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辻哲夫さんの辻説法
2019年10月10日(木)
今夜は極めて少人数での在宅医療の会議が開催された。
この国の社会保障政策の要人たちとの意見交換に同席。
なかでも元・厚労事務次官の辻哲夫さんと色々話した。
この国の社会保障政策の要人たちとの意見交換に同席。
なかでも元・厚労事務次官の辻哲夫さんと色々話した。
在宅医療政策がもう20年以上続いている。
そしてこの10年は、地域包括ケアである。
その仕掛け人は、厚労省の一番偉い人で
現在は東大の教授である辻哲夫さんだ。
彼の想いでこのこの国のし在宅医療は動いている
ことは、在宅関係者なら知らない人はいないはず。
私は辻さんの話、「辻説法」を20回位聞いている。
そして今夜も、辻説法を聞かせて聞かせて頂いた。
今夜、辻さんは「尊厳」という言葉を10回は使った。
人間の尊厳、障碍者の尊厳をずっと話してられた。
2時間の会議が終わり、帰り路で辻さんと一緒になった。
すると今日の昼間の勉強会の資料を見せていただいた。
沢山の通行人が行きかう中、辻説法が再開された。
辻さんはとっても、情熱的な人なのだ。
今後、85歳以上の高齢者が大量に死ぬ時代が続く。
これまでの急性期医療の需要はさらに小さくなる。
生活を診る医療、が主役になる。
生活を診れる総合医を育てないといけない。
在宅医療とは「生活の場での慢性期医療管理」。
「かかりつけ医が提供する在宅医療」が主役になるべき。
今夜、辻さんが私に話された内容は、100%私と同じ。
しかし私は一介の町医者。
辻さんは、国の偉い人だ。
「辻さんの言葉を日本中の開業医に聞いて欲しい」と提案した。
来年の今ごろには「生涯学習」という形で実現しているだろう。
期せずして辻さんと話し込んでいるうちに
なんだか「元気」を頂いたような気がした。
町医者として引き続き頑張らないと、思った。
私は辻さんに言った。
「厚労省は再編対象の病院名公表について謝らないで欲しい」と。
20年後の日本を見通した時、今やるべきこととは
かかりつけ医を中心とした在宅医療の推進である!
10年前の熱意が蘇ってきたぞ。
辻説法は、凄い威力だち実感。
このブログを読まれている皆様へ。
少なくとも、あと10年間は、在宅医療推進政策や
地域包括ケアや人生会議はまったくブレないはず。
だから明日からでもいいので、かかりつけの患者さんに
在宅医療に取り組んで欲しい、もっと地域に出て欲しい。
これから、
病院が提供する在宅医療と、かかりつけ医の在宅医療に大別
されるが、後者が本来で、それができない地域が後者となる。
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