【青森】むつ市とエーザイ 認知症啓発で協定
2017年5月2日 (火) 読売新聞
むつ市は、認知症の人が暮らしやすい地域づくりを進めるため、製薬大手「エーザイ」(東京都)と連携協定を結んだ。認知症に関する同社の研究成果を市の啓発活動に生かしていく。
市は、従業員の半数以上が「認知症サポーター養成講座」を受講した事業所を「認知症サポート事業所」に認定する事業を進めており、27日までに7事業所を認定した。
今回の協定に基づき、同社が作成した認知症に関するパンフレットやDVDを市に提供する。市は、養成講座の教材として活用したり、認定事業所に配って従業員の理解促進に役立ててもらったりする。
26日に行われた締結式で、同社hhcソリューション本部の田でん芳郎本部長は「むつ市の状況に合った形で認知症の人や家族に貢献していきたい」と述べ、宮下宗一郎市長は「高齢者や認知症の方々に優しい街づくりにつなげたい」と語った。
同社はこれまで、全国の自治体や医師会などと同様の協定を結んでおり、今回が91件目で、県内での締結は初めてという。
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製薬会社が、薬剤の販売から得た利益を広く社会に還元するCSRは、いいことだ。
しかし都内の老健でやられているように、CSRの名を借りてアリセプトの
人体実験をするのであれば、明らかに倫理規定に反する重大な犯罪行為だ。
「CSR」と「犯罪行為」
両者は一素人には、一見、区別がつきにくい。
これを見極めるためには、プロの存在が必要。
先週の京都でのアルツハイマー国際会議では、エーザイがスポンサーになった講演会で
増量規定を造ったエラい先生が『レビー小体型認知症へのアリセプトの推奨」をしていた。
その先生は、「アリセプトは多ければ多いほど良い」というとても分かり易いお考えだ。
ああ、ああ・・・
国際会議での沢山の発表のなかに、増量規定撤廃や適量処方や少量投与など
薬物療法でもっとも大切な情報は一切報じられていなかった。
可哀そうなのは患者さんである。
懇親会でいろんな当事者やご家族と話していると「抗認知症薬の薬害」に苦しんだ人が
多数おられたがそれらの話題が大きな学会で一切表に出ないことに強い違和感を覚えた。
情報の非対称性。
せめてこのブログを読んで下さっているみなさんが、口コミでいいので
周囲の人に正しい情報を伝えて頂き、一人でも薬害から救って頂きたい。
PS)
GWもいろんな仕事に埋もれています。
ブログも更新するので、毎日、2つのクリックをよろしくお願いします。
この記事へのコメント
製薬会社の人体実験場だから特養と老健には老人を入れちゃダメです。
だけどね、特養も老健も、多額の税金が投入されてるんです。
一般の私立の老人ホームとは違う官製の老人ホームなんです。
そこで、クスリの人体実験がまかり通るってことは、
厚労省は何やってるの?
薬剤性認知症患者をたくさん作って何の利益があるの?
ちなみに、生活保護受け入れも可能で月額10万円程度で頑張っている私立の老人ホームもあります。
特養と老健に税金を投入するのをやめるべきです。
Posted by 匿名 at 2017年05月03日 07:14 | 返信
私は両親共、老健も特養も有料老人ホームも入居させた経験があります。
老健も特養も、医療に関して質問したり処方薬を教えてくれと聞いたりすると、
看護師も相談員もあからさまに嫌な顔をします。
介護職員は「クスリのことは看護師さんしかわかりません」の一点張り。
医療に関して、クスリに関して追及すると、
「そんなにヒマならご自分で介護できるでしょ?」と言われたこともあります。
特養や老健に入れるってことは、「入居者にどのような医療を施しても施設の自由、それがイヤなら出てください」なのです。
まず、特養と老健の医療制度を改革しない限り、薬害被害者はどんどん増えます。
Posted by 匿名 at 2017年05月03日 07:23 | 返信
@@@の後の本日ブログ文中の
「しかし都内の特養でやられているように」というのは、特養ではなく老健ではないかと。まあ、おそらくすでに秘密裏に特養でもやっていると推測できますが。
長尾先生のブログ2017年03月16日(木)の「介護施設にアリセプトを無料提供?」の「こちら」クリックで読める文中では以下のように書いてあるので、
『(エーザイ)内藤CEOは、自身が強い問題意識を持っている介護施設に必要な薬剤が十分に提供できていないというドラッグアクセス問題の改善に向け、東京都内の介護老健施設に対し、アルツハイマー型認知症治療薬アリセプトを、必要な入所者に供給する試行事業を開始したことを明らかにした。』
この文面からは、老健はすでにアリセプトの無料人体実験をやっているが、特養がアリセプトの無料配布に応じているか否かは表ざたにはなっていないようです。
老健は薬代が施設持ちなので、薬価の高いアリセプトを使いたくない。だからどこの老健も無料配布を歓迎するでしょう。しかも、表面的にはわかりづらいけれど、精神病院そのものが老健を経営している場合がある。また、精神科を保持している病院はかなり多い。従って、無料のアリセプトで薬剤性認知症患者に仕立て上げて、自分の精神病院あるいは精神科へぶち込むお膳立てができているのです。
そういった意味では、病院が経営母体である老健よりも、社会福祉法人が経営母体である特養の方が「強制医療行為」は少ないはずなのですが。
問題は特養の施設医師です。特養の施設医師は強力な権限を持っているので、施設医師の方針に従えない入所者は出て行かざるをえない。クスリも施設医師のお好み通りになります。
エーザイは老健の次に特養の施設医師を抱き込むでしょうね。
あと、医療法人が経営母体である特養もありますので、重々お気をつけあそばせ。クスリでキチガイにされますよ。
Posted by 匿名 at 2017年05月03日 09:10 | 返信
エーザイが91の自治体・医師会と提携協定 ・・・・・・・ を読んで
長尾先生は本ブログの中で、「エーザイがスポンサーと
なった講演会で、“増量規定を造ったエラい先生が 『レ
ビー小体型認知症へのアリセプトの推奨をしていた。
その先生は、「アリセプトは多ければ多いほど良い!」
というとても分かり易いお考え!』”」 と日本医療界の
重鎮の活動を紹介されていますが、そのエラい先生は
ご自分が処方した薬を服用した人〔患者さん〕の症状
変化を、その後ご覧になることはないのでしょうか?
レビー小体型認知症という薬に敏感に反応する患者に
興奮系のアリセプトを処方したら、酷いことになると
指摘されている医療関係者が多数居られるようです。
どちらが本当のことを言っているのでしょうか?
どちらも共に正しいということはないと思います。
もし、アリセプトを処方したことによって症状が悪化
するようなことが放置されているのであれば ・・・・・・
日本の医療界はどうなっているのでしょうか?
日本の医療行政〔厚生労働省〕は何をしているので
しょうか?
日本の医療界の事情、製薬業界の事情で、無垢な
一般市民が酷い目にあわされていることが事実で
あるならば、許されないことと思います。
長尾先生、一日も早く、医療界を是正して私たち
を助けて戴きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
Posted by 小林 文夫 at 2017年05月04日 08:43 | 返信
匿名さま
ご指摘のコメント、怖い々々内容ですね。
薬害被害者の当事者とならないよう、重々
気をつけたいと思います。
具体的には、多少の不調を感じても決して
医療に近づかないことが自分を護る唯一の
手段と言うことなのでしょうか?
即実行出来る、実現可能な対応策について
補足説明をして戴けるとありがたいと思い
ます。 よろしくお願いいたします。
特養の施設医師は強力な権限を持っている
と記述されていますが、その医師の考え一
つで、他人の人生を踏みにじるようなこと
が何故許容されているんでしょうか???
法治国家である日本において、そのような
犯罪行為が放置されていることが俄かには
信じられませんが、何故か本当(現実)の
ことと感じられます。 怖いことですね。
小林 文夫から匿名への返信 at 2017年05月04日 10:38 | 返信
小林文夫さんへ
特養の「悪口??」を書き連ねた匿名です。
私宅はまだ片親が残っていますので、いかにブログコメントとはいえ詳細な経過は書きたくありません。ので、正確にご理解いただくのは難しいかもしれませんが説明します。
特養の医療は、特養が雇っている施設医師に一任されています。
眼科、歯科、耳鼻咽喉科、外科など科別に熟練した医療行為が必要となる場合は、その分野の医師が特養に往診に来ることは可能ですが、目薬処方や切り傷の手当程度でしたら施設医師がやります。
しかし、内科を中心とする全般的な医療について施設医師以外の診察を希望する場合は、本人をその病院・医院・診療所まで運んで受診しなければなりません。往診は不可です。
つまり、緊急時でも本人を受診のために搬送しなければならない。
たとえばK医大病院にかかっていた患者が特養に入所後、たとえ軽い風邪でも特養施設医師の医療は受けずに、これまで通りK医大へ受診して薬もK医大から処方してもらうことは可能です。その場合、かかりつけ医がK医大の医師になるので、緊急の場合も臨終の場合もK医大へ運ぶ、あるいは救急車でどこかへ搬送、ということになります。施設医師は一切関与しない。
観点を変えると、他にかかりつけ医師を持っていて、そのかかりつけ医師が緊急の場合でも常に受け入れ可能であれば、入所者は施設医師に従属せずに特養で生活できます。かかりつけ医師でなくても良いのです。特養の近くにある医院や診療所の医師でも良いのです。
施設医師以外の医師に受診可能であれば、施設医師の従属下に入らずに生活できます。しかし往診は不可です。そういう制度なのです。
かかりつけ医師がすでに決まっていて、その医師が昼夜を問わず常に自分の医療機関で受け入れてくれる場合は不安ないでしょう。(往診は不可です。)
しかし、特定の医師とそのような蜜月関係にある患者は極めて少ないと思います。
一方、近隣の医師が、特養入所中の老人がいきなり受診に来ると、まず怪訝な顔をするでしょう。なぜ当医院を受診なさるのですか? 特養にはお医者様がいますよね? ということになる。
それ以前に、常に本人を受診させることができる生活環境にある家族は極めて少ないです。
たとえば、熱を出した、食事を食べない、爪をソックスにひっかけてはがした、鼻水が垂れている、などなど、大したことがないかもしれないけど放置はできない症状が多いのです。これがもし、老人でなくて自分の子供なら、たいしたことないよ、早く寝なさい、で済むことが、老人はムズカシイ。施設で生活しているとそのたびに電話がかかってくる。施設医師の従属下に入っていないと、そのたびに本人を医者に連れて行かなければならない。施設医師の従属下に居れば、必要に応じて常に往診に来てくれる。これが、特養です。
老健は、老健以外の医療機関を受診することは(基本)できません。受診する場合、医療費は100%老健が負担する規則なので、他医療機関受診希望者は老健が嫌います。
こういった特殊な医療制度下にある特養や老健が、クスリの無料配布に手を染めた場合、何が起きるのか、サルでもわかる・・・
根本的な問題は、患者が、お医者様に診察していただくために、ものすごく苦労している、人間としての尊厳を医師に売り渡している、それが当たり前になっている日本の医療制度そのものにあります。
ちなみに、現在の私宅の老親は、特養の標準料金程度の有料老人ホームで、「話し合うことが可能な」在宅訪問診療医師と良好な関係にあります。また今後も良好な関係を持続するために、家族として努力するつもりです。
ずいぶん遠回りをしました。
Posted by 匿名 at 2017年05月04日 05:31 | 返信
匿名様
自分(家族)の置かれた状況を理解する努力。
診てくれる医師とのコミュニケーションを取
る努力。が必須で、更に理解がある医師と出
会う僥倖が必要?! ということでしょうか?
高い高い壁がありそうですね。
匿名様の場合、不断の努力をされた結果、話し
合うことが可能な “在宅訪問医療医師” と出会
え良好な関係を築かれているとのこと、おめで
とうございます。
補足の説明 ・・・・・・・ ありがとうございます。
Posted by 小林 文夫 at 2017年05月05日 07:46 | 返信
見ず知らずの小林さんに絡むつもりは毛頭ありませんが、
ちっともおめでたくないんです。
私の父の「良好な状態」は、母の犠牲の上に成り立っています。
そのクスリを飲めば本人の状態が必ず改善する、あるいは、そのクスリを飲まなければ本人が苦しむ、本人がそのクスリを飲まなければ周囲が混乱に陥って収支がつかない、ような、
「絶対的に必要なクスリ」ではないにもかかわらず、私は母がアリセプトを飲むことに同意しました。もちろん、5mgをピルカッターで4つに割ってですが。
母は激烈なアリセプト被害者ではありません。まもなく老健に入所したので薬価の高いアリセプトは中止でした。しかし、今振り返ると、母は認知症ではなかったと思う。父との生活に追い詰められていただけだと思う。長谷川式テストができなかっただけで「認知症です」と断定した最初の医者が阿呆だったのに、2009年春当時の私は「え? 認知症って何?」状態だった。
その後2009年6月に父の食道癌が確定。言い訳になってしまいますが、人間として軽蔑している父の介護を優先せざるを得なかった。認知症より癌の方が、フツウは早く死んでしまうから。
今の父の安寧は、母が犠牲となって教示してくれた経験の積み重ねが導いてくれました。
私、この頃、「ああ、この人も母と同じような道をたどるだろうな」と感じることが何度もあります。それは、まるでヘルパーさんのように、夫と推測できる高齢男性の車椅子を押している女性と目があった時です。
車いすの高齢男性は不機嫌そうにふんぞり返っている。
当時の父は車いすではなかったけれど、もともとワンマンな性格の上に、脳梗塞治療後でわがまま放題でした。母は、報いられることのない自己犠牲を払って夫に懸命に尽くした。そして、追い詰められ心を病んだ。
女性に認知症が多い、といわれる理由は、わがまま放題の夫に自分を殺して尽くすことが当然の如く求められる社会構造に原因があると思います。
小林文夫さんも、そういった観点から、高齢者カップルを観察してみてください。
匿名から小林 文夫への返信 at 2017年05月06日 02:20 | 返信
もう十数年も前のはなしですけど、母のお友達の女性がいつの間にか救急病院に、入院さされていたので、驚いて母とお見舞いに行きました。キリスト教の信者だったので、教会の人達が、老人福祉の助成制度を利用したり、デイサービス、ショートステイなどのサービスを紹介して利用させていました。
正月を挟んで10日間社会福祉施設の特養にいて、正月明けに帰宅した途端心不全を起こして倒れたので、教会関係者(医師夫人)が救急病院に入院させた。担当の若い医師は「もう帰宅しても良い」と言ったのに、医師夫人が「この人と私達は、他人です。今帰宅したら危険だ危険だ。この人は痴呆症です」と抗弁して隣町の病院付属の老健に入居しようとした。遠くに住んでいた死んだ主人の姪が親戚一同を連れて見舞いに来てこの女性の財産やマンションの権利書をもって帰った。この女性の遠くに住んでいる唯一の弟に電話して訴えたが「私達夫婦には姉を面倒みる気力が無い。死んだ主人の姪に任せます。いっさい文句を言いませんという念書を書いて送りましたので、死んだ主人の姪に聞いて下さい」との事でした。
私は、丁度、介護支援専門員支部でエーザイのプロパー(MR)の「痴呆症について」のご講義があるので参加しましょうという呼びかけがあったので、参加しました。簡単な痴呆症についての説明があった後、プロパーが言いました。
「介護支援専門員の皆さん、痴ほう症の人を見かけたら通報してください!」
長い間「通報するって、何処に通報しろと言う意味だろう?」と思っていましたけど、結局医師夫人がライオンズクラブでプロパー(MR)から同じ様に痴呆症の説明をうけて、母の友達の女性を救急病院の若い医師に無理やり「痴呆症」の診断を書かせて老健に送り込もうとしたのだと分かりました。
この女性は死んだ主人の姪の住む町で股関節の手術をしました。でもこの町は、昔から在宅介護を推進して、入居できる施設が無かったので、また私達の住む町の社会福祉施設運営の特養に入居しました。時々見舞いにいきましたけれど、股関節の手術をしてもらったけれど、正常圧水頭症の症状があったので、とうとうリハビリで歩く事ができませんでした。私が母の介護や自治会の仕事で忙しくしている間にいつの間にか亡くなられました。
「私がショートステイに行った後、気絶したのがいけなかったのね?」と言ってサメザメと泣いていたのが忘れられません。
介護支援専門員と言いながら、多くの人達が無念の涙を流すのを、ただ見守るしか能が無い自分に嫌気がします。年を取って無力になった人達が、恐ろしい罠に落ちる事からなんとか救いたいと思います。
かく申します私も、無力な老人になってしまいました。どこまでできるか分かりません。
Posted by 匿名 at 2017年05月06日 02:27 | 返信
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