年末年始も容赦なく携帯電話は鳴り続ける。

・発熱
・嘔吐
・転倒・・・


その度にひとりひ一人に丁寧に対応する。
時間があるので普段よりもずっと丁寧に。


その時に、他の入所者の暮らしぶりや
介護職の働きぶりを垣間見ることになる。

なによりも介護職の健康状態が気になる。

・顔色が悪い
・異常な肥満
・しんどそう・・・

正直、入所者よりも介護職の健康の方がとても気になる。
今はこうして頑張っているが、バーンアウトしないのか。

介護職の遣り甲斐と健康を護ることも医療者の役割だ。
だから頑張っている介護職には感謝の意を伝えている。


年末年始は、たいてい家族が見まいにくる。
そこで変わり果てた親の姿を見て大変驚く。

そこで介護職員たちに説明を求めて来る
しかし、彼らが応えることは、できない。

そこで、普段は担当ではない長尾が丁寧に説明する。
正月期間中は、私の携帯電話に数百人の命がかかる。


いろんな人から「正月休みは？」と聞かれるが、
24時間ｘ365日X25年間、休みなしで働いている。

能が無い人間なので肉体労働で乗り切るしかない。
いや、自肉体労働者だからこそ感じることがある。

正月休みは大好きだ。

道路が異常に空いている。
いくらでもスイスイ走れる。

介護職の皆様、今年も体に気をつけて頑張ってください！！
皆様のおかげで、超高齢社会がなんとか支えられている。

そうそう。
令和二年最初の国立認知症大学は1月14日です。→こちら

今年も、元気でお会いしましょう。
今夜も一人の介護職をお誘いした。



PS)
昨夜は遅くまで、Eテレの「奇跡の星」を視ていた。
本当に刺激的な番組内容で、とっても勉強になった。

時間のある人はオンデイマンド放送でも観たほうがいい。
これをちゃんと見れば人生感も世界情勢も劇的に変わる。