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緩和ケアの啓発 建前と利権

2017年09月06日(水)

厚労省は「循環器疾患の緩和ケア」にも本腰を入れ始めた。
緩和ケアの対象は、がん、非がんを問わないので当然の事。
こうした啓発活動の建前の裏には大きな利権の匂いがする。
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循環器疾患等の緩和ケアについて(第6回がん等における緩和ケアの更なる推進に関する検討会)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201709/552567.html?n_cid=nbpnmo_fbed

■現状と課題
・ 緩和ケアの対象患者は特定の疾病に限定されるものではなく、循環器疾患等の患者も緩和ケアを必要としている。
・ 我が国の緩和ケアは、癌を主な対象疾患として発展したため、癌以外の疾患を併発した癌患者や癌以外の疾患の患者への緩和ケアが立ち遅れている。
・ 我が国において、癌以外の疾患に対する緩和ケアの臨床現場における実態が十分把握されていない。
・ 主治医の多くは、癌以外の疾患に緩和ケアチームが対応できることを認識していない。
・ (癌の緩和ケアに関する)現行の研修会の内容では、慢性心不全等の癌以外の疾患を有する癌患者への対応が難しい。

■今後の方向性
・ 癌以外の疾患に対する緩和ケアの実態把握など普及啓発に向けた取り組みを行うべきである。
・ 癌以外の疾患の経過が癌と異なることを考慮して、関連学会等の協働を促し、今後の対策についてワーキンググループ等を設置して検討すべきである。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


厚生労働省がたくさんの研究費をつけたので、
恵まれた環境のもと種々のプロジェクトが進行中だ。

でも在宅現場とは関係が薄い気がする。
施設ホスピスの方を向いている気がするのは私だけか。

建前と利権が垣間見れる、緩和ケアの啓発事業。


J-SUPPORT
http://www.j-support.org/

オレンジバルーン
http://www.kanwacare.net/

PEACE
http://www.jspm-peace.jp/about/

がん対策推進総合研究事業
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/hojokin-koubo-h26/gaiyo/09.html

第三次対がん総合戦略研究事業
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkyuujigyou/hojokin-koubo16/09.html
 



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