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仮設暮らしでも「おかげ様で」

2017年04月09日(日)

今この時も原発事故のため避難したり仮設暮らしの人がおられる。
全村避難の飯館から伊達市伏黒の仮設にお住いの菅野榮子氏は
ノーベル賞作家の質問に、「おかげ様で・・・」と答えられた。
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○世界の現実を見つめ、未来を生きる指針を語る、番組
 
NHK教育テレビの「こころの時代」「小さき人々」の声を求めて」で、ノーベル
賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんは去秋、生涯追求する「小さき人
々」の声を聞くため、福島を訪ねた。世界の現実を見つめ、未来を生きる指針を
語る。
 
○『まあおかげ様で、土と太陽がありましたから、ここまで生きてこれました。』

スベートラーナさんが「与えられたよその地で済むのは大変でしょう?」の問い
に、菅野さんは、
『まあおかげ様で、土と太陽がありましたから、ここまで生きてこれました。』
『不自由さの中にも何かを、自分でしたいことを見つけて、見いだせないと、こ
の放射能は生きれれない。』
と思いました、と。
 
○『生きていかなくちゃ。今この時間だって私の人生。』
 
番組後半司会者の方が、
「行政の方ではそれを撤去して村に帰るように、しかし村に戻ることもできな
いし、帰っても生活のめどがつかないという人たちもいるんですね。ですからあ
あいうお年寄りたちは今から、もう一度別な意味での放浪をはじめると言います
か、さまよい始めるような岐路に立っているとも言えるんですよね。そういうお
話もあの時なさいましたでしょうか?」
 
スベートラーナさんは、
「はいそういうお話もお聴きしました。原発事故は誰よりもまず、農民に襲い掛
かったんです。大地の上で暮らしていた自然と生きる人々に。彼らは、自分の居
場所をもぎ取られました。」「何らかの保証金と、一時的な住まいは与えられま
したが、まさに根こそぎ折られた花のようです。」

でも彼女(榮子さんは)はこういいました。
 
『生きていかなくちゃ。今この時間だって私の人生。』
 

 
○「小さき人々は」永遠に続く鎖。
 
「小さき人々は」永遠に続く鎖。
その鎖を、断ちきり自らを滅ぼすほど、人間は狂っていないと祈りましょう。
やはり歴史は前を向いていると信じたい。
道の途中で立ち止まったり、時には、来た道を逆戻りしたりするようなことがあっ
ても、とにかく前進は続いているんだと信じたい。
少しづつではあるけれど、前に進んでいくのだと。
それを夢見ましょう。



こころの時代~宗教・人生~「小さき人々の声を求めて」

ノーベル賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんは去秋、生涯追求する「小さき人々」の声を聞くため、福島を訪ねた。世界の現実を見つめ、未来を生きる指針を語る。
ノーベル文学賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんは、「小さき人々」と呼ぶ民の声を発掘し、独自の文学を築いた。チェルノブイリ原発事故被災者の苦悩を描き、核と人間の問題に向き合ってきた彼女は、福島の原発事故に衝撃を受ける。以来、念願してきた福島の「小さき人々」への取材が去年11月実現。2000年に「小さき人々」をテーマに対談した作家・徐京植さんと16年ぶりに再会し、未来をいかに生きるか、語る。

【出演】ノーベル文学賞作家…スベトラーナ・アレクシエービッチ,【きき手】作家・東京経済大学教授…徐京植こころの時代
※再放送 2017年4月15日 午後1時00分~ 午後2時00分
 
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この記事へのコメント

ブログの中で何度も繰り返されるフレーズ。
人類の歴史や営みを感じ、意思の強さに感服します。
「それでも生きていける。土と太陽があれば。」と達観した凄いお言葉。
......
>「小さき人々は」永遠に続く鎖。
>その鎖を、断ちきり自らを滅ぼすほど、人間は狂っていないと祈りましょう。
>やはり歴史は前を向いていると信じたい。
>道の途中で立ち止まったり、時には、来た道を逆戻りしたりするようなことがあっても、
>少しづつではあるけれど、前に進んでいくのだと。
>それを夢見ましょう。
>とにかく前進は続いているんだと信じたい。
>少しづつではあるけれど、前に進んでいくのだと。それを夢見ましょう。
......
『生きる』ことを示して頂いた、明快で、衝撃的な文章です。
感動的です。

Posted by もも at 2017年04月09日 11:16 | 返信

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