ニコチン依存症や薬物中毒で人生を後悔しないためには
子供たちに正しい情報を伝えることが、何よりも大切だ。

それは町医者しかできない仕事だし、
教師志望だった自分の天職だと思う。


いつも体育館に全校生徒全員が集まり講話やスライドや
映像を交えて１時間強お話した後に、質疑応答に移った。

今夜はこの１０数年の中で一番熱心に聞いてくれた。
そして質疑応答も盛り上がり、こちらも楽しかった。

そして悔しいけど、今年も泣かされた。
最後に生徒代表が私にお礼の言葉を言ってくれるのだ。

「僕は夜間高校生なので、昼間はタバコを吸う大人たちと
働いているのですが・・・」と、真っすぐな言葉で語る。

この言葉を聴くと、私も１９才の時、ダイハツ工業の夜間の
生産ラインでタバコ好きな大人達と働いていた昔を思い出す。

６０歳のオッサンと１５歳の子供の心が交わる一瞬だ。
ボランテイアにはそんなそんな喜びがあるので楽しい。

講演後往診や訪問診療を終えるとどうしても２２時を回ってしまう。
一昨日の夜もがん患者さんと２時間話したが、夜の仕事が大好きだ。



ＰＳ）
今日は、米朝のトップが握手をしたした特別な日でもあった。

６０年間生きてきて、自分にとって一番大きな出来事だった。
あの映像を往診途中の車の中で何度も見ては、涙を流した一日。

嬉しくなって、トランプさんのお隣さんだったソバハニさんに
電話すると、アメリカ人の彼ももの凄く喜んでいて嬉しかった。

ソバハニさんの著書「憎まない」は、私もかなりお手伝いした本。
実はトランプさんに読んでもらおうという目的もあり、出来た本。

ソバハニさんに、７月７日夜の還暦パーテイの案内もした。
もし彼が来てくれたら、「憎まない」の裏話をしてもらう。

今日の会談の評価は分れるところだろうが、私は単純なので嬉しい。
戦争回避こそが政治家の仕事だと思うので、２人はいい仕事をした。