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ボクの好きなケアマネ

2018年05月11日(金)

ケママネさんに助けられたり、泣かされたり・・・
多職種連携と気軽に言うけどもケアマネさんとの連携は簡単ではない。
そこでケアマネ協会雑誌に「ボクの好きなケアマネ」で書いた。→こちら


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ケアマネさん頑張って3月号   そもそも、「よいケアマネ」とは
 
 先日、ある都道府県の介護支援専門員協会が主催する市民フォーラムにお招き頂きました。私は終末期医療の話をしましたが、ケアマネさんに関する質問が相次ぎました。穏やかな最期を迎えるためには、ウマがあうケアマネさんが必要であることと改めて思い知らされました。医師会長さんもたくさんケアマネさん関連の話をされました。しかし思い返してみるとケアマネさんが主役になる地域包括ケアの会は意外に少ないのではないかという気がしました。どうしても医師や看護師が目立ち話し過ぎてしまいます。今後、ケアマネさんが在宅医療や地域包括ケアのフォーラムを主導したほうがより市民目線に近づくような気がします。特に前回述べたようにアドバンス・ケア・プラニング(ACP)の話はケアマネさんが主導したほうが市民に受け入れられると思います。日々のケア会議や地域ケア会議などの場で、ケアマネさんが率先してACPの口火を切って頂ければと願います。病院で開催される退院前カンファレンスに出席した際には、是非「最終的にどうしましょうか?」と本人の意思を上手に聞き出してください。その適役はケアマネさんだと確信しています。

 以前、ある大病院で講演した時、座長の医師が最後に発した質問とは「ケアマネさんとヘルパーさんはどう違うのですか?」でした。ある大きな市民フォーラムでのケアマネさんへの質問は「ケアマネさんって公務員ですか?」や「どこにいけば会えるのですか?」でした。また「誰でもなれるのですか?」とも。私が「最近のケアマネ試験の合格率は10%台ですよ」と説明すると必ずどよめきが起きます。先日、ケアマネ協会と地域の救急隊の合同勉強会がありました。お互いに市内にだいたいどれだけの人数がいるのかクイズをしたら、ひとケタ違っていました。医療者、特に大病院の医療スタッフや行政や市民はケアマネさんの実態を知らないのです。多職種連携が謳われますが、だから先日のようなフォーラムで市民が求めている情報とは「そもそもケアマネとは」というレベルなのです。

 いつもいちばん困る質問は「どうすれば、よいケアマネを選べるか?」です。私は医者選びの本を何冊か書いているので医者選びには答えることができます。しかし「よいケアマネ選び」と聞かれたら、いつも答えに詰まってしまいます。この「よい」とは当然「利用者さんにとって」でしょうが、管理者の私にとっての「よい」は少し異なる時があります。私が「訪問看護に理解があるケアマネがよいケアマネだ」と話すと、「それは医者や経営者にとって、よいであり、利用者がそう思っているとは限らない」と反論されます。「よい」とは医者や看護師によって評価の基準がかなり違うのではないでしょうか。そんな議論を聞いていた市民からは「是非、市民向けのよいケアマネ選びの本を書いて欲しい」とのリクエストを受けました。そんな本があれば私が迷わず買うでしょう。もしネット上に「じゃらん」のように利用者の評価が載っていたらどうなるのか。医者選びも同じことですが。怖い未来予想図かもしれません。長い目で見ると顧客の需要に応えられない人はいくらその資格を持っていても自然淘汰される時代が来るような気がします。価値観や選択肢が多様化する中、施設ケアマネにも同じことが言えるでしょう。

 ケアマネ制度が誕生して18年が経過しました。もはや赤子ではありません。成人式が近い立派な大人です。しかしケアマネという職種が真に市民権を得るまでにはもう少し時間が必要な気がする時もあります。是非とも、ケアマネさんが中心になり市民啓発を続けてください。医師会に遠慮する必要はありません。医者はケアマネにガツンと言われると案外弱いものです。「よいケアマネ」議論を通じて、ケアマネの存在をどんどん市民にアピールされることを願っています。ケアマネの時代はすぐそこです。

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この記事へのコメント

いつも楽しみに読ませていただいています。現在ケアマネをしていますが、良いケアマネの選び方、いいじゃないですか。ケアマネは質にばらつきがありすぎます。性格もプラスされ、なんとも言えないケアマネが活躍しているのが現状と思います。基礎資格を社会福祉士に統一して、「ケアマネの仕事はここまで」なんて変な風潮を廃止すればいいんです。ゆくゆく指名制にする事業所もでてくるのでは?熱いタイプ、優しいタイプ、クールなタイプって好みで選んで貰えばお互いすっきりするかもしれません。先生頑張って下さいね。

Posted by 匿名希望。 at 2018年05月13日 08:33 | 返信

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