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おじいちゃんに会いたい

2017年09月05日(火)

私は2人のおじいちゃんの顔を知らない。
部屋を整理していたらおじいちゃんの写真が出て来た。
私が生まれる50年近く前に亡くなったおじいちゃん。

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父親も、おじいちゃんの顔を知らない。
父親が3歳の時に28歳で亡くなった。

その父親も、48歳で亡くなった。
私は17歳、弟は13歳の時だった。

母親のお父さんも、小さい時に亡くなったという。
詳しい事情は分からないが、優しい人だったとか。

かろうじて、父親の母(おばあちゃん)が、小学生の私達をかわいがってくれた。
そのおばちゃんも、私が大学生の時に亡くなったが唯一記憶がある祖父母である。

毎日、毎日、いろんな人の家に行くと、たいていそこには
おじいちゃんやおばあちゃんが居る。

普通は居るのが当たり前の風景だが、私は知らない。
このあたりが、「死」の本ばかりを書く理由なのか。

でも私は、1人のおばあちゃん以外に祖父母の実感があまりない。
だから祖父母に恵まれている人を見るとうらやましいな、と思う。

ひとは”ないものねだり”をする動物だ。
そこに甘え、文句を言ったり、言い訳をしている。

今朝、探し物をしていて書類の間からフト出てきた古い古い写真。
たしかおばあちゃんが生きていた時(40年前)にもらった写真。

おばあちゃんにとっても28歳で亡くなった夫の写真。
私は、「へへえー」という感じで、しばし眺めていた。

先祖の系譜、いわゆる家系図も一緒に出てきた。
先生、警察、役人ばかりなので、まじめな家系のようだ。

なんでこんなものを私にくれたのか全く分からない。

それにしても、ご先祖さまはどんな生活を送っていたのだろうか。
いろいろ想像をめぐらすもそれを尋ねる人はこの世に一人もいない。

しかし先祖がいたからこそ、今、自分がここにいる。
これだけは間違いない。

人体とは遺伝子の乗り物?
それも利己的な遺伝子の。

もしかしたら、この人と私はほぼ同じ?
時代が違うだけ?

おじいちゃんに会いたい。
でもおじいちゃんは28歳。

今日、当院に勉強に来て1日一緒にいた研修医君とほぼ同じ年。
そう考えると「年齢」ていったいなんだろう、と不思議に思う。

写真は記憶を固定する。
生まれる前の記録を「記憶」に戻してくれる素敵なもの。


別に意味は無いのだが、これが愛しいのマイじいちゃん。
父ちゃんを産んでくれて(産ませてくれて)ありがとう。


170904_院長祖祖父28歳002.jpg







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