を減らす目的とは言え、水
面下に隠れている認知症をシステムとして顕
在化させると、“認知症の疑い” ⇒ “認知症
の確定診断” ⇒ “抗認知症薬の投与” ⇒ “易
怒性・興奮” ⇒ “施設への措置入院” ・・・・・・・
“施設死” という望ましくない負のスパイラル
が始まることを私は懸念しています。
このような “医源病(医者が作り出した病気)”
“人災” で、多くの人の自由と尊厳を損なうこ
とがないようにと祈っています。
寝ている子どもを叩き起こす:水面下に隠れて
いる “認知症” をシステムとして顕在化させる
ことについては、長尾先生が指摘されて居られ
るように、慎重な調査と検討が必要と思います。

Posted by 小林 文夫 at 2017年04月10日 02:00 | 返信

青年層、壮年層、老年層と分類した場合、かならずしも老年層に暴走事故が多い、
というわけではないそうですね。
かつて正面衝突したとき、停止車対直進車の責任割合は、8対2。
突っ込んできた相手は免許取立ての青年でした。

なんどか、高齢者講習をうけたあと、自らの意思で廃車、免許返納にいたった者として、
「一定の年齢」で区切って、検査、診断、免許剥奪というのはいかがなものでしょう。
医師、看護師から国会議員、首相にいたるまで、一定の年齢ごとに検査、診断・・・
とくりかえされても、可なりや。
救命救急医で、たしか「70歳以上は搬入拒否せよ」と勇気?ある提案を
された方もおられましたね。

最近、なにかと短絡的な発想、即実施というパターンが多いように感じられますが、
これも錯覚でしょうか。
凶悪少年がふえているので、「少年」の刑法年齢を小6まで下げようという極論も出ています。
実際は、かなり減ってきているという専門家もいます。
政治・外交における「幼児的凶暴性」も、困ります。
大使「一時帰国」させたはずが、あわてて「帰任」。
「少女像」OK、どんどんやってください、ということだそうです。
もともと、「アベ謝罪会見」を「外相代読」で済ませて、「最終的・不可逆的解決」というのは、
ポールを日本政府自ら動かしてしまった、姑息な外交力だったのです。
マレーシアと北朝鮮の「外交戦」は、なにを教えてくれているのでしょう。

トランプのシリアへの「一撃」は、「●●●へのコミットメント(抑制?)である」として、
首領様や日本人専門家が大喜びしています。
アベがトランプと電話でなにを話したかは、盗聴している機関にしか分かりません。
●●●も、「幼児的凶暴性」において、アベ、トランプにひけをとりません。
近日、またまた無謀なアクションをおこしたら、「レッドラインを越えた」として、
間髪をおかずシリア以上の一撃、ニ撃に踏み切らざるをえないでしょう。
「出口なき」行け行けドンドン。
「朕ガ忠良ナル臣民」は、拍手喝采?

当方の「認知機能」が錯乱しているのでしょうか。

Posted by 鍵山いさお at 2017年04月10日 03:26 | 返信

後期高齢者さまの運転免許証・適性について、その年代の方々の運転に関しては、
認知症患者であるのか無いのか、に左右されるものではなくて、運転技量が現実に
見合うのか否かを判断する方が、適格なように思います。
昨今、我々が自分の過失・技量を心配するよりも、不可思議な場面に翻弄されること
度々です。我が地元だけでなく、だと思うのですが、超高齢化社会の真っ只中にある
日本の現実としては、日常の交通法規的な尺度を度外視した、あっと驚く場面を
高齢ドライバーから突き付けられる場面が多々あります。
逐一を書き示すには膨大な程、『危険』と相手の車の後部に貼り付けたい程の、
そんな現実を憂いています。

Posted by もも at 2017年04月11日 10:09 | 返信

かねてからの個人的な考えですが、高齢化社会の中にあって、交通法規を遵守する
という概念を超えた、老化・(判断力や運動神経の)低下によって被られる危険な場面に
ついては、高齢者を敬うという思い・心配りとは別に、やはり、社会的に考えて
対策しなければならない現実が、あるのだと思います。
けれども、認知症に絞って対策すると、それは個人の病歴を社会が把握することに
なるので、偏見やプライバシーに接触する危惧を抱くものです。
また、認知症という、境界線が曖昧な病気に関して、何かしらのラインを引いてしまうのは
レッテル的なイメージを植え付けかねないと思うものです。
認知症者か否かは別として、危険運転を行う高齢者は存在すると思うので、それは
病気か否か、の判断ではなくて、かつての自動車教習所に於いて、適性検査を受けると
いうような対策は可能と思いますし、医師による判断以外でも対策方法は考えられる
のではないでしょうか。
また、何かしらのプロとして携わるドライバーに関しては、その業界が対策に本腰を入れて
対処するのが当然だと思います。自動車の構造技術的に、ドライブレコーダーや自動ブレーキ
が当たり前な現実なのですから、人=ソフト面での 管理・対策は事業者の心得次第では
ないでしょうか。
高齢者の免許返上のタイミングを段階的に精査し、そして納得して頂けるような仕組み造りは
さして難しいことではないと思います。
合わせて、移動手段を公的に補助するコミュニティーバスであるとか、サービス手段の拡充を
担保する対策を練る必要性があるのだと思います。

Posted by もも at 2017年04月11日 11:50 | 返信

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