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労働基準監督署も捜査権と逮捕権を持つ

2018年06月10日(日)

「捜査権」や「逮捕権」を持つのは警察だけではない。
労働基準監督署もそうした権限を持っている、という。
今、労働基準監督署の「捜査」を受けているのだが・・
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3年前に起きた連続窃盗事件の犯人が見つかった。
既に最高裁で、有罪判決と懲役刑が確定している。

みなさんの会社にそんな犯罪者がいたらどうだろう?

当然、解雇にすべきだ。
被害者に謝罪を求める。

経営者は労働者の安全を守るために窃盗常習犯を処分する。
誰が考えても当たり前のことだと思う。

他に考えられない。

しかし現実は真反対で、被害者が訴えられるのが日本国。

犯人は労働基準監督署に「不当解雇」だと訴えた。
それを受けて、最高裁で実刑判決が下った後も労働基準監督署の捜査が続く。

副署長は、「たとえ最高裁が有罪だと言っても、私たちは独自に
捜査権や逮捕権を持っているので、また一から捜査するのだ」と。

もちろん、経営者を「逮捕」する権利だ。
逮捕権は、警察だけではない。

警察や検察の判断とは無関係に、独自の捜査権を持つという。
だから労働基準監督署は警察と同様な捜査を繰り返すのだと。



「私たち被害者」は3年間も警察と検察に引き続き、今は労働基準監督署の
警察とまったく同じ捜査にも振り回されて、協力しないといけないそうだ。

そもそも、なんで被害者がここまで酷い目に遭うのだろう。


私たちの3年間の死にたいくらいの悩みのすべては
連続窃盗事件の犯人を見つけて、警察に通報した瞬間から始まった。


加害者が被害者を問い詰める。(反対は分かるが)
そんな状態が3年間も続いている。

結論から言えば、犯人を捕まえなければ良かった。
あの時、犯罪を警察に通報しなければ、苦しまなかった。


実は連続窃盗犯は以前、労働基準監督署に勤務していた。
加えて身内が警察官なので、とにかく犯人をかばうのだ。


昨日の新幹線事故に喩えるならば、捕まえた犯人の身内が
もし警察や労働基準監督署の職員であれば無罪にできる国。

警察と検察は身うちの犯罪はもみ消し三昧なのでもみ消す。
労働基準監督署は「不当解雇」と雇用主を締め上げる国だ。

警察組織とは警視庁でそのトップは、総理大臣。
労働基準局の上は厚生労働省でそのトップも、総理大臣。


しかしトップ自らが「改ざん」や「もみ消し」やりたい放題
なので、その下にある役所組織も、犯罪やりたい放題組織だ。


常態化した「ウソの連鎖」 (6月6日の毎日新聞)→こちら

恐ろしい世の中だ。
人間の基本が欠落している。

「道徳」の授業を復活して欲しい。
あるいは「病気」ならば治療して欲しい。


国家の「モラルハザード崩壊」は、
医療界とは、レベルが全くちがう。

捜査権や逮捕権を持つ、警察・検察と労働基準監督署は
やりたい放題(もちろん極く一部)で、彼らを訴える法律が無い。

泥棒が泥棒を取り締まっている国。
だれがどう考えても、、可笑しい。

そもそも日本国はそんな本質的欠陥を抱えている。
法律の専門家なら知っているはずだ。

ここを是正しないで、憲法議論もなにも始まらない。
国家システムを整えてからでないと議論すべきではない。

しかし肝心の国会議員は、みな自分の足元しか見ていない。
国家の将来を真剣に見ている議員がいるなら教えて欲しい。

その議員さんに是非「司法を監視する法律」や
「三権分立のための法律」を、造って欲しい。


私は、医者の仕事は楽しい。
しかし、あまりにも不当な国家権力に仕事を邪魔される。

恐ろしいことに、ここに書いたことを読んだマスコミから
取材はあるが、どこも書けない。つまり言論統制下にある。

我が人生には、ヘンなことばかり起きる。
きっと普段の行いがよほど悪いのだろう。

歴史を振り返れば、「人生とは理不尽との闘い」だと言える。
しかし「理不尽」をできるだけ少なくすることが、近代国家の使命だろう。

モヤモヤしたまま、還暦を迎えることになる。

しかし、いいこともある。
・昨夜の新幹線の事件の死者にならなかった
・医師会幹部の暴行に遭っても死ななかった
・交通事故に遭っても死んでいない
・生来、なんの病気もせず、休んだこともない
・どこにも拉致されずに、今、自由の身である

つまり、今、生きていることだけで丸儲け。

ここに書いていることは、私の世代では到底解決しないだろう。
しかし後世の誰かの役に立つかもと思い、WEBに載せている。












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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

やっと最高裁判決を手にされたのに、長尾先生に強いられた苦難は、まだまだつづくのでしょうか。
3年後、元従業員が勝手知ったる労働基準監督署を突き動かして、「職場復帰」を求めてきたのでしょうか。
「事業場内における盗取」という「労働者の責めに帰すべき事由による懲戒解雇」かどうかを、
労働基準監督官が判断するために、事業場に「調査」「捜索」?に入ったのでしょうか。
「事業場内盗取」の状況証拠や確定判決をいかに覆すか、解雇手続きにあれこれ瑕疵がないか、
なんとか、「指導」または「是正勧告」が出せないか、
いやいや、使用者に法令違反があるとして、「送検」までもっていけないか、
署内で、鳩首、検討しているのだろうか。
東京労働局は、「働き方改革」で「ウソ答弁」を繰り返し、アヘにお追従していましたね。

Posted by 鍵山いさお at 2018年06月10日 04:44 | 返信

先生を潰す力を感じます
特に医の世界では顕著ですね。
世の中にとって大切な人を失いたくない。
上手に立ち回って下さい。
先生は光の人なんですから。

Posted by koh at 2018年06月10日 09:03 | 返信

卑劣な奴らになんか負けるはずありません、絶対、大丈夫。私達はもちろんのことこと、おてんとうさまがみてますよ。更に言えば、ブログの人気1位を甘く見てはいけません。

Posted by 遠い声 at 2018年06月12日 01:01 | 返信

先生、安心してお仕事続けられてください。
大丈夫です。
潰されなんてしやしません。
良い人にも、悪い人にも、ひと握りの良心が残されているのだとすれば、
活かすも、殺すも自分次第。
それは人生の課題なのかもしれません。

Posted by 匿名 at 2018年06月13日 06:47 | 返信

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