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余命3ケ月が余命3日に

2017年10月27日(金)

病院で「余命3ケ月」と宣告された患者さんが自宅に帰ってきた。
はじめて訪問してみると、誰がどう見ても「余命1~2日」の状態。
果たして、3日目に穏やかに旅立たれたのだが・・・・

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こんなことが、これまで何度かあった。

・自宅での医療が悪いのか
・病院のみたてが悪いのか。

まあ、ケースバイケースだろう。
たとえば大橋巨泉さんのようなケースもあるわけだから。

あるいは、逆もある。

在宅医が「余命3日」と説明した患者さんが入院したら3ケ月生きたケース。

もっと極端な例では、心肺停止例を救急搬送して蘇生したらその後3年生きたと。
もっとも人工呼吸器と胃ろうがついた植物状態での話ではあるが、そんなことも。


私は「余命」という言葉が嫌い。
人間は生まれた瞬間から「余命80年」だからわざわざ大上段に言わなくてもいい。

昨夜は、「阪神ホームホスピスを考える会」が神戸の神鋼病院のなかで開催された。
いわゆる「ギリギリ在宅例」について、病院側と在宅側の両方から、話し合われた。

看護師さんや地域連携スタッフたちがたくさん参加して頂き有益な機会となった。
病院側だけとか在宅側だけという勉強会が多いなか、珍しい場ができて良かった。

こんな場で、標題をテーマにして議論できればいいな。
もちろんケアマネや介護職、そして訪問マッサージも。


多職種連携、というけども現実にはなかなか難しい。
市民参加型、というけども現実にはどうすればいいのか分からない。

しかし諦めたらダメ。
みんなで力を合わせて、知恵を集めて、やりくりするのが地域包括ケアだ。


次回のこの会は4月14日。(詳細未定)
可能ならば在宅医療でエライ目に遭わされた家族を呼ぶことを提案したが・・・


PS)
ちなみに、「余命3ケ月が余命3日に」は、最近もあった。

しかし家族は満足していたしクレームも無かった。

その理由として
・家族があらかじめ、私の本を読んでくれて平穏死を理解していた
・私がわずか1日、それも10分間だけだけど、しっかりACPをやった

しかしこのようなケースこそ、ちゃんと検討しなくてはならない。
しかし振り返り検討会をもちかけても、病院側には相手にされないのが現状。

特に公立病院は「特定の民間医療機関」だけやることは許さない。
医師会を通してやるしかないが、なかなか時間が取れないし気力がもたない。


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この記事へのコメント

亡くなった母は慢性腎不全が急性腎不全に悪化した時に、訪問診療の主治医に「余命1ヶ月」と言われて入院しました。入院後、人工透析はせず、利尿剤ラシックスの点滴や貧血対策を行った結果、症状が改善して一度は退院もし、結果的に「余命1年」に延びました。
「余命」というのはなかなか難しいですね。

Posted by CASIO at 2017年10月27日 05:09 | 返信

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