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TOKIO山口氏の会見を聞いて

2018年04月27日(金)

TOKIOの山口達也氏が泥酔して、女子高生に無理やりキスをした事件。
山口氏の記者会見報道を聞きながら、いろんなことを考えてしまった。
私の立場からは、早くアルコール依存症の治療をし、復帰して欲しい。
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山口氏は、アルコール依存症のようだ。
あの両手の震えは、緊張だけではない。

退院したその日に大酒を飲んだことも。
朝から酒を飲んでしまうのも典型的だ。

自覚症状が無いことも典型的と思う。
誰も病気だと気がつかなかったのか。

アルコール依存症の禁酒治療は大変難しい。
壮絶な治療を乗り越えないと禁酒できない。

彼は、真面目で正直で完璧主義の人の様だ。
だからお酒に逃げてしまう典型例パターン。

彼を治してあげたい。
私は彼を治療したい。


常にアルコール依存症の外来治療に取り組んでいる。
一旦成功したと思っても年単位で見ないといけない。

いずれにせよ、彼の行為は「病気」として見るべきだ。

単に「酒癖が悪い」ではなくて、
「依存症」という深刻な病気だ。

テレビは、こうした本質に気づかずに無邪気な報道をしているが、
依存症の専門家の評価を入れないと国民をミスリードするのでは。

半年間は仕事を休んで、治療に専念すべきと思う
足を骨折したースポーツ選手と同様にリハビリも。

心神喪失ない心神耗弱状態に近い状態と判断する。
ちゃんと謝っているし、情状酌量の余地が大きい。

大きく報道されているが、コトの本質は未成年者へのセクハラよりも
「アルコール依存症」という病気を、世間に啓発することではないか。


被害者の親は幸いにも、前向きなコメントを発してくれている。
なんとか、いい方向に集束して欲しい。

ところで・・・・

山口氏は一人の大人として警察の取り調べやマスコミに対応している。
しかも、もうすでに充分な社会的制裁を受けているし書類送検された。

示談が成立したのに書類送検されているのだ。
それなのにマスコミは、彼を厳しく糾弾する。


一方、セクハラ官僚は情けないくらい逃げまくっている。
政府関係者も一丸となって、セクハラ官僚を守っている。

また総理側近の山口氏のレイプ事件は隠ぺいされたまま。
世界的に話題になった詩織さんの訴えも黙殺されたまま。

同じ山口氏だが、芸能界の山口氏と権力者の山口氏では
事件発覚後の態度やマスコミの扱いが、あまりにも違う。


芸能界と政界と、どちらがちゃんと機能しているのか?

もう答えは書かなくてもいいだろう。

まさに雲泥の差、である。


同じ性的事件であっても対応は民間人と権力者は雲泥の差。
民間人は厳しく厳しく罰せられて、権力者は免責される国。

私は医師として、山口氏に「貴方は深刻な病気であること」、
「時間がかかるけども完治する病気なんだ」と、伝えたい。

彼の報道は、もうこれでいいのではないか。
これ以上の過熱報道は、被害者の女性をさらに苦しめるだけだ。

山口氏は罪を認め、償おうとしている。
あとは被害者の心の傷をどう癒すかだ。

記者会見を観て、彼に興味を持った。
彼の再起まで、しっかり見守りたい。

TOKIOの他のメンバーの厳しいコメントは素晴らしい。

みんな、踏ん張れ。
花はまた咲くはず。


PS)
今思い出したが、今回の事件とは無関係だが。
レイプ事件の映画が、全国で公開されている。

「私は絶対許さない」 →こちら

和田秀樹監督は、東大医学部出身を出た有名な精神科医。























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この記事へのコメント

アルコール依存症は怖い「病気」です。今までアルコールが入ったことが原因のトラブルがあったようなのに、治療に繋がらなかったのは気の毒でした。傷ついた方の為にも、しっかり治療して治して欲しい。アルコールに寛容なお国柄ですが、依存症で苦しんでいる方がたくさんおられること、真面目で融通がきかずストレス発散が苦手な方がなりやすいことなど、啓蒙して心の病気への偏見が少しでも少なくなるきっかけになれば、せめてもの被害者の方への償いになるのではないでしょうか?病気のせい、治療して良くなるからと許せることではないのはわかっています。被害者の女性が、少しでも早く笑顔で過ごせる時間が増えていってくれることを願うばかりです。

Posted by ルナース at 2018年04月27日 02:08 | 返信

昨日の記者会見を録画し、見ました。
見終えてから、なんだか複雑な心境になりましたし、
TOKIO 山口さんの泣き顔が、脳裏から離れずにいました。
このトピックを読んで、
「やはり長尾先生は、こう書いてくれる。」と思う、
期待していたとおりの内容でした。
「本来、山口さんは誠実な人なんだな。」と人柄の印象を
持ちました。事件は事件ですが、そう、山口さんは病気なんです。
これ以上のバッシングは可哀想に思います。
顔面蒼白に油汗とうつろな目が痛々しかった。
この後、問題を問われるべくは、「管理不行き届き」な会社側
ではないか? と思う一面があります。
アルコール依存症を承知の上で、ハードスケジュールを緩ませる
わけでもなく、休養のための入院先から仕事に行っていた(行かせていた)
のですから。

また、別な角度からの意見ですが、女性タレントについて、
芸能界入りする年齢が若年化の一途を辿っていることにも、
一石を投じた方が良いのではないのか? と思うことがあります。
一般人と芸能人の境目が薄くなった昨今、画面を埋め尽くす
幼さに、なんだか危ういものを感じていたものです。

事件について、法律によって粛々と事態が終息していくとは
思いますが、TV番組内で(TOKIOと親しい)レポーター曰く、
「家に上げたこと自体がダメですよね!」とコメントした口調
の裏には、「家に上がったことがダメですね。」と「女性側の
落ち度もあったでしょ?」というようにも聞こえる一言が
印象的でした。

余談かも知れませんが、会見を見ながら思ったことの
もうひとつには、医大生と研修医が集団レイプした過去の事件を
思い出しました。その事件の頃、大学生による集団レイプが
他にもありましたから、卑劣さに対する憤りが根底にあります。
後に、被害者女性が裁判所宛にコメントしたことには、
「自分はこんなにも苦しんでいるのに、生きていることも
辛いのに、平然と大学に通っている加害者が許せない!」と
先の見えない苦しみ、口惜しさが、報道されていました。
この事が頭によぎり、
その犯罪者(当時の大学生及び研修医)らが、このように
カメラの前に立ち、「僕らは医者を志した者にも拘わらず、
卑劣な犯罪を犯してしまい、被害者の方、そして世間にも
お詫びします。」と顔を晒して欲しいものだ、と沸々と
思ってしまいました。

なんだか、とりとめのない文章になってしまいましたが、
TOKIO 山口さんは、無期限謹慎の時期=病の治療 と心得て
静養して欲しいものです。きっとTOKIO メンバーは待っていて
くれると思いますし、もしも、そうでなくても
苦節を乗り越えた山口さんは、「俳優」の道もあると思います。
日テレの番組、鉄腕ダッシュ、ダッシュ村に取り組む山口さんが
好きでしたから、こんな風に思ってしまったものです。
時間を経て、元気に回復した山口さんの笑顔を待ちたいものです。

Posted by もも at 2018年04月27日 08:42 | 返信

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