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ケアマネが主導するACP
2018年06月20日(水)
昨夜は、ケアマネさん主体の勉強会(尼から連携の会)で講演。
「ケアマネと介護福祉士が主導するACP」という演題にした。
この話をするのは初めてで、今このタイトルで本も書いている。
「ケアマネと介護福祉士が主導するACP」という演題にした。
この話をするのは初めてで、今このタイトルで本も書いている。
介護保険制度とケアマネ制度ができて18年。
その光と影について検証するべき時期だろう。
それまでは、「自立支援」の時代であった。
しかしケアマネが自立を奪い、依存を造った側面もある。
意思決定支援という言葉を知らないケアマネさんは
なにかある度に「ご家族の希望ですから」が口癖だ。
違う、違う。
ワシは本人の意思を知りたいんや・・・
そんなことをケアマネに言っても「認知症があるので無理です」
という一言でで切り捨てられることが何回あったか分からない。
そんな想いを冒頭に述べてから、リビングウイル、事前指示書、
そしてACPなどについて解説したけど、難しかったかなあ?
質問タイムは案の定、「家族は胃ろうを拒否しているけど
病院の医師が無理やり入れるけど」、という質問を頂いた。
「だからたった今、1時間かけて説明したじゃない」と思ったが、
おそらくACPという言葉を初めて聞いた人には難しかったかも。
エンデイングダイアログやオープンダイアログについても言及したが
あとで、少しやり過ぎたかなあ、と反省した。
「もしバナゲーム」だけにしておけばよかった。
と思っていたところ、今朝の新聞にいい記事が。→こちら
震災、余震、雨で患者さんは少ない。
しかし夜の最後には必ず難しい患者さんが重なる。
秒刻みの診察を終えてから講演。
そしてその後、消化器の勉強会。
広島大学の春間教授の胃炎に関する大講演へ。
私の専門でもあるので難しい質問にも立った。
帰宅してからサッカーに釘づけになり、日本の勝利に歓喜。
その後の試合にも釘づけになったので、午前2時になった。
PS)
淡々とした1日ののようだが、こうやって書き出してみると
毎日、いろんなことがあるものだなあ、と感心する。
余震が収まったのでちょっとひと安心している。
認知症の人には全員、地震の記憶を尋ねてみた。
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この記事へのコメント
誰の意思決定支援をしてるんだろう…と見失う時がある
また 権力に負けてしまう時もある
お医者さまがおっしゃているから…
ケアマネさまがおっしゃっているから…
ほんとに…
どうにもできなくて 悔しい想いをする
それでも
どうすれば ご本人や遺された家族が笑顔になれるのか…というところを考えると
なんとかしたい!と思ってしまう
だから なんとかしようと努力する
Posted by 匿名 at 2018年06月22日 11:09 | 返信
「ご本人の口から食べれなくなったら 点滴をしない方がご本人の苦痛が少ない…」
ほんとに…実感します
間違えてはいけないのは 治る見込みのある方=治療すれば回復する方は点滴して治すべきです
でも まもなくお迎えがくるであろうと考えられ方に過度なことをすると苦しいだろうな…と感じます
何もやってくれなかったとご家族から訴えられないように
何ができるのかをご家族を一緒に考えて行く中での意思決定支援だと思っています
訪問看護をやっていて
人生の最終章に出逢います
助産師があるように いい助死師になれるように 日々、精進してまいります
おさかなレシピが気になる…笑
Posted by 宮ちゃん at 2018年06月23日 10:49 | 返信
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