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食べさせ過ぎのデイサービス
2019年10月15日(火)
デイやショートからから帰ると必ず大量に嘔吐する認知症の人がいる。
介護スタッフの連絡ノートには、毎回「完食!」と書かれているが、
寝たきりに近い人に1日3回食べさせるから、嘔吐するだけのことだ。
介護スタッフの連絡ノートには、毎回「完食!」と書かれているが、
寝たきりに近い人に1日3回食べさせるから、嘔吐するだけのことだ。
午前8時と
午後12時の間は、4時間。
午後6時との間は、6時間。
一方、午後6時から午前8時までは、14時間。
4:6:14
昼飯を食べる時には、まだ朝飯が胃袋に残っている。
しかし本人が食べるので、どんどん口に入れて完食。
そして帰宅した途端に必ず嘔吐。
デイサービスに行かない日は吐かない。
1日2食だし、食べる量も少ないからだ。
その認知症の人は満腹中枢が壊れているので、食べさせるといくらでも食べる。
インスリンを使っていても、血糖値は600以上になってしまい、困っている。
ケアスタッフには何度も何度も
「この人には完食させないでください」とお願いするが、全く聴いてもらえない。
ほとんど動かない人に、あんな大量の食事が必要なはずがない。
「完食!」で喜ぶ前に、エネルギーの事を考えて欲しいのだが。
介護スタッフにはこうした認知症教育も必要だ。
当たり前のことだと思っても、根気強く教える。
だから「国立(こくりゅう)認知症大学」で教えている。
籐の流れ、食行動の基本を理解してもらっている。
国は、「認知症基本法」をやるのでれば、介護スタッフへの教育も
そろそろ真剣に考えるべきだと思うが、いつも幹が無い政策である。
PS)
川の氾濫で家が流された人をテレビで観た。
本当に気の毒で、心が痛む。
これから「自分に何ができるのか」を考えないといけない。
今回の被災地に遠くからできることを小さくてもしていく。
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