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第1回尼崎市地域ケア会議
2018年08月03日(金)
一昨日、第1回の尼崎市地域ケア会議があり参加した。
増加する独居の認知症高齢者を。どう支えていくのか。
多職種に加えて、行政や民生委員も加わって議論した。
増加する独居の認知症高齢者を。どう支えていくのか。
多職種に加えて、行政や民生委員も加わって議論した。
・独居、認知症高齢者
・月8万円の年金生活だが金銭管理ができない
・子供たちと疎遠だが、孫が年金を取りに来る
・転倒骨折を2回して、すり足歩行である
・過食による重症糖尿病があるが、服薬できない
・入院は絶対イヤで家がいいと、要介護2
どこにでも居そうな典型例。
地域で、どう対応すべきか。
医師、歯科医師、看護師、ケアマネ、PT,医師会ヘルパー、
福祉用具、行政、民生委員、など多職種ごとのテーブルに各10人程度。
各1時間議論したあとは全体会議。
大変活発な意見交換が、行われた。
100名を超える専門職が知恵を絞ると、いろんな意見が出てくる。
「やってみるもんだなあ」と、感心した。
私はこのテーマの全国プロジェクトのリーダーを拝命しているので、
言いたいことが100もあったが、たった1しか発言しなかった。
こんな場で偉そうなことを言えば、村八分になる。
みなさんが考えていることを、興味深く観察した。
一番気になったことは、医師を含む多職種はみな「専門医」が好きなこと。
「認知症専門医」「糖尿病専門医」「精神科専門医」「皮膚科専門医」
「かかりつけ医」と訪問看護師が、生活を看る、という視点は無い。
また、ACPという単語は、100人X2時間の中で皆無であった。
ACP一色であるが、目の前の現実とは遊離したお経のような概念か。
このように一番大切な視点が無かったことが、今後の課題かと思った。
しかしこのような会議は絶対にやるべきである。
とにかくやならいと、1歩でも前に進まないと。
忙しい診療の間を縫っての参加だ。
この日は2回吉野家で飯を食べた。
それにしても暑い。
8月も頑張ろう!
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