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おかげさま
2019年06月30日(日)
今週後半は実にいろんかことがあった。
低気圧、台風、G20、講演、理事会、
勉強会、イベント、すべておかげさま。
低気圧、台風、G20、講演、理事会、
勉強会、イベント、すべておかげさま。
今日も、帰阪と同時にお看取りに呼ばれた。
私の年の半分くらいなのに、がんで旅立ち。
よく、シンポジウムなどで有名な緩和ケア医から、
「長尾は高齢者しか看取っていない」と言われる。
深い持続的な鎮静が緩和ケアだよと主張する権威からは、
町医者が自宅で深い鎮静無しで看取ることは困るらしい。
つまり「平穏死」は、緩和ケア医にも、救急医にも不都合らしい。
しかし、若いがん患者さんも普通に診ているし、
年に関係なく最期まで緩和ケアを提供している。
いちいちそんなことを、言わないけど
ホント無茶苦茶なことを言われる宿命。
往診すると、たくさんの身内がおられた。
重いけど、どこか安堵も漂う、いい空気。
病院から告げられた余命よりもずっと長く生きた。
最期まで笑顔をくれたAさんに、私たちも感謝した。
不謹慎な言い方だろうが、荘厳な旅立ちだった。
ご家族に、お礼を言いながら丁寧に見送って頂いた。
もっとも在宅ケアの99%は看護師がやっているが。
何が言いたいのか。
私はその人の倍も生きている。
何倍も生きている時も、ある。
これでいいのかな。
世の中、理不尽だ。
仏教ではそうなっているが、やっぱり理不尽。
鹿児島でみなさんにハッピバースデイを歌って頂き、
いざ、蝋燭の火を消そうとした瞬間に電話が鳴った。
息を引き取ったというれ連絡だった。
知らない方だった。
それもぞのはず、退院して数時間後の旅立ちであった。
さすがにセカンドコールの医師にお世話になった。
夕方診た先生が行くのが一番自然だ。
もう一人、とても気になっていた患者さんがいた。
3日前、100%亡くなるくらい悪い状態だった。
それが、まるで私の帰阪を待っていたような旅立ち。
いつもそうなんだが、なんでこんなことになるのか。
いすれにせよ、生かされていることに感謝。
おかげさま、で生きる。
PS)
午前は痛みの勉強会で午後はワセダクロニカルの勉強会。
夕方からは、いつものように数件の往診が続いた誕生日。
お祝いのメッセージを頂き、ありがとうございました。
男性が7人で、女性3人と、男性にご縁があるのかな。
旅立たれた患者さんの笑顔を思い出しながら眠る。
明日7月から少しでも生まれ変わりたい。
ハピーバース帝を

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この記事へのコメント
お誕生日おめでとうございます。
まぐまぐに、G20の感想を「会議は踊るか?」と書いたのに「送信」できなくて、がっかりしていました。
トランプ大統領が、38度線を超えるのは、パフォーマンスとしても面白いなあと思いました。
戦争をするよりは会議をした方が良いのかもしれません。
高速道路が封鎖されて、市民は迷惑だったみたいですけど。
長尾先生も、60歳だから、お仕事をなんとか減らせないのでしょうか。
Das gib't nur einmal das kommt nicht wieder, dasist zu schön um wahr zu sein.
唯一度だけ、またとない、本当だとしたら素敵すぎる
Posted by にゃんにゃん at 2019年07月02日 01:15 | 返信
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