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患者にとってよいケアマネとは

2017年11月10日(金)

ケアマネは患者のために存在する職種だ。
患者のためには、時には医者を敵に回す。
患者さんの在宅療養、生活を支える仕事。

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あるケアマネが本音を打ち明けてくれた。

医者が、いいケアマネジメントの邪魔をする。
先生の前では大人しくしているが本根は違うと。

医療と介護・福祉は車の両輪であるのだろうが、
生活あっての医療である、とケアマネは考える。

患者さんにとってはケアマネさんがいちばん身近で、相談し易い。
医者や看護師はなんとなく怖く敷居が高いのでケアマネに向かう。


患者さんにとっては、ケアマネさんは日常生活に寄りそう大切な人。

メシや風呂やベッドやトイレのような日々の快適さのほうが大切だ。
医療も大切だろうが生活支援のほうが優先するのが、患者の本音だ。

しかし医療のほうが優先する、と考える医師も多い。
なんで生活まで看ないといけないのかという医師も。


本音では
病気を治してくれるなら医者を
治してくれないならケアマネを、なんだろう。

でも両方とも大切なので、相手によって見せる顔が180度違う人もある。
ケアマネの情報と医師の情報が、ニュアンス的に異なることは稀ではない。

追加するならば、
・ケアマネと介護職との連携
・自分や家族がケアマネメントをやっている場合も(自分でやってもいい)
・患者の利益よりも株式会社の利益を優先するケアマネももいる(医師も同じだが)
などの課題も残る。


いずれにせよ、医師とケアマネがどうすれば仲良くできるのか。

一緒に飯を食べて酒を飲む(飲めない人はお茶で)ことが大切。
お互いの本音を言って、腹の見える関係をつくることが患者さんの利益になる。

バンバンやっているところもあるので、無理なことではない。
恐ろしいほどクリック数が多いが、これがいいきっかけになれば嬉しい。


PS)
今、鹿児島の天文館のホテルに到着した
明日の講演前に鹿児島の多職種との宴会が7時に始まる。

もちろん、鹿児島のケアマネさんとも本音で議論。
ここは普段から、医師とケアマネの連携が活発だ。





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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

ケアマネの仕事は“敵”にまわすことではない!
誤解をとくことだ!!と…私は勉強しました。
それぞれの立場により視点は変わるものです。
主治医が何故そう言うのか…患者さんが違和感を感じるその言葉には、必ず誤解がある。
ケアマネが理解しておくべきことは、医師は万能『神』ではない
だからこそ伝え合わなければならない。
ケアマネは、コミュニケーション能力が高いのだから、医師をもアセスメントし(笑)、どうしたら、患者さんと上手く関係が行くかを考える必要があるし、
医師は、ケアマネが不得意とする西洋医学的な解釈を何度も根気強く説いていかなければならない。
御互いが患者さんそっちのけで、感情論でいがみ合うことほど残念なことはない。
異文化コミュニケーション。
きっとただそれだけのこと
そう私は願いたい。

Posted by M at 2017年11月10日 07:23 | 返信

患者の為を思い必死に立ちまわる、そんなに気働きのできるケアマネはどこに隠れているのでしょう?
事情があり数人のケアマネにお世話になりました。
事情とはこちらからクビにしたということではありません。
ケアマネは事業所の都合などで前触れもなく交代されるし、体調不良とかでお辞めになるからです。
こんなにころころと変わられていては馴染む間もありません。
被介護者は医療依存度高いため、病院や医師やナースにお世話になることが多いのです。
状態が緊迫した場合、アマネは積極的にかかわりません、離れたところで傍観しています。
話が医療のほうに進むと自分の仕事じゃなくなるんだなしょうがないなと、諦めの境地でした。
救急車を呼んだの呼ばなかったのと、医師とやり合うくらいの熱いケアマネに当たりたかったな。
どうやったら探せるのかな、スーパーに売ってるといいのにと、介護仲間で笑い話にしました。

Posted by 匿名 at 2017年11月11日 01:04 | 返信

投稿すると 批判が大きくて心折れていました
今日は 某市の某区の連携推進会がありました
病院 クリニック 訪看 介護支援センター 薬剤師協会 他
総勢160名の方が集った会でした
みなさん 思いは同じだと感じました
カッコいい言葉は言えません
連携する方々が本音で語り合える場 共にわかちあえる場があることが大切かなと思います
批判ではなく思いを語り合えることが大切ですね
口ベタなのでごめんなさい

Posted by しゅんしゅんのあーちゃん at 2017年11月11日 10:02 | 返信

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