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発熱と肺炎
2018年07月25日(水)
今夜の国立認知症大学の講演テーマは「発熱と肺炎」であった。
60名の介護職の人が来てくれて、終了後は納涼会も行った。
いろんな話が聞けてこちらも勉強になる貴重な機会である。
60名の介護職の人が来てくれて、終了後は納涼会も行った。
いろんな話が聞けてこちらも勉強になる貴重な機会である。
発熱とはなにか?から始めた。
・何度以上あれば夜中でも、医師ないし看護師に連絡するの?
38度? 38.5度? 39度?
・解熱剤の使用は?
カロナール? ロキソニン? ボルタレン?
・発熱の原因は?
肺炎? 胆のう炎?尿路感染?
微熱程度で真夜中にいちいち医者に連絡しないでね。
38度出たくらいで勝手に家族を呼んだり、救急車を呼ばないでね。
なんて当たり前のことを話したつもりであったが、施設によっては
株式会社の決まりで微熱でも連絡を強いられる所もあって、驚いた。
「発熱への対応」だけでも2時間でも3時間でも話せる深いテーマだ。
「今日は役にたった」と言ってもらえることが、最大の御褒美になる。
介護福祉士さんはもっと団結して、医師と対等にならないといけない。
160万人もいるのだから力を結集すれば世の中を動かす事もできる。
まったくの私塾であるこの講座で話している時が、一番楽しい。
医療と介護の温度差を感じ、考えさせられる貴重な機会である。
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この記事へのコメント
先生、昨夜はありがとうございました。昨日は朝から夕方まで介護の研修が終わってすぐに駆け付けましたがが、先生の授業のほうが何十倍も勉強になり、百倍楽しくて、元気が出ました。介護のベテランになるほど、みんな何度か失敗も経験してるし、微熱がでるだけで不安なんです。だからこそ先生の授業でみんなで考え、共有して笑って。こんな有意義な時間はとっても貴重です。ずっと参加したいです!!
Posted by ふーちゃん at 2018年07月25日 03:08 | 返信
〉介護福祉士さんはもっと団結して、医師と対等にならないといけない
このお言葉に感動です!頑張ります!!
Posted by 尼崎の社会福祉士 at 2018年07月26日 07:03 | 返信
暑中お見舞い申し上げます。
長尾先生、この写真イイですね!!
スリムになられて、またリラックスした
充実感が伝わります。
次のトピックにある、白スーツと帽子姿の
おそらくディナーショーでの写真よりも
こちらの方がイイと思います。
Posted by もも at 2018年07月26日 09:12 | 返信
私は介護福祉士ではありません。介護の仕事について14年で、1ヶ所です。国家資格を持たないから役に立てていないのですか? 勤めているグループホームの国家資格所有者はただただあり得ない指示を出すだけです。 看取りの方にラコール1日4P、お茶600を口をこじ開けてでも介助の指示。 こじ開けるから歯は磨り減り血がでてます。
寄り添うことも声をかけることもありません。 他の職員も声をかけることもありません。 全くです。 自分のノルマに追われて、それでもサービス残業1時間。 時給上がりましたが、800円です。。。 介護福祉士以外のパートさんだけがまだ少しでも心を持ってます。 明日、辞職しようとおもいます。
Posted by まぁちゃん at 2018年07月26日 11:37 | 返信
資格とは、就職する時に役に立つもの=目安(指標)
であると、責任者レベルの方で、分かる人、分かっている人
は居ると思います。「資格は、資格だから」という表現で、
現実の物差しと一致する訳では無いと言います。
介護保険法を制定した頃に、介護界に関わる(携わる)ことを
始めた方で、「士業」ではありませんが、「○○資格」とかを
作り始めた方が、そう言っていました。
「士業」の資格があっても無くても、現場に入ってしまえば
「一緒くた」な職場もあります。少ないかも知れませんが、
経営者が大きな心の持ち主であれば、一緒くたでも上手く
やって下さると思います。
就職先(働く場所)も時の運と縁でしょうか。
運はやってくるものではなくて、つかむもの、と格言のように
言う方もあります。
死ぬ時ばかりが、寄り添う人を必要としている訳では無いと
思います。生きている時(元気な時)に寄り添うことが出来、
それは介護者と被介護者が、共に楽しく過ごすことができれば
それもまた、大いに介護冥利に尽きるのではないでしょうか。
死ぬ瞬間に納得のいく寄り添い方、寄り添われ方、は
血縁であっても難しいものがあるのですから、それもまた
縁とタイミングであると思う、そんな納得の仕方があるのでは
ないでしょうか。
Posted by もも at 2018年07月28日 08:32 | 返信
在宅医療、在宅介護をやるなら覚悟がいる!
医療の分野とか介護の分野とか 分けていること自体がヘンです
病気だけみて 人をみないから 最後まで治療をしてしまう
生活だけみてるから病気になったら逃げ出す
どう生きていきたいのか…そこに視点をあてて 考えたいです
Posted by 宮ちゃん at 2018年07月28日 11:28 | 返信
現場の現実を垣間見る気がしました。
まぁちゃんさんが思う、あり得ない指示はきっと他の方も大なり小なり感じている方があると思います。辞職される決断は新たな1歩ですね。
しかし、14年疑問を持ちつつ心を込めて介護された、まぁちゃんさんならお辞めになる前にどういう形でも、思いを伝えて欲しいと思いました。
自分なりの言葉で気持ちで、ならきっと、一部の人にでも何かが伝わり、何か良い足跡か残せるのではないかと思います。
匿名からまぁちゃんへの返信 at 2018年07月29日 02:57 | 返信
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