岡山から南風に乗り、１時間半で阿波池田に着く。
これが三好市の中心地でコンパクトシテーである。

徳島の人はみな真面目である。
それに四国人は総じて穏やか。

気持ちよく話をさせて頂いたあとの質疑応答も面白かった。
７２歳のトライアスロン選手や８７歳での十二指腸がんサバイバー。

夕暮れの池田高校を見学したが、まだ野球をやっていた。
たった１１人で甲子園を制覇した池田高校の奇跡が蘇る。

「うだつ」も見学した。
「うだつが上がらない」の「うだつ」は屋根の上にあった。

吉野川を見降ろしながら三好がいかに風光明美な盆地であるのかよく分かった。
三好は徳島だが、香川、愛媛、高知に接していて、要は四国のド真ん中にある。

今日、１２月１４日は親父の命日で、４２年前の今日である。
親父が善通寺の自衛隊にいる時、国立善通寺病院で生まれた。

南風号は、琴平、善通寺、そして丸亀と通過する。
お袋が生まれた丸亀駅でも、そっとご挨拶をした。


両親の故郷参りもできると思い、三好市医師会からのオファーをお受けした。
なんとなく自分のルーツを確認する１日であったが、あくまで日帰りである。

一駅先のお大ボケ、小ボケには世界的に有名な秘境があると聞いた。
空海さんのお膝元なので、なんとなく懐かしい気持ちになれた四国。

でも・・・

平穏死か突然死。

平穏死できない（だろう）人が、今日も平穏死を語っていた。


ＰＳ）　
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