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「尊厳死」OKの台湾のキャスターがスイスに渡り「安楽死」
2018年06月11日(月)
「尊厳死」が認められている台湾のキャスターがスイスで「安楽死」した。
この人気キャスターは2年まえから膵臓癌を患い、安楽死合法化を主張。
2000年に「尊厳死」を認めた台湾は、「安楽死」の議論に入っている。
この人気キャスターは2年まえから膵臓癌を患い、安楽死合法化を主張。
2000年に「尊厳死」を認めた台湾は、「安楽死」の議論に入っている。
「尊厳死」が認められている台湾のキャスターがスイスで「安楽死」→こちら
(台北 8日 中央社)元バスケットボール台湾代表で、スポーツキャスターとして知られる傅達仁さんが7日、スイスの自殺ほう助機関で命を絶った。85歳。傅さんは膵臓がんを患っていた。台湾では安楽死が認められていないため、合法化を推進する活動も行っていた。
傅さんは1933年、中国大陸・山東省生まれ。中華民国政府の移転に伴って台湾に移った後、中学時代からバスケットボールで頭角を現し、後に台湾代表に上り詰めた。引退後はコーチを務めたほか、テレビ局のスポーツキャスターとして活躍。分かりやすく、親しみやすい実況が持ち味で、「陽春全壘打」(ソロホームラン)や「蓋火鍋」(バスケットのブロックショット)などユニークな言い回しを編み出し、スポーツニュースの新たなスタイルを切り開いた。台湾スポーツ界の発展にも寄与した。
2016年に膵臓がんが発覚。安楽死を希望し、蔡英文総統に安楽死法案を立法院(国会)で通過させるよう求める意見書を提出するなど合法化に向けた働き掛けを行っていた。
台湾では2000年に終末期の患者の尊厳死を認める「ホスピス緩和医療条例」(安寧緩和医療条例)が公布、施行された。衛生福利部(衛生省)によれば、国民健康保険カード(健保カード)にホスピス緩和医療の意思表示を登録している人の数は54万人を超えるなど、尊厳死を受け入れる考えが広まっている。
来年1月には末期患者だけでなく、回復不可能な昏睡状態や持続的植物状態、極めて重度な認知症などの患者を対象に加えた「患者自主権法」(病人自主権利法)が施行され、患者の医療の自主性や尊厳死の権益がより広く保障されるようになる。
(李晋緯、張茗喧/編集:名切千絵)
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一方、日本はどうだろう。
「尊厳死」の核となる本人意思、すなわちリビングウイル(LW)自体を
内閣府と日本救急医学会は否定して、隠ぺいし、ACPに置き換えている。
たとえば、最近の朝日新聞の記事だ。→こちら
一見いい記事だがよく読むと、LWという言葉が完全に隠ぺいされている。
台湾は、18年前にLWを法的担保している。
これは成功大学病院の趙可式看護師の仕事だ。
その台湾は、今、「安楽死」議論という新たなステージに入った。
これは世界各国も同じ同じだ。
一方、日本だけは尊厳死どころか、LWそもものを封じている。
ガラパゴス化というか共産主義国家と同様に言論統制下にある。
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この記事へのコメント
言論統制について、10日の記事「新幹線もおちおち乗ってられない」に投稿しましたが、大手新聞とテレビはもう、ダメ、です、ね。
紙ベースでは週刊誌はまだ生きている? と信じたい。
私の不安はネットです。
たとえば、私のこの記事を、長尾先生が重大な人権侵害だとか、訴えれば、プロバイダは私のメールアドレスだけでなく住所氏名も知らせる、と聞いています。
現状ではまだ、犯罪の恐れが無ければ、プロバイダは契約者の住所氏名を明らかにしないはずだ、と私は信じているけれど、
現在の日本の「一党支配全体主義傾向」が継続していくと、
プロバイダは「お国」の言いなりに住所氏名を教えるところまで「落ちる」。大手新聞だって「落ちて」いるのだから。
言論の自由は、確実に、死にます。
「お国」の気に入らないネット記事や投稿があると発信者の住所氏名を特定し、
「反社会的分子」として合法的に抹殺・・・
クレカ支払いの まぐまぐ は、大丈夫なのでしょうか?
クレカのナンバーは、個人を特定できます。
もし、長尾先生の個人的ブログの会費が銀行振り込みならば、私は登録したいです。毎月、現金で振り込めばよいので。
Posted by 匿名 at 2018年06月12日 02:39 | 返信
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