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死の中の笑み

2018年05月05日(土)

「死の中の微み」という言葉がピッタリの在宅看取り。
決して美談ではなく、マイGWの右往左往のリアルだ。
そして西部暹さんの死も、恐らく微笑だったのだろう。

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「死の中の笑み」は大好きな徳永進先生の本のタイトル。→コチラ

本当にそのように感じるのが、在宅での平穏死である。
でもGWの穏やかな中、旅立つ人がいるとさすがに私でも憂鬱になる。

でもいつか必ずそうなる。
死ぬ。

そう意識させられるのが西部さんの最期と自殺ほう助であった。

西部さんの「自裁死」の10日前の様子が新聞に書かれていた。→こちら
彼は今、あの世で笑んでいるだろう。

しかし2人の部下が自殺ほう助の疑いで逮捕されて、複雑な気分だ。
知人から、「In Search of  Gentle Death」を読めとのメールが届く。


この本の著者であるRichard Cote氏も、急死した。
少し前まで談笑していたのに人の命は儚いものだ。

私は西部さんと同じように、自裁するような気がする。
でも西部さんの年齢まであと18年もあるので、長い。

それまで頑張って生きるのだが何があるか分からない。
1日1日を大切にして楽しみ満足できればそれでいい。

GWは少しのんびりできる時間。
みなさんは、のんびりできた?


昨日は、佐々木閑さんの「大乗仏教」という少冊子を読んだ。
仏陀の仏教と日本の仏教(=大乗仏教)の違いを考えていた。

自分は小乗仏教の在家信者、だと思っていたが、
小乗仏教には「在家」という概念が無いと知る。

では私の思想はなんと言うのか。
在家ではあるが、小乗仏教徒だと勝手に思っているのだが。

同時に西部さんと同様に、本物の保守で愛国者でありたい。
そんな夢想がつきないのが、GWの意味、楽しさだと思う。























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この記事へのコメント

長尾先生は小乗仏教徒を自負しておられるのですか?
死にたいほど忙しい日々も修行の一部であると?
僧侶ではない一般人を救うために僧侶は厳しい修行の日々を生きている、ゆえに成仏できる。僧侶ではない一般人は僧侶によって救われる、ゆえに一般人は、尊敬と畏敬の念を持って僧侶を崇める、のが大乗仏教(らしい・・・?)。
一方、小乗仏教は
【この上座部仏教(≒小乗仏教)は、大乗仏教と反する思想ということからも分かるように、基本的には自分のための仏教です。
『仏の教えに従い、(誰でも)修行を行ったものだけが成仏できるという思想』が大きな特徴です。】
この説明からは、在家(一般人として生活している人達)もアリではないかと???
抜粋したのは
https://buddha-christ.com/2017/09/23/%e5%a4%a7%e4%b9%97%e4%bb%8f%e6%95%99%e3%81%a8%e5%b0%8f%e4%b9%97%e4%bb%8f%e6%95%99%e3%81%ae%e9%81%95%e3%81%84%e3%80%8e%e4%b8%8a%e5%ba%a7%e9%83%a8%e4%bb%8f%e6%95%99%e3%80%8f%e3%81%8c%e6%ad%a3%e5%bc%8f/

私は無宗教です。
私の家族の骨は大阪市天王寺区の一心寺で骨仏に成っています。
母の骨を含む骨仏様は昨年開眼しました。10年毎に一体の骨仏様が作られます。
昨年亡くなった父の骨は、あと9年後に作成される骨仏様の一部になります。
私もいつか一心寺に入ります。
でもそれまで、一心寺が存在するかな?
南海大地震が来ると大阪市内は水浸しで全部流されてしまうかも。
神も仏も、ナイと思います。死んだら、無。
ただ、生きている人にとって、死んだ人の骨を受け入れてくれる場所として、お寺さんは存在価値がある。
大阪人で墓を持てない底辺に生きる庶民は、一心寺さんを頼りにしています。

Posted by 匿名 at 2018年05月06日 02:15 | 返信

「死の中の笑み」は看護学生時代に出会い、悩んだ時には読み返す大切な一冊です。
 徳永先生の最近のエッセイに、無財の七施について語られている文章があります。仏教の教えで、身分やお金の無い者でも他人にしてあげる事がある。
1)眼施:優しい目で人を見る
2)和顔施:優しい表情をする
3)愛語施:愛情ある言葉を使う
4)身施:身体を使って奉仕
5)心施:心配り
6)牀座施:座布団を出す
7)房舎施:宿を用意する
徳永先生は眼施がケアの原点ではないかと書かれています。
長尾先生も、利用者や宗教や様々な事柄から学び前を向いて進む姿が徳永先生と重なって見えます。
私はその姿に勇気を頂いています。
GWも慌ただしく終わろうとしています。私の周りも、先生のようにいつでも電話に出て下さる先生がいて、無事に終わりそうです。

Posted by ルナース at 2018年05月06日 10:03 | 返信

三島の死も、西部の死も、若いひとびとを巻き添えにすることを前提にしたもので、
とても「自決」「自裁」などと言って美化できるものではなく、真似する気はさらさらない。

先月、突然「坐」が崩れて長座になり、ロレツもままならくなった時は、
「現実」のものとしては受け入れがたい気持ちが強かった。
ただ、意識だけはしっかりしていたので、しばし躊躇した後、「救急車」を呼んでもらった。

「涅槃への往生」より、「生への執着」のほうが、強かった。

Posted by 鍵山いさお at 2018年05月06日 04:28 | 返信

日本国内でも積極的安楽死&自殺ほう助が認められてたら逮捕されずに済んだのに!
もしくはSarco(サルコ)が使えてたら! ※オーストラリアで開発された安楽死マシーン

Posted by 匿名 at 2018年05月06日 08:34 | 返信

鍵山さんへ
書かれている内容から察するに脳梗塞の発作のような・・・
脳梗塞はできるだけ早く血栓溶解剤を注射すれば軽くて済むと聞いています。
コメント投稿できるまで回復なさってほんとに良かったです。
私は、凡人だからでしょうが、自分で食べれるうちは生きていたいです。
どのような思想家なのか芸術家なのかお偉い方なのか存じませんが
まだ自分で食べれて自分で飲み込めるのに、自裁死か自殺か知りませんけど、「贅沢」だと思います。まだ生きれるのに自ら死を選ぶことは鮮烈な印象を残しますが、「逃げ」でもあると思うのは私だけでしょうか? きっと戦うのに疲れたのでしょうね。

Posted by 匿名 at 2018年05月07日 02:46 | 返信

匿名さま
ご案じいただき、ありがとうございます。
今回は、「臨死体験」ならぬ「臨生体験」が、ありました。
また、「理学的」リハビリ法とともに、「非理学的」リバヒリ法を、身をもって確認できました。
感謝、感謝です。
右第2、第3指がうまく動かず、書き終えたコメントが、なんどもどこかへ飛んでしまいました。

Posted by 鍵山いさお at 2018年05月08日 07:33 | 返信

西城秀樹さんが、二度の「脳梗塞」をへて「心梗塞」でなくなられたそうだ。
先月「救急搬送」された「急性期」病院を、諸般の事情で17日で「退院」させていただいた患者として、
いろいろ考えさせられることが多い。
搬送翌日の「入院診療計画書」へのサイン。とても「字」にならず、看護師さんに代筆してもらった。
意識だけは「明晰」で、初日の夜から、15分ごとの「観察」にしっかり対応できた。
翌日には、三人のりハビリ担当士が個別にベッドサイドに来られ、「リハビリ」開始する旨。
「患者としての気構え」が目覚めた。
棒、草履の、病室への持ち込み。
どうしても、4・5月連休前には退院させてもらわないわけにはいかない事情があった。
(せっかくのコメントが全文、消え去る予感あり。中途で失礼します。)

Posted by 鍵山いさお at 2018年05月18日 07:51 | 返信

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