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緩和ケアの専門性は、鎮痛、鎮静、人生会議

2019年06月29日(土)

緩和医療の学会や研究会に参加して、いつも思うことがある。
緩和ケアの専門性とは、鎮痛、鎮静、人生会議、なのかなあ。
緩和ケアがもっとホスピスの周囲の地域にも広がって欲しい。
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地域緩和ケアという言葉がある。

しかしまだまだやなあ、と感じる。

ただ自分が勉強不足だけなんだろう。

在宅ホスピスと施設ホスピスの距離が気になる。
年々、両者が遠くになって行くような気がする。


たとえば、施設ホスピスは、メサドンやナルサスを好んで使う一方、
在宅ホスピスで汎用するフェンタニルパッチは、あまり使わない。

これだけでも、大きな文化の差を感じる。

「道具」が全く違う。

そして、緩和ケアの専門性は、「鎮静」に向かっている。
在宅の鎮静率が低すぎる、という緩和ケア医が多くいる。


私のことを言っているのではない。
山崎先生のことを言っているのか。

山崎先生は、本音を書いた。→こちら
正直、とても、嬉しかった。

昨年10月の日本リビングウイル研究会のテーマは鎮静だった。
在宅ホスピスと施設ホスピスが、それぞれの意見を、述べた。


その時、緩和ケア医はその専門性を「鎮静」に求めていることを知った。
アホな町医者が自宅で平穏死されたら一番困るのは緩和ケア医であると・・・



在宅平穏死が増えたら、日本救急医学会から攻撃を受け、
同様に緩和医療学会から攻撃される理由を明確に自覚した。


私は、0歳児も、20~30歳代も診ているのだけど、
町医者は老衰しか診ていないことになっているらしい。


要は、簡単な事例は町医者が診て、そうでない難問は
緩和ケア医が診ていることに、勝手にされているのだ。


いずれにせよ、平穏死は、いろんな同業者に、大変迷惑なものらしい。

まあ、せっかくの専門性を邪魔したら、申し訳ないので、
世の中そのままにしておいたほうが「立つ瀬」を残せる。

しかし正直、そんな議論はどうだっていい。
なんとか専門医なんて、どうでもいいはず。

患者さんは、「人生会議」なんて言葉は知らないし、
学会がいくら頑張っても市民権など得ないだろう。


目のまえの患者さんの痛みを軽減して、納得してもらえるか、だけ。
もっとも、きめ細かく痛みのケアをしてくれるのは看護師さんだが。



PS)

おかげ様で生前葬から1年。
なんとか次の年齢を迎えた。

生かしていただき、ありがとうございます。

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この記事へのコメント

お誕生日おめでとうございます。長野での講演楽しみにしております。私らにとって、いい先生は、本人家族、私達に視線を合わせてくれる先生です。先生応援してますから‼️

Posted by 小林ひろえ at 2019年06月30日 08:17 | 返信

可愛らしい、驚いた様なお目々の表情がどなたかに似てますね。「興味津々。何かなこれは。」
緩和ケア医の先生達は、色々なツイートを飛ばしていますが、中には「尊厳死協会」への、よく分からない批判もあります。
診て貰う側からすると、生えてる畑が違うと、違う畑を攻撃したくなるものかと思います。緩和ケアの評判のいい先生らしいのに残念だなと思いました。他の畑で頑張る人と協力しようとしないで、他の畑への攻撃に情熱を傾ける人に、人生の終わりを預けたいとは、思えません。緩和ケア医の先生達の努力が、報われないと後本人達が嘆きますが、その種をご自分で蒔いているのかもしれません。
他の畑とも協力しようとする緩和ケア医の先生が増えるといいです。
診て貰う側からすると、薬が全てではないので、緩和ケアの先生もその辺をもう少し分かって欲しい。

Posted by 一読者 at 2019年06月30日 11:51 | 返信

お誕生日おめでとうございます。先生の膨大な知識力、情報収集能力、伝達力、行動力、どんな圧力にも屈しない正義力、そのすべての原動力は人間愛。人間としてこの世に生まれてきた、未来からの使者のようにも感じます。しかしその正体は、先生のビックリ仰天おかしな行動によってばれずにすんでいるのかもしれませんね。素人なのに平気で人前で歌ってしまう、ふつうなら恥ずかしくてできないような行動までも自由にやらかしてしまう、そんなおかしなところがあるから、見破られないですんでいるのかも~。冗談はさておき、ベッド上のお孫さん、まだ小さいのにきりりとして利発そう~大物になりそうな予感、成長が楽しみです。どうか、次世代を担うこの子達のためにも、お身体無理せず、世の中が正しき方向に向かうような発信を続けていっていただきたく、どうかよろしくお願い申しあげます。

Posted by 遠い声 at 2019年06月30日 12:44 | 返信

人生会議ね...なんだか自分の範疇には、しっくりこない言葉です。
自分の人生を他人に会議されるんですよね。
人生の終盤・生命の終焉に近づいている時に、「賽は投げられた」という
タイミングで、弱った状態の自分を中心に据えて、全てのデータ・情報が
複数の他人に共有されて進路を決める...って状態を想像します。
それよりは、リビングウィルの方が現実味があるかな?
断舎利に多くの意味があるように、書き込む文字を思案しながら、自分を
見つめ、終末にも思いを馳せる...この行為の方が好きかも知れない。

Posted by もも at 2019年06月30日 09:22 | 返信

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