鹿児島は、西郷ブームや明治維新１５０周年で賑わっている。
城山付近の歴史建造物を通ると重厚な雰囲気が伝わってくる。

久々の鹿児島でのでの学会。

慢性期病院と在宅の両方に参加している医師は私だけ。
日本の中でもそんな人は私以外いない、別世界である。

在宅関係の学会とはまた違った雰囲気なのが日慢協の学会。
厚労省の偉い役人さんや医療界の重鎮といろんな話をした。

病院のトレンドを知る、唯一貴重な機会でもある。
病院経営がどれだけ大変な時代なのかを感じる時。

日本の在宅医療は、まもなく病院が担う時代が来るはず。
夜間も医師や看護師がいる介護医療院の存在感も大きい。

そして「小さな病院時代」の起爆剤になるのでは。
５年後には介護医療院がブームになる予感がする。

緩和医療学会理事長の神戸大学の木澤先生と一緒に講演した。
木澤先生はＡＣＰのイロハを、私はリビングウイルについて。

私流のＡＣＰ論を聴いて頂き、それだけでも貴重な機会だ。
今後２０年間、ＡＣＰ時代が続くが、今はまだその幕開け。

今日は長野すけなりさんを偲ぶ会が東京のホテルであった。
私は鹿児島にいるので、大変残念だが、参加できなかった。

長野さんは鹿児島の人で、城山観光ホテルが定宿である。
そのホテルで医学会が開催され講演しているのが不思議。

４Ｆの展望台から雄大な桜島を眺めながら長野さんの冥福を祈った。
夜は、五反田クリニックのみなさんと会食等、盛りだくさんだった。

夕焼けが綺麗だった。
天文館で焼酎を飲みながら、また長野さんを想った。