もしあなたが突然、「5年生存率7割」と
宣告されたらいったい、どうなるか？


１）慌てふためく
２）怒り散らす
３）自暴自棄になる
４）医者を変える
５）素直に受け入れる

私は、きっと３）であろう。（笑）

でもね。

悪性リンパ腫がなくても、私は5年生存率が7割だと思いながら生きている。
正直に告白するなら、5年後に生きている確率は1割程度だとどこかで思っている。

心のどこかで5年生存率1割だと覚悟して生きているが、
「もしかしたら7割にならないかな」なんて思っている。

要はアンビバレンツ、そのもの。

笠井アナのインタビューは、その揺れ動くアンビバレンツを
なんの躊躇いや意図もなく素直に表出しているので、必見だ。

この素直さこそが、笠井アナの人柄そのもので
本当に素晴らしい人だと、感動した1日だった。

驚き、迷い、隠すこともせず話し、闘う覚悟を温める。

世の中、なかなか彼のような人間はいない。
だから彼の言動を多くの人に知って欲しい。

私は笠井さんにこの本を送りたい。
「がんは人生を二度生きられる」

5種類の抗がん剤を3週間ごとに６コース。
だから4ケ月かかるが、必ず復帰される。

その時の笠井さんは、さらに魂のレベルが上がっているだろう。
がん当事者の言葉は重いので多くの人に勇気と智慧を与えて欲しい。

きっとオリンピックの報道をしているだろう。

それまで笠井さんの闘病を心の中で応援しよう。




PS)
今日も悲しい別れがあった。

もう少し生きて欲しかった。
でも苦しむ期間が短くて良かった。

末期がんの在宅療養は、3週間がベスト。


1週間だと、なんだか早すぎる。
3ケ月だと、介護疲労が爆発する。

ピンピンコロリッて難しい。

長すぎても短すぎても良くない。
3週間は僕の経験上の数字である。