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夜間高校生の20年後
2019年04月16日(火)
今夜は、夜間高校の健康診断だった。
15才の背中から、20年後を夢想。
健康教育の重要性を、再認識した夜。
15才の背中から、20年後を夢想。
健康教育の重要性を、再認識した夜。
嵐の外来が午前と午後が、2回あるが、忙しい。
大病院の誤診&誤投薬に苦しむ人に時間を割く。
大病院や専門病院で治らない人が全国から集まってくる。
それを勉強に来ている医者たちの前で、一挙に解決する。
できる時は、数秒でできる。
まるで魔法に感じるが解決。
それができた時は、本当にうれしい。
でも時間との壮絶な闘いの中での技術なので伝授しにくい。
今日は、こんな1日だった。
朝は、何件かの訪問診療と往診から始まる。
その後、ごった返す外来で悪戦苦闘の外来を12:50まで。
12:50~13:00は、20~30名の面会者との面会。
13:00~13:30は、講演。(看取りと死亡診断書)
13:30~14:00は、東京からのお客さま(勇美財団)
14:00~14:30は、往診2件
14:30~16:00は、大会社の産業医出務2件。会議と面談など
そのあと、あわただしく数件の訪問診療と往診だ。
今日は生後2ケ月目の赤ちゃんの家にも往診した。
息つく暇もなく夜の診察を終え19:30にクリニックを出て、
21:00まで夜間高校の検診をなんとか終えた。
まさに秒刻み。
しかもいつも1~2人を教えながら。
つまり1日中喋っているので疲れる。
朝も昼も食べる時間がない。
コンビニおにぎりだけ。
15才の背中を10数年間、診ているが、年々元気がない。
肥満、フレイルなどは、高校生で完成形になっている子も。
年々、高校生が元気がなく、ヘンに大人しいのが気になる。
彼らは、4年間の夜間高校のあと、どうやって生きていくのか・・・
夜間高校の教育は、日本の将来を考えてもとっても重要だ。
教師は2倍手厚く手厚く配置し、特に「健康」について教えないといけなない。
しかし現実はそうなっていない・・・・
ブツブツ言いながらクリニックに帰ると、職員と出会った。
近くの食堂で一緒に襲いご飯を食べ雑用を終えると23時。
ちなみに、10数年間の夜間高校での「いのちの授業」を
コープさんの雑誌が紹介してくれた。
第1回 子どもたちの将来を守る「いのちの授業」
「15歳の背中が、私にいろんなことを教えてくれる」 →こちら
第2回 子どもたちの将来を守る「いのちの授業」
あってはならない健康格差。
「子どものうちから健康教育を!」 →こちら
誰もやらないなら、ワシがやる。
もちろん、すべてボランテイア。
夜間高校生の20年後を夢見ている。
その時は、もう私はこの世にいない。
次のいのちの授業は6月にやる。
PS)
今日は、勇美記念財団の理事長がクリニックに来られた。
財団は、来年創立20周年を迎えるそうである。
ただただ、感謝。
在宅医療が発展してきたのは、勇美さんのおかげだ。
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