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人材不足が続けば福祉は確実に崩壊する

2017年08月12日(土)

介護や福祉の現場の人材不足が深刻化している。
あちこちから悲鳴が聞こえてくる。
一方、平均寿命と健康寿命の差は縮まっていない。
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三俣さんのサイトから引用させて頂く。


人材不足が続けば福祉は確実に崩壊する

「超高齢社会非常事態宣言」が出ているが、
「施設崩壊」は、着実に進んでいるようだ。

福祉人材確保のための特別決議(案)
~人材確保なくして社会保障の維持なし~
http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/16-1shiryou%2016-1%20hukushi%20jinzai%2020170727.pdf

介護人材確保対策の抜本強化に向けた提言(案)
http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/18-3shiryou%2018-3%20kaigojinzai%201%2020170727.pdf
知事会、介護職員の更なる賃上げを要請 「人材不足が続けば福祉は確実に崩壊する」 of 介護のニュースサイト Joint
 


以下のサイトのデータも、とても参考になる

2016年健康寿命は延びたが、平均寿命との差は縮まっていない~2016年試算における平均寿命と健康寿命の差:基礎研レター



以上の2点から、以下の3つが浮かぶ。

1)介護職員の人材不足を解決する。
  そのためには待遇改善と遣り甲斐だ。
  理不尽な介護訴訟にメスを入れる事。


2)健康寿命をさらに伸ばす工夫を。
  ピンピンとコロリ(平穏死)運動
  略して、ピンコロ運動を国民運動へ


3)医療も介護も。「予防」にもっと重点を。
  そのためには、教育が大切。
  小学生、いや幼稚園の教育から始めるべき。

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この記事へのコメント

先日は虎ノ門にて名刺交換させていただいてありがとうございました。また、当方の発言を引用していただいたこと、感謝します。
 
さて、介護の現場からすれば、まず消防署による「現場も見ずに警察沙汰」を即刻辞めさせることです。長尾先生はよく「看取りの法律」といわれます。当方は、医師法第20条の但し書きのことを指している、と梅村氏の国会での質疑も把握したうえで認識している次第です(間違っていたら申し訳ございません)。ただ、そうであれば無意味です。そもそも、医師が「看取りの法律」に沿った運用をしたところで、それ以前に「現場も見ずに警察沙汰」が現実だからです。この場合、医師に文句を言う筋合いではありません。これが当方の問題提起「終末期の問題は警察と消防の問題」の根拠です。そして、救急車を呼ぶな!は完全に間違っています、単純に「かかりつけ医は365日24時間対応できない」現実を無視しているからです。 
 
先日、当方の職場の職員から退職の申し出がありました。理由を尋ねると、その人は高校卒業後、介護福祉士の専門学校に進学し、新卒で入職した方です。勤続15年目にいたり、入職当時と様変わりしすぎて、看取りが激増して「燃え尽きた」というのです。それを聞かされて、翻意する気にはなれませんでした。ただでさえ、精神的にも肉体的にも疲弊しているときに、やれ「現場も見ずに警察沙汰」になったり、外野から「介護スタッフの免疫力を鍛えなければ!」と精神論を語る医師のコメント、これらををみますと本当に介護の現場を理解しているのかいな?と不思議に思います。
 
優先順位が間違っています。まずは負担を軽減することです、肉体的にも精神的にも。金銭も大事ですが、それは有給の取得しやすさなどである程度まではカバーできます。他国においても、介護の現場は決して高給取りの職業ではない、と当方は認識しています。肉体的な問題はロボットの類でしょう、精神的な問題こそ「終末期の問題」と、いよいよもって痛感している次第です。
 
解決法は2点でしょう。従来は当事者同士で協議をして「救急車による看取り搬送」をするしかないと考えていましたが、最新版の「死亡診断書記入マニュアル」の5ページに『医師が患者の死亡に立ち会わず死亡診断書を交付する場合の考え方』とあります。これが夜間帯に亡くなった場合に医師が来れないケースなどで、予めエンゼルケアを施しても問題ないという考え方になる、と某医師が指摘しています。これらを柔軟に運用することで、ある程度までは解決できるはずです。そして、医療機関で死ねない時代になっていく、という前提のもと「終末期の問題は警察と消防の問題」と医師の側から指摘していただかないと。長尾先生はブログにて「警察は看取りと関係ないと言い張る」といいますが、当方が住んでいる県では県警の本部長及び警務部長が人事的ペナルティを喰らい、結果として本来はあり得ない「外部出向者の県警本部長」という人事がなされた実例があります。地元の新聞記者からは「ありえない人事」と、つまりそれだけ警察庁の上層部は重くみている、という指摘を申し添えておきます。
 
「看取りのルール」を知らないと路頭に迷う羽目になりまねませんよ?くらい脅したら、すこしは対応が変わるのではないでしょうか。

Posted by 匿名 at 2017年08月13日 10:12 | 返信

現在、老父が入居している介護施設も、ほとんどが派遣介護職員です。
ということが、入居後1年数か月経過して、はっきりつかめました。
そして、事務員も相談員も欠如のまま補給しない。
いつも慌しく看護師までが受付の電話に出ている。
つっつくと、求人を出しているが応募が無いからどうにもできない、と。
入居者一人に介護職員3人配置、を契約書に謳っているにもかかわらず契約違反は明らか。
しかし、この事実を役所に訴え出たところで、私宅の益にはならない。
ので、まともな施設を探し始めているが、
問題はまたしても医者。

医者は変更したくないのです。
ようやく巡り合った私宅の希望を「話すことができる」医者です。
患者や患者家族と「話す必要がない」と考えている医者はウヨウヨいっぱいいるけど。

現在の主治医の在宅訪問診療範囲の介護施設でも、介護施設自体が医者を抱え込んでいるケースが多い。施設が選んだ医者でないとダメ!!!
介護施設が医者を抱え込んでいるのか、医者が介護施設に言い寄っているのか、知らないけど、両者の間には「ビジネス」が存在している。
私立の介護施設も特養化して、「施設医師」の言う通りに「施設医師」が処方するお薬を黙って全部飲むことが「入居の条件」。

なんとかして家族をクスリから守らなくては・・・

Posted by 匿名 at 2017年08月14日 12:06 | 返信

私は団塊の世代で、競争ばかりさせられた教育で、医学を勉強しようなんて少しも思った事はありませんでした。中学を一番で卒業したやつでも国立国会図書館の経済調査部なんて言う本の虫みたいな部署にあいるし、京都府立医大卒で、どこかの医療生協に就職して居るヤツもいたかなあ。歯医者くらいはいたっけ。それに比べて、介護って言うと「派出婦さん」とか「女中さん」「お手伝いさん」とか思い浮かべるしかありません。今くらいヘルパーさんが、医学や医療や福祉を巡る法律に明るい時代はないでしょう。
ヘルパーさんの社会的地位はもっと上がると思います。それと同時に、外国から働きに来る介護職の人達への言葉の助けも必要になってくるんじゃないでしょうか。
親や子供を、兄や姉は弟や妹を保護して教育する義務があるのじゃないかなと、最近思うようになりました。
動物愛護精神も、高価な外国産の犬や猫では無く、そこらへんをウロウロしている野良猫に優しくしてやるのが(万物の上に立つ霊長類としての人間の勤めであるのと同じように)と思うようになりました。
あんまり、まとまりませんけど、そのように考えています。
しかし、経済はどうなるのでしょう?北朝鮮とアメリカはどうなるのでしょう?
あんまりお金が無くなる前に、あの世にいきたいなあと「安楽死」もちらっと考えてしまいます。

Posted by にゃんにゃん at 2017年08月15日 08:44 | 返信

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