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甘利議員に聞く、どうなるTPP

2017年05月29日(月)

エンドドブライフ協会の顧問をお願いしている武見敬三議員の勉強会に参加。
アメリカが離脱したばかりのTPPが今後のどうなるのかについて甘利議員と
武見議員との対談を聞きながら、TPP戦略がなんとなく分かった気がした。
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●安全保障から見た経済保障(甘利先生・武見先生対談)

<武見先生>
・医療介護福祉は今後国内のみ提供すればよい時代ではなくなる
 アジアの高齢化にも対応して、対外的に大きく発展することが望まれる
 その中でも人の命に係わる分野なので共通のルールが必要
 そういう認識を持っていたところ、すでに甘利先生は取り組まれていた
 TPPのご経験、ルール作りの戦略について伺いたい

・TPPで日本の皆保険制度が崩されるのではないかと懸念する先生方もいた
 しかし社会保障は別の枠組みで整理されている
 アジア太平洋全体でこの一国のみが大きな主導権を握ることになると
 著しく関係性が悪くなるだけではなくアメリカが信頼を寄せる状況ではなくなる
 その最先端で重要な役割を担うのが甘利先生
 

<甘利先生>
・業界の代弁者の方が多いが、武見先生は経済保障など十分に理解されながら
 業界からこういうこと言ってくれということそのままではなく
 これが日本にとって世界にとってよいことである、と俯瞰して
 貢献できることであると言える
 大変敬服している 国際的な知見も豊富
 一緒に仕事をさせていただいている
 その成果の一端をお聞かせできる
 

<武見先生>
・せっかく作り上げたTPPの作り上げたことをトランプ大統領により
 撤退するとなって・・・どうお答えになりますか

 
<甘利先生>

・オバマさん 本心はTPPやらないと損する でも首になる
 彼はTPPは絶対に必要 でも言い出したら即刻首になる
 と言ってたら自分が辞めちゃった 
 トランプにとっては唯一選挙公約が実行できた

<武見先生>
・インターネット分野や保険や・・・ その点はどうですか

<甘利先生>
・ネットはそれを使わないとならないインフラになっている
 Google, Amazon・・・ 
    軍事力使って中東にいき、アフリカにいく
 アメリカに作った国際標準が中国を制覇する


<武見先生>
・中国は国有企業が市場を支配 赤字をしても国が維持している
 国際社会では 下落している
 どうすれば中国の共産社会において 
 国際社会のルールにのっとっていけるか
 この点は交渉されていかがですか


<甘利先生>
・公正で透明なルール
 ただ、実行力
 ルールは日本が創るから実行させろでもいい
 それをアジアにしいていく
 主流になっていけばサインしてしたがいます
 でも中国はそういっても従わない
 日本が言っても従わないけど アメリカが言えば
 実行力に関してはアメリカを入れておいたほうがいい


<武見先生>
・TPP11か国になってきたので
 改めて政府のほうでは11か国だけでも成立させて
 経済的に水準の高い経済基盤を
 この点に関するお考えは


<甘利先生>
・アメリカが入らないと意味がない から
 入らなくても に変わってきた
・アメリカは12か国でもいいんじゃない
 トランプさんは俺はやらないと言っているけど
 みんながやったらいい

 日本がリーダーシップを取らないと
 日本がやるといったからついてきた
 いずれアメリカは自分だけ損するとなるから
 いずれ入ってくるだろう


<武見先生>
・その場合、ベトナムやマレーシア
 アメリカの市場が公開されることを見越して
 アメリカがそのマーケットの中になくなったとき
 この2か国をその中につなぎとめておくべきでは
 この点は


<甘利先生>
・確かに ベトナム国有企業
 オール国有企業みたいなもの
 アメリカで1000人の市場が摂れるから
 プラスマイナスでいいや
 未来永劫で入ってこなければ躊躇する

 当初の予測よりは11か国でいくと腹が固まりつつある
 日本でやる するとアメリカは嫌がるのでは

 日本は最高のチーム 

<武見先生>
・先だってAPEC閣僚級会議
 次の実務者の首席会合 東京で
 次の体制が具体的にどこまで組み立てていくか


<甘利先生>
・次の日本での会議は大事
 組み立て直す 変更は極力しない
 ベトナムマレーシアのように
 アメリカが入ってくるとすれば
 12か国が構成されるまでの間は

<武見先生>
・大変なプロセスとわかりました 
 そのうえで 二国間での協議をこれから進めるときに
 日本はどういう考えで臨んだらよいのでしょうか


<甘利先生>
・TPP 調整する選択肢が広範
 二国間は切れるカードは少ない
 こっちはあれだけどあっちはこうだ、という具合


<武見先生>
・日本は11か国でTPPの枠組みを完成させようと
 しているときに、アメリカとの二国間の情報は?
 
・今日は医療関係のみなさんがたくさんいらっしゃるのですが
 医薬品なんかは知的所有権については厳しい交渉が ご初見を


<甘利先生>
・いわゆる知財は開発期間が長くなると回収できない
 途上国は開発していないから早く安く使えたほうがいい

・ジェネリックが出てきてくれたらみんないいんだ
 その狭間に立つのですが
 特許の期間を短くすればするほど新薬がでませんよ
 難病に対して希望が持てませんよ
 新しい治療が
 患者に希望を与えることができない

 開発してるのはアメリカと日本くらい
 アメリカはわかりやすい
 誰に誰がついている 


<武見先生>
・知的所有権はTPPでも一番もめたと伺っている
・医学は確実に関わってくる
・薬価は今後どのように組み立てていくのか抜本改革
・新薬2年ごとに薬価の改定
 新薬 医薬品は加算措置を設けて企業の特許期間中に
 薬価の切り下げによって極端に落ちないようにという制度

 日本だけではなく外国の主要企業もその恩恵
 新薬に対する加算措置をどうするかこれから12月にかけてやる

・アメリカ米国医薬品業界にむけていろんなことを 
 経済協議でもいってくるということですかね


<甘利先生>
・利益率いいじゃないか できるだけ使用するようにといってくる
 だけど開発費が膨大なので確保しておかないと 新薬開発が
 使う方も開発する方も最大公約数でいい接点が見つかるように

・外国製薬会社も同じ 
 利益を確保することにはアメリカの製薬会社もっと露骨に言ってくる
 TPP進めていた時にアメリカは保険会社は民間 
 ほとんど誤解である
 TPPは投資省には環境や健康守る規制 
 政府はとっていいという大前提を書いてある
 日本は将来留保 未来にわたってやらないと確保

 

<武見先生>
・大変心強い話
 高いルールづくり
・他方で 医療保険制度 
 あくまでも国内の制度設計 できる限り自由にできる仕組みが大事
 まことにもって心強いお話
 改めてアジアの高齢化に対応した アジア健康構想 閣議決定
 医療や介護についてのルール化
 アジアの中で国境を越えて主導権をもって策定
 という考え方が随所に盛り込まれている

 医療制度の設計の仕方
 特に地域医療
 病院ではなく在宅で医療を受けられる仕組みを
 アジアで早いうちから 
 高齢化に対応していく 

 我が国が地域で医科歯科薬価
 将来の地域医療におけるルール作りの基盤になる
 国内でたこつぼに入ってしまったような 
 閉塞的な雰囲気を持つのではなく
 高齢化社会 アジアではアドバンテージ


 政府では制度づくりで政府間で協力して
 日本の考え方ルールを設定 アジアにも展開できるようになっていく

 好循環にしていく
 大きな視点から日本の国の形をダイナミックに作っていけるように

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この記事へのコメント

医療産業研究会というのがある。
http://www.meti.go.jp/committee/summary/0004627/summary.html
自民党政権は医療産業を国策として輸出したいのだ。
日本国内だけでは飽き足らず
日本の薬漬け医療を輸出してアジア諸国に副作用被害者を大量生産して
タダで済むと考えているところがほんとにアホ。
アジア諸国民をなめてはいけない。
日本国民のように「医者に文句を言っても無駄」とあきらめたりはしない。
国際訴訟になる。

Posted by 匿名 at 2017年06月01日 01:47 | 返信

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