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心不全、肝硬変、COPDが一番難しい
2019年04月17日(水)
がんや老衰や認知症は、たとえおひとり様でも100%お看取りできる。
しかし臓器不全症の慢性管理と終末期医療はとても難しい。
特に施設に入り、遠くの長男長女がいろんな指示を出すと・・・
しかし臓器不全症の慢性管理と終末期医療はとても難しい。
特に施設に入り、遠くの長男長女がいろんな指示を出すと・・・
連日、深夜のお看取りが続いている。
昨夜も1時に帰宅して、3時に看取り。
そして今日も朝もひ昼も食べることができずに、悪戦苦闘。
仕事以外はすべてコンビニ、とかなり寂しい人生。
それも人生。
それにしても、毎日、遠くの家族の要望に寄り添っていたら
死にそうになるくらい大変で、気が遠くなる。
肥大化しすぎた欲望や医療への期待。
死を受け入れられない50~60歳代。
私たち医療者の力では到底不可能。
メデイアは医者叩きで部数を狙い、
無知な市民はそれをよしとする。
日本はどうなるのだろう・・・
すべては皆保険制度に甘えすぎているのではないか。
今日の昼の講演は「心不全、肝硬変、COPDの終末期医療」だった。
これが一番難しいのだが、これができたら一流の総合医であろう。
遠くの家族と上手にコミュニケーションをとるためには
電話やメールや対面など時間とエネルギーと工夫が要る。
でもそんなことを求められても医者はスーパーマンではない。
「人生会議なんて机上の空論」と感じる。
私は、上手にできる。(自慢してごめん)
しかしそんな医者がどどれだけいるのか。
人生会議を広めるために、すでに何十回も講演した。
しかし講演なんかで伝えることは到底できない、と感じる。
この2週間、大学病院から当院に就職した医師には全身全霊で伝えた。
毎日が濃厚な映画のようできっとゲップが出るだろうが、それでいい。
新卒で入職してくれた訪問看護師も同行して伝えた。
なんでも感動してくれるので、こちらも一生懸命に。
日本の医学を変えたい。
医学教育を変えたい。。
そんな想いが日々強くなっている。
60歳を過ぎ、天命を知ったのか。
大げさではなく、日本のことを日々考えている。
しかしあまりにも無力なので、時に諦めかける。
しかし気を取り直して頑張る。
その繰り返しの日々。
PS)
4月26日は、楽しい会にしたい。
誰でも参加OK.。まだ余裕がある。
会場は結婚披露宴をイメージしてほしい。
平成最後の夜を、長尾と過ごしてください。
難波駅の富永病院の西。
実質1500円(99名まで)
今日、「平成臨終図鑑」の見本が届いた。→こちら
年齢順になっているが、私は丁度真ん中。
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