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人生会議、やってますか?

2019年09月21日(土)

今週は、NHKのあさイチに「人生会議」で出演した。
多くの人から「初めて知った!」との連絡を頂いた。
みなさん、人生会議をやりましょう。

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190918NHK あさイチ 人生会議 6min20sec
https://youtu.be/T2DGBAIF7ZY
 
NHK HP
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/190918/1.html
 

有料(1回 108円)ですが、10月1日までNHKオンデマンドで視聴できる。
https://www.nhk-ondemand.jp/program/P201000056000000/index.html
 


この番組のロケでも、大病院のカンファレンスでも今まで
誰ひとり「人生会議」という言葉を聞いたことが無かった。


現場にいる私の勝手な想像だが、人生会議の認知率は
・医療職 10%
・介護職 1%
・市民  0.1%、くらいじゃないかな。

正直、番組はそこからやるべきだ。
莫大な国費を投じて啓発している割には認知率が極めて低い。

まあ、リビングウイルの認知率も同じようなものかもしれないが。

そこで
明日は、彦根で人生会議の講演
来週は、沖縄でも2つの講演を → こちら と こちら
来月は、佐賀でも講演をする。

佐賀は、ミスター人生会議の木澤先生とのダブル講演だ。
私の演題は、ズバリ「リビングウイルと人生会議」だ。→こちら

一昨日、地元での緩和ケアの勉強会で、木澤先生にご挨拶した。
昨夜は在宅医療連合学会理事長の蘆野先生の講演を拝聴したな。


でもホントは、
人生会議なんて、どうでもいい。

そんな言葉が無かった35年前から、全例にやっているからだ。
私にとっては、食事をとるように当たり前の行為に過ぎない。

日々、何度も人生会議をやっている。
まさに「毎日が人生会議」なので」なので、「何をいまさら」が本音。

人生会議は、おそらく病院スタッフや一般市民のために
啓発されているもので当たり前すぎて解説にも気を使う。


PS)


2019年9月22日(日) 14時~16時30分
ひこね市文化市民プラザ エコーホール
滋賀県世界ホスピス緩和ケアデー記念県民公開講座
 
『緩和ケアと尊厳死を考える~人間らしく、
 自分らしく最期を迎えるために~』

http://www.drnagao.com/lecture/lec_20190922.html

この講演は昨年、台風のため中止になった。
今まで1000回以上講演していて、中止はこれだけ。

しかしなんと今年も台風が近づいている、という。
なんという因縁だろう。しかし今年は大丈夫そう。

千葉県の皆様の停電回復を祈っています。

















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この記事へのコメント

リアルタイムでは見れなかったのですが、リンクしてくださったので
拝見することができました。
私の率直な感想なのですが、こういう大袈裟な「会議」をする必要が
あるのかな~?って感じでした。
普段から、親と話をしていたら、いつでも本音は聞けるわけだし、
話さないような親だったら、意味があるような気がしますが、
いつも普通にこういうことを話せている間柄でしたら、必要ないのでは?
何か、私には大袈裟に感じました。
患者を中心にその関係者が皆、一同に集まり、話していた内容は
必要ありますか? 親子で納得していて、それを関係者に伝えるだけで
十分な気がしてしまいます。
面倒をみてくださる関係者の人が居たら、かえって良い格好というか
本音が出ないことも、人によってあるんじゃないのかな~と思うのですが
この大そうな「人生会議」の必要性を現在感じられないです。

Posted by K at 2019年09月23日 09:03 | 返信

私は私の両親の介護しかしていませんので、プロの介護関係者では無いなあと思います。
父は「死ぬときは病院で、管ばかりに繋がれて死にたくない」と何回も言っていましたし、日記にも書いてありました。でも実際風邪をこじらせて、肺炎になって、担当医が急に居なくなって(スキーに行って終った)救急病院に行かざるを得なくなって、MRSAに罹患して結局、管に繋がれて死なせて終いました。
母には「延命治療になった方が良いか、平穏死が良いか」とか、聞けませんでした。
でも長尾先生の「平穏死、十の条件」の本を置いてあったら、いつの間にか読んで「こんな先生に診てもらいたい」と言いました。「忙しい先生だから無理よ!」と言うと「そう、、、。」と言って黙っていました。であるので、私はかってに、母は平穏死を望んでいるのだなと決めていました。
母は徐々に歩けなくなり、二階の二畳ほどの自分の部屋にギャッジアップベッドを借りて過ごしていました。朝一番ヘルパーさんがおむつを替えてくれて、いつになく朝ごはんを沢山食べて、ゆっくりお薬を飲んで、私は「さあ、買い物に行こう」と思っていると、なんとなくトイレに行きたそうにしていました。
でも私は買い物に出てしまって2時間経って家に帰ると、母はベッドのサイドレーンにもたれて動かなくなっていました。「大動脈解離に依る心タンポナーデ」だったそうです。
施設の勤めていた人は「初めに施設入所した時に、利用者本人に延命治療をしてほしいか、平穏死が良いのか、ちゃんと聞いておきます」と言っていました。
やはりプロとして、他人様の親御さんをお預かりする立場であれば、本人とご家族の意向を聞いておかなければ、何かと揉めたり、気まずい結果になるのだと思います。
私も、母を大動脈解離で死なせて終ったり、父を本人の希望を無視して管に繋がれた延命治療をして終ったりロクな介護をしていないなあと思います。
他人様の親御さんをお預かりして、希望通りに介護ができるかどうかは、いろいろな条件があるから分かりませんが、なるだけ利用者本人とご家族の希望通りにして差し上げたいものです。
私自身は、葬式を出してくれる親族もいませんし、献体をしようかどうか迷っている所です。
東海大学医学部の病院にはドラマ「朝顔」のモデルになった若いママさん監察医がいらっしゃって遺体解剖をしているそうです。勿論事件性が有るときですけど。
脳の解剖をして「脳梗塞による死亡」と診断されて、ご家族の冤罪が晴れた事件もあるそうです。
死亡診断も時代の科学の進歩で、意味が進化してきているようです。

Posted by にゃんにゃん at 2019年09月24日 06:21 | 返信

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