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僕のGW
2018年04月28日(土)
僕のGWは普段と何ら変わらない平凡な日。
在宅やっている人は似たようなものだろう。
皆さまはせっかくのGWを楽しんで下さい。
在宅やっている人は似たようなものだろう。
皆さまはせっかくのGWを楽しんで下さい。
一昨日は、ツクイさんのお招きで、横浜のランドマークタワーで講演。
ツクイさんは社員2万人の介護業界最大手で私もお世話になっている。
社長さんも幹部の皆さんも若く、生き生きしていて気持ちがいい。
200人の全国の幹部の方がたに、「看取り」についてお話した。
すぐに帰阪して勉強会に参加した。
深夜まで話し込んでいたら、午前1時に呼吸停止との電話が鳴った。
深夜の看取り、そしてまた往診、電話対応など日付けの感覚が無い。
末期がんの人への緩和ケアでは、麻薬は毎日きめ細かく変えていく。
昨夜は膵臓癌の勉強会に参加して、最終電車で帰宅。
膵臓癌の手術ビデオを見せて頂くなど勉強になった。
世の中はGWなので、私も少しはリラックスして過ごしたい。
と言いながら、たくさん抱えている連載の原稿を書いている。
以下、最近の勉強会から。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
【膵臓癌について】
日本一の外科医のこ講演を拝聴した。
膵臓癌は難治性がんの代表で5年死損率は7%。
この予後改善のために頑張っておられる。
手術可能な膵臓について
・胃がんや大腸がんと違って拡大手術をしても予後は改善しない
標準郭清で充分
・術前化学療法(+放射線)の意義は不明確
2016年のがガイドラインでは「行わないことを提案」に変化
エビデンスではなく、GRADEシステムによる判断(害と益のバランス)
・術後化学療法(GEM<TS1)は予後延長が期待される
・エビデンスの強さ(A~D)と推奨の強さ(1と2)で判断
・内科で術前化学療法するも外科に回らなかった(手術できなかった)
ケースを外科医は知らない=統計学的検討に課題が残る
・こうしたバイアスのかかっかていない論文はほぼ無い
だから術前化学療法に関する確固たるエビンデンスはまだ無い
ところで、膵臓癌の早期発見は、エコーが鍵。
それも膵臓に特化した「膵臓エコー」を30分かけてやる。
空腹時にミルクテイを300ml飲んで上体を起こして、ただひたすら観察。
助かる膵臓癌は1cm以内で発見しないといけない。
膵管拡張か膵のう胞のあるハイリスクグループには、半年に1回。
それとCA19-9やマイクロRNAなどを組み合わす。
尾道方式ははこれで成果を挙げている。→こちら
膵癌疑いは、MRCPとエコー下生検へ。
癌細胞が証明できないのでれば、ERCPと膵液細胞診で。
【逆流性食堂炎と好酸球性食道炎の勉強会】
この分野の日本一の先生の講演を拝聴した。
.500人に一人、抗酸球性食道炎があるが内視鏡像は逆流性食道炎に似ている
・小麦と卵アレルギーがある
・3分の2は、PPIで治る
・ステロイド吸入薬の内服で7割が治癒する
【糖尿病の勉強会】
SGLT2阻害薬+持効型インスリン、という組み合せがいい。
BOTの幅が広がった。
自分の講演の合間を縫って、いろんな勉強会に参加している。
明日からは、日本在宅医学会に参加して、講演や司会をする。
GWに入ったが、いや入ったので電話がバンバンかかってくる。
訪問看護師さんが頑張ってくれるので、こうした主張もできる。
PS)
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この記事へのコメント
わたしもゴールデンウィークはいつもと変わらず仕事します。5月は尼崎での講演を聞きに行けるので楽しみです。
Posted by ふーちゃん at 2018年04月29日 12:07 | 返信
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