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「男の孤独死」 西尾X長尾対談2017

2018年02月16日(金)

「男の孤独死」西尾―長尾対談2017がYOU TUBEにアップされた。→こちら
この動画を観て、孤独死に興味を持ってくれる人が増えれば嬉しい。
誤解しないで欲しいのは孤独死の非難でも賛美でもなく、現実直視。

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「男の孤独死」 長尾和宏X西尾元対談2017。

西尾医師は、私と一緒にはじめて「生きている人」を診て
「怖い!」と言われたので、驚いた。

死体はもう死んでいるので安心して触れるが
生きている人は死ぬかもしれないので怖いと。


「死体格差」という本を書かれたのは兵庫医大の西尾教授。
西尾先生との対談は拙書「痛い在宅医」に収録されている。→こちら

孤立した死、無念の凍死、穏やかな死、解剖台、白骨、
そして死んだ後のことを当院でディスカッションした。


ダイヤモンド・オンラインにも拙書の書評が掲載されている。

「孤独死」の約7割が男性、いつか訪れる死の現実 |
週末はこれを読め! from HONZ | ダイヤモンド・オンライン →こちら


素晴らしい記事を書いて頂いた、吉村博光氏に感謝する。

 

「孤独死」の約7割が男性、いつか訪れる死の現実

『男の孤独死』

在宅死の半数が
孤独死である

 著者はベストセラー『「平穏死」10の条件』などの著書をもつ医師だ。病院で1000人、在宅で1000人以上を看取った経験から、在宅で死ぬ方が「平穏死」できると訴え続けてきた。近年、増加の兆しがでてきた在宅死。実はその約半分を占めるのが、孤独死である。そして本書『男の孤独死』は、さらにその約7割を占める「男の孤独死」に焦点を絞った本邦初の本である。

『男の孤独死』
長尾和宏、1300円

 それにしても、身につまされるタイトルではないか。思い当たるフシはたくさんある。俗に、夫に先立たれた妻は長生きするが、妻に先立たれた夫は後を追うといわれる。男の一人暮らしは、栄養面や衛生面など生活の質が落ち、酒に溺れるケースもある。一人暮らしのアルコール依存症の男性は、孤独死に至りやすい典型なのだそうだ。

 また、見落とされがちだが、菓子パンなどでブドウ糖依存になり、糖尿病そして認知症になって、孤独死というケースも多いという。さらに、タバコ依存にはガンや火事などのリスクがつきまとう。人生に楽しみは必要だが、孤独死を避けるために依存症になるのを絶対に避ける必要があると、著者は警鐘を鳴らしている。

 そう、何事も適度に楽しみたい。私も、いつも心がけている。しかし先日、背筋が凍る出来事があった。妻が車窓から競馬場を眺めながら、「パパはこの近くで、一人で趣味の老後を迎えるらしいよ~」と子供たちに囁いたのである。その時、「孤独死」という言葉が私の脳裏をよぎった。そこで現実を知りたいと思い本書を開いた。しかし…

“孤独死に関する全国統計はありません。明確な定義がないからです。ただ、いくつかの組織が特定の地域内などの部分的な統計を出しています。  ~本書より この本に掲載されている様々な数値は、そういった統計から引っ張ってきたもの。その正確な全体像はつかめていない。関心の高まりにあわせて、ようやく地域を絞った調査が行われるようになってきたのが実態なのである。一般的には、孤独死という言葉は、自宅で誰にも看取られずに亡くなることをさしている。その言葉には、もの哀しい響きも含まれている。

 人生の最期に無用な警察の介入を受け、解剖台にのってしまうという悲惨さがつきまとっているのだ。ライオンは、老いたら群れから離れ自ら黙って朽ちていくというが、そんな男「らしい」死に様をよしとするなら、この本を開く必要はない。ただ、あなたが孤独死という言葉にもの哀しさを感じるなら、本邦初のこの本をぜひ手に取ってみてほしい。

 なぜなら、少なくとも女性と同じレベルまでは、「男の孤独死」は減らせるからである。この性差は、肉体的なものではなく精神的なものなのだ。「心も元を糺せばY染色体によるもの」と言えばそれまでだが、そう簡単に諦めて良いわけはない。心がけ次第じゃないか。著者は、本書の「おわりに」で嘆息まじりにこう書いている。

“それにしても男って哀しい動物ですね。寿命は短く、しかも孤独死しやすい。私の外来にやってくる患者さんも在宅の患者さんも、講演会に来られるお客様も7割が女性。でも、孤独死する7割は男性。女性の多くは自宅や施設でみんなに見守られて平穏死できる。一方、男性はこっそりと孤独死……なのか。  ~本書より

男の孤独死は
いつから増えるのか?

 男の孤独死は、40代から増え始め70代前半でピークを迎える。それに対し女性は、80代が最も多いという。既婚者であろうと独身であろうと、男なら誰しも、孤独死は身近なものと考えたほうがいい。突然の死で警察の厄介になる事態を防ぐために、大切なのは「かかりつけ医」をもつことだという。そして、身近な人に「自分が死んだらこの医師に連絡を」と伝えておくのだ。

 びっくりした発見者が救急車を呼んでしまうと、事件性がないと確定するまで家族は警察に根ほり葉ほり聞かれ、場合によっては監察、解剖医へとまわされてしまう。万が一のときに自宅に来て死亡診断書を書いてくれる「かかりつけ医」がいれば、このような事態は避けられるという。その点、在宅医療を受けていると安心だ。

 この「かかりつけ医」の他にも、男の孤独死を防ぐユニークな提案が本書にはたくさん書かれている

 


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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

YOU TUBEの対談で長尾先生が語っておられた「死はみな孤独」にまったく同感。
妻子や孫に取り囲まれていても、死ぬのは自分だけ。死にゆく自分を、これから生き続ける者たちが見つめている絵は、むしろ究極の孤独と言える。
つまりは書籍の表題には「孤独死」という言葉が躍るが、
中身の本質は「解剖台に載らない死に方をしよう」!!!((+_+))

Posted by 匿名 at 2018年02月17日 12:29 | 返信

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