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ゴミ屋敷掃除で知った空白の50代 

2019年04月29日(月)

昨日は、往診、往診、往診で、とても忙しかった。
お看取りも2人あり、尼崎の街を走り回っていた。
その合間に、久々に自分の部屋のゴミ掃除をした。
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私には2畳ほどの理事長室がある。
一応、机と本棚が置いてある。

昔はそこに座って食事をする時間があった。
しかし長い間、その部屋に入る時間が無かった。

今日、ゴミ屋敷と化したその部屋の掃除を始めた。
机の上に堆積した地層のようなゴミを仕分けした。

何層にもなっていて結構なゴミの量であった。
軽トラックに積むくらいのゴミが、出てきた。

いつからこの部屋に入っていないのか。

2010年から入っていいなかった。

まるで時間が止まったままの部屋にしばし唖然とした。
そこにある膨大な資料の山は、すべて10年前のもの。


裏を返せば、10年間、私は自分の椅子にも机にもつけなかった。
とっても忙しい、怒涛のような50代であったことに気が付いた。


空白の50歳代。

無我夢中で生きた50代。

書いて書いて、書きまくり、
仕事と講演にまみれた50代。

40代からいきいきなり、60代にタイムスリップ。

よく頑張ったと思う。
自分で自分を褒めた。


整理しながら「実にいろんなことがあったなあ」と思い返す。
帰らない青春の日々の想い出の品々も、どんどん断捨離した。

ようやく机の表面が露出してきたが、一番下の紙と表面が
くっいていいて、無理やり剥がすと、表面がボコボコに。

大量の名刺や手紙や書類も出てきた。
移動していたり、音信不通だったり。


10年という時間が、「もう捨ててもいいよ」と言ってくれている。
心を鬼にして断捨離するが、なかにには未練があるものも沢山ある。

10年前のクツ、スリッパ、お菓子、缶詰め、書類、契約書・・・
イワシに缶詰めが高温で自然に開いていたので驚いた。


結局、半分位のところで、また呼び出しがかかった。
とてもじゃないが10年前のゴミ屋敷整理は疲れる。

書類の端で指を切り、血がタラタラと流れ出した。
「今日はこのへんで」という合図に想い中止した。


しかし10年ぶり自分の個室に入れて嬉しかった。
気になっていたゴミのや山が少し片づいて嬉しい・・・


ふと届いたばかりの保険医協会の新聞を見てビックリ仰天。

なんと毎日のように会っていた医師が亡くなっていた。
57歳で急死だという。

その彼はゴルフがプロ並みで、一緒にラウンドしたこともある。
いつも犬を散歩させ真っ黒に日焼けして、スポーツマンの代表。

健康優良児の代表のような人が私より先に逝くなんて
何があったのか知らないが、ちょっと信じられない。

最後に会った1~2ケ月前の笑顔を思い出している。
私とは真反対で、あれだけ体を鍛えていたのに・・・

虚しさが募る。


世の中、なにがあるか分からない。
自分だって、明日のことは不明だ。

今日ゴミ屋敷部屋を片づけたのは、死への準備だったのか。
「モノ」はあの世には持っていけないので、捨てるのみだ。


10連休だからこそ念願の掃除が半分ほどできた。
休み中にあと半分の掃除をやらなくては。

外来診察室も10年来の雑貨があれこれ堆積している。
あまりにも忙しいので、年末の大掃除もやっていない。

10連休は、自分を取り戻す、いいチャンスだ。

終活の第一歩。



PS)
腰痛が悪化して、歩くのもままならない。
みどりかわさんにマッサージして頂いた。

明日も仕事だ。
今年に入って看取りが52例目なので、年間で150例になりそう。

いよいよ、あと1日。


































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この記事へのコメント

 先生、ムチ打ちはもう大丈夫ですか?先生を見習ってわたしも掃除します!

Posted by ふーちゃん at 2019年04月29日 09:24 | 返信

はじめまして。休みを活用して私も服の入れ替えと掃除を。お茶休憩でふとこちらを初めて訪ねて驚きました。 
亡くなった先生は間違いなく家族でずっと お世話になっていて阪急の駅の近くの先生ですね。
私達も大変驚き未だ愕然と。何が起こるかわからないなあとお顔を思い出しては途方にくれています
お医者様こそ長生きしていて欲しいです。患者はツライです。
それにしても先生のご本2冊持っているのでここに来た偶然がなんだかとても不思議。
決してゴミ屋敷を掃除してたのではないのですが!笑

Posted by くれあ at 2019年04月29日 04:02 | 返信

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