大阪の講演を終えて伊丹空港へ。
伊丹から長崎には１時間と近い。

長崎はランラン祭りであった。

生まれてはじめて見る不思議な光景。
奇麗だった。

丸山町の「花月」という料亭でのレセプション。
４００年前の風情がある建物で味わう卓袱料理。

理事長の丸山先生とも総合診療医の将来を語り合った。
丸山町で丸山先生と話すなんて、なんだか不思議な話。

その後、思案橋付近を徘徊して
地元の人たちといろんな話をした。

こうした探索が趣味である。
スナックらしいスナックだ。


さて、総合診療は長崎が中心地。
あとは福井や宮崎などかな。

ただ、病院の総合診療と私の考える総合診療は少し違う。
私はプライマリケア医やジェネラリストのイメージだ。

昨夜。丸山理事長に重鎮の先生がたの前でこう言われた。
「誰もが長尾先生になれるわけじゃないんだから！」

そう言われると辛いのだが、私は町医者としてコツコツやっているだけで
頭も悪いし要領も悪いし、どの程度のジェネラリストなのかは分からない。

大切なことは向上心を持ち続けること。
それがあれば、ジェネラリストでいい。

８月２４日（土）、本郷の東大で
「本物の総合診療を本気で推進する会」を開催する。→こちら

多くのジェネラリストに集まって欲しい。
草場先生に講演いただくことが決まった。

できれば在宅医療を死語にしたい。
総合診療の場が外来であったり家であったりするだけだ。



PS)
帰りに、爆心地公園と原爆資料館に立ち寄った。
Centerと書かれた爆心地に立った時、嗚咽した。

一瞬にして何万人の命が奪われた中心点に立つ意味は大きい。
沢山の人が原爆資料館を熱心に見学していたので嬉しかった。

アジアからの旅行者も聞き入っていたので嬉しい。
どう考えても核兵器、そして戦争は回避すべきだ。