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「同時死」 私も経験あり
2018年04月09日(月)
「同時死」と言っても全く同時ではなくほぼ同じ時期に死ぬこと。
この報道では1ケ月以内なので、正確には「ほぼ同時死」である。
年々、死者が増えている。
年間120万人が、2040年には170万人近くまで増える。
ということは、「ほぼ同時期」に亡くなるカップルは年々増える。
毎日毎日、4万人も亡くなっている。
長尾クリニックでもこの1~3月にちょうど30件のお看取りがあった。
この数は年間120人に相当するが、単純計算では3日1人のペースだ。
しかし、かなりのばらつきがある。
1日に3~4人亡くなる時もあれば、2週間以上看取りがない時も。
なかには、ほぼ同時刻に2人のお看取りがあったこともあった。
あるいは仲のいい御夫婦を、たった1日違いで看取ったことも。
ある施設でも、ほぼ同時刻に2人の看取りがあったことも。
いずれも老衰なので犯罪の可能性はなく、まったくの偶然。
もちろんみんな自然死・平穏死で死期がだいたい予想されていた死だ。
これだけ死が多いので同居人の死期が重なることは確率的にあり得る。
「同時孤独死」もあるだろう。 都内の警察署や監察医務院には、
毎日同じような顔をした60台の男性遺体が続々と運びこまれる。
ならば、この報道はなぜ行われたのか?
正直ニュースの意味がよく分からない。
もし犯罪を疑っているのであれば、見当違いの報道だと思った。
それだけ「年々、多死社会」になってきているよ」という意味なのか。
いや、それを知らない記者が書いているのかな?
でも、もし大切な人と一緒に逝けたら、それは幸せなことかも。
オランダの安楽死クリニックでは普通に行われているのが現実。
PS)
大谷選手の大活躍には大きな元気をもらうね。
テレビを通じて、彼のオーラにあやかろう!
一方、国会での隠ぺいと改ざんにはウンザリ。
カルテの改ざんは罪なのに公文書は謝罪のみ。
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この記事へのコメント
同時死…
本当に起こるんですね
人の命は わからない…ですね
Posted by 宮ちゃん at 2018年04月11日 12:43 | 返信
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