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お岩さんと転倒予防

2017年10月10日(火)

毎日、毎日、転倒して顔面を打撲した人を診ている。
ひたいや目の周辺が腫れて皮下出血を起こしている。
まるで四谷怪談のお岩さんのようだが、笑えない。
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どうしてこうも人は転ぶのか。
どうして人はみなお岩さんになるのか。

多くの人が、1~2回はお岩さんになる。
外来でも在宅でも見られる高齢者の特徴。

転倒を顔で受け止めた結果が、これなのだ。
人間の顔のどこが出ているのか良く分かる。

しかしもし顔でうけと受け止めなければ・・・

手や腕や鎖骨や大腿骨の骨折となっているはずだ。
だから「お岩さんで良かったね」と、笑い飛ばす。

もうすぐ「人生90年時代」が来る。
寝たきり老人が増えることと同じだ。

しかし寝たきりになる前に、一度は「お岩さん」になる。
超長寿社会とは「転倒骨折社会」なのである。

分かっていても転ぶのが90歳だ。
転ばずに90歳を迎える人は人生の達人である。


以前、「転倒予防教室」を見学したことがある。
インストラクターが呟いた言葉が忘れられない。

「転びそうな人は来られないので
 転びそうにもない人ばかりになる」

たしかに。

転びそうな人は、デイサービスや自宅で転倒予防の特訓をするしかない。
それでも転んでしまうのが「人生」というもので、仕方がないのかもね。

私はまだ転倒や骨折の経験は無いが、50歳代の人でもよく転んでいる。
だから私もそのうち転ぶだろう。(人生は転びっぱなしなのだが)

正直な話、転んで骨折して入院してみたい。
生まれて一度も病気したことが無いのでそう思う時がある。

高齢者の転倒骨折は致命的なことがある。
だから訪問する家家で「転倒予防」の話ばかりして1日が終わる。










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この記事へのコメント

父は骨折の手術の後に、リハビリ専門の病院に3ヶ月入院し、リハビリや転倒予防の特訓を受けました。
その結果、また歩けるようになり、非常に注意深くなったので、結果オーライでした。家の中はたくさんの手すりだらけ。外に行く時は杖をしっかりと持ち、ゆっくりと歩き、特に段差は注意しています。(骨折の時にちょっとした段差で転んだ痛い経験から)

Posted by CASIO at 2017年10月11日 09:18 | 返信

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