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天国への登り方

2019年01月25日(金)

劇団「アマヤドリ」の本公演「天国への登り方」を観た。
安楽死をテーマにした劇だった。→こちら
若い人たちが一生懸命に考えてくれるのが嬉しかった。
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代表の広田さんたちは、前回の私のロフトプラスワンに来てくれた。
そんなご縁もあり、ご招待を受けたので観に行った。

なんだか、私の本に書いた言葉がセリフとなりあちこち出てきた。
きっと私の本を何冊も隅々まで読んでくれているのかなと思った。

北極を安楽死特区にして、それを観光産業として売り出す物語。
安楽死の前に「生前葬」まで出てきたのには、ビックリしたな。

若者たちが(おそらく20~30代)がここまでリアルに
終末期医療に関心を持ってくれていることが嬉しかった。

若者の感性で演劇という手法で自由に展開されていた。
誰にも遠慮せずに、表現していたのが良かった。



おりしも宗教学者の山折哲雄さんも安楽死に言及されている。→こちら

経済学者の二木先生は先日の落合X古市論争にコメントしている。→こちら
この記事の最後の安倍総理のコメントは、たぶん私が関わっている。


いすれにせよ、今こそ、喧々諤々の議論をすべきだ。

もちろん尊厳死である。
いまだに尊厳死がタブーな国。

安楽死は尊厳死の議論のもっと先。
日本では無理だろうし、私も反対。


尊厳死できれば、安楽死は要らない。

その尊厳死もなんと、まったく理解されていない。


課題は多い、多すぎる。
しかし若者たちと真摯に議論していきたい。










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この記事へのコメント

「天国への登り方」または「地獄への降り方」。いいですね。

くだん(件)の「テクノ秀才」たちのざれごと。偏差値官僚たちの造語おあそび。
「臨終期」または「往生際」をいかに迎えるかということを静思したいのに、
「老成期」の先輩たちを「マイナスコスト」としか見ない若輩たち。

「日本人の死生観」といえば、西行、兼好がすぐ想い浮かぶ(立川昭二、山折哲雄)。
「脳死臨調」の時もそうだったが、「終末期」「最終段階」論議にも、彩り、四季がなく、
鼻もなにもないノッペラボー。

山折哲雄おすすめには、三無主義(葬式しない、墓つくらない、骨のこさない)のほかに、「死にたい日」から逆算して絶食を開始するという「手」がある。
3・4日絶食に、絶水をくわえて、なんどか予習しておきたい。

だれかさんのように、知人を刑法犯に仕立てて「自裁」するというのは、「他裁」である。
「リビング・ウイル」とともに、彩りゆたかなプラスアルファをもちたいものです。

Posted by 鍵山いさお at 2019年01月26日 04:48 | 返信

地域による違いはあると思いますが、高齢のおばさんやおばあさんが話している医療との関わり方は、私(60歳代半ば)からみると、やはり何でも医療に頼りすぎだと思います。けど、それを言えない。村八分になりたくないから。
たとえばジムの風呂で、背中があちこち真っ赤になっている元気な80歳おば(あ)さん、「ブラジャーがくいこむからかな? 痒くて仕方ない、手が届くから(これ自体、ご立派)掻いてしまう。」すると、もう一人の60歳代前半の医者好きおばさん「医者に行って薬もらって塗った方がいいよ、それからビタミン剤と◯◯ともらって飲んで・・」
私は黙っている。
背中が痒いのは風呂で洗いすぎなんじゃない? 下着は肌に接する部分は綿100%がいいよ。 80歳で体型補正肌着で締め付けなくたっていいんじゃない? 痒いから掻くって、それでいちいち医者に行ってクスリもらって塗ったり飲んだりするの? 。。。。。と言いたいのだが。
こういう人たちがこういう「症状」で医者へ行った時、医者は薬を処方せずに「まず、痒くても掻いてはいけません、洗いすぎないこと、下着の材質を変えて試してください、そのあと、もし改善しなければ、もう一度受診してください」と突き放すべきだと思う。でもそうすると、医者好き薬好きおば(あ)さんたちが、「あの医者は薬くれない」とか、「あの医者はひどいよ」とか文句を撒き散らすから、医者は「営業に差し支えるので薬を出す」のですよ、ね。
厚労省がTVやネットで、「こういう症状は、医者へ行く前にこれらのことを試してください」といった宣伝をすればよいのではないでしょうか?
まあ、TVは、医療機関や製薬会社もスポンサーだから・・・
要するにどこもかしこも「自分たちの商売繁盛」だけを考えている。

Posted by 匿名 at 2019年01月27日 01:54 | 返信

やっと、やっと見つけた、長尾先生の安楽死へのお考え。
「日本では無理だろうし、私も反対。」
もっと聞かないと分からないけど、
どこかホッとしました。
私は、自殺は殺人だと考えています。
殺す相手が他者か自分か、の違いだけであり、
人が人を殺していることには変わりありません。
初めて安楽死を意識したのは、
全身麻酔を受けた時。
あぁ、こうして死ぬのかな、と思いました。

殺してはならない。
誰もが、忘れてはいけない事。
人間に、明日は分からないからです。

まー、よく死にたがるワタシに言えた事カネ!
でもほんとにそう思いながら、
今日まで生き延びてきたのがこの私。

Posted by 國本 直子 at 2023年02月21日 09:51 | 返信

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