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クルーズ船と武漢病院

2020年02月07日(金)

豪華クルーズ船が2週間ほど軟禁状態になるという。
一方、10人の感染者は「解放」されて入院すると。
武漢の突貫病院とクルーズ船の違いはなんなのか。
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クルーズ船では室内待機で外に出られないらしい。
検疫を受けて陽性ならば、「解放」されるらしい。

私は3000人の乗客・乗組員たちの心理状態が心配だ。
旅行で乘っているのと軟禁では、ストレス度が全く違う。

2週間も船内に軟禁されたら何が起きるか、夢想した。


1)若い人は、パニック症状が出るかも?
2)高齢者はせん妄が出て、ADLが低下?
3)その延長線上には、認知症状がある?
4)多剤投薬が切れた人は元気になる?
5)感染が拡大して、全員が陽性者に?


今起きていることは、

・乗客2666人、乗員1045人の計3711人が乗船
・せきや発熱などの症状を訴える120人と濃厚接触者153人、計273人を検査
・5日に検査結果が判明した31人のうち10人に陽性反応
・6日は検査結果が判明した71人のうち10人に陽性反応
・残り171人は現在も検査結果待ち


クルーズ船に軟禁者のなかの陽性者がどんどん増えている。
閉鎖空間に閉じ込めたら感染するのは、当たり前のことだ。


「プリンセス・ダイアモンド」というとても高貴な
名前は今となっては、違う意味に想えてならない。

映画「タイタニック号」を彷彿とさせる。
乗った人が気の毒でしかたが仕方がない。

いずれにせよ、この2週間だけでも小説が書けるし
映画ができる、なんて書けばあまりにも不謹慎か。

つまり、期せずして「壮大な人体実験」に巻き込まれたのだ。
おそらく多くの医者の目からは、そのように映っているはず。

すべては「感染症法2類」に指摘されたこと、に起因する。
2類といえば「コレラ」と同じで、強制入院、検疫である。

この法律があるので、軟禁を続けるしなない。
本来は、逆の措置を取るべきだと私は思うが。


・陽性者だけ船内に留まり、そこで治療する
・陰性者は下船させて自宅待機、とするべき


つまり現在行われている措置は全て「感染者」を
増やす方向に向かっている気がするのは私だけか。

もしインフルならば、そうするはずだ。


結局、医師資格を持つ政治家や官僚が必要なのだ。
しかし政府にそんな知恵が無いので決断できない。

早く、2類からインフル同様の「5類」に格下げすべきだ。
それだけでも、騒動は収まる。


一方、突貫病院が、武漢の周辺都市にもできるという。
さすが中国の国力であろうが、その効果はどうなのか。

院内感染という懸念は本当に大丈夫なのか。
そうした監視体制と後の検証は必須である。

ここで、ショックなニュースが流れてきた。
12月31日に最初に新型肺炎を警告した武漢の医師が亡くなった。


新型ウイルス、最初に警告の医師が死去 中国・武漢
(AFP=時事)- Yahoo!ニュース  →こちら

とても悲しい。
彼こそ英雄だ。

感染症には常に利害が絡むので本当のことを言えば圧力がかかる。
子宮頸がんワクチン後遺症の扱いを見れば、日本も中国も同様だ。



日本の新型コロナ騒動は、なんとなくピーク超えが近い気がする。
日本人の死者がゼロである、という事実の理解者が増えて欲しい。


2ケ月もすれば「あれは何だった?」とか、「買い占めたマスクが
二束三文で放出」なんてニュースが流れているのかもしれないね。


病院ほど怖いところはない。

死亡率は自宅の何百倍も高い。

しかし今後は「クルーズ船も病院に劣らず怖い場所」となる。


早く、2類指定を解除すべきだ。
この失策が騒ぎを拡大している。

しかし本日から施行されるのだ。
なんてこった。ホント歯がゆい。


正しい医学的知識を持つ政治家さえいれば、被害を最小化できる。
つまり武力ではなくて感染症分析力こそが「真の国防力」なのだ。



ps)

今日は、神戸市の民生委員の長と副委員長の
400人の方に、がんと認知症の講演をした。

民生委員さんがこれから孤独死の周辺の
キーパーソンになるこことは間違いない。

反応が良く、楽しかった。


3つの勉強会に参加。


・骨にもAGE(最終糖化産物)が蓄積する。
 骨の質も問題になっているが測定可能だ。
 SERMという薬の作用点はそこにもある。


・メトホルミンは、肝臓や筋肉だけでなく腸管にも働く
 メトを服用中の患者さんをPET検査するとみな腸管が光る。
 メトが腸管上皮からブドウ糖排泄を促しているよう可能性あり。
 4月からCGMが2型糖尿病にも適応拡大される。

・若年者の降圧基準が昨年から厳格化された。
 MRB(ミネラルコルチコイド受容体ブロッカー)は、
 アルダクトン様だが、女性化乳房が少ないことも特徴。
 CCB+ARBで不十分で、MRBがオンされる患者さんが増える。

































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この記事へのコメント

新型コロナ風邪で騒ぎすぎですね。
症状のない方は自宅待機で十分です。

Posted by ロボちゃん at 2020年02月07日 11:59 | 返信

「正しい医学的知識を持つ政治家さえいれば、被害を最小化できる。」
そのとおりですが
「正しい医学的知識を持つ医者」が、はたしてどのくらいいるのでしょうか?
「正しい医学的知識を持つ医者」が、大多数を占めるのであれば、政治家の出る幕はないはず。
「正しい医学的知識を持つ医者」が、数少ないゆえに、
数多くの愚かな医者たちが、愚かな政治家の言うなりになって反論できない。これが現状です。
「愚か」には、「カネで動く」も含まれています。

Posted by 匿名 at 2020年02月07日 04:24 | 返信

ダイアモンドプリンセス号について提案があります。船内にラジオ局みたいなのを作って生放送してはどうでしょうか。朝六時にはラジオ体操をかけ、10時位からリクエスト曲をかける、12時は心休まるBGMをかけ、3時にはまたリクエスト曲かけたり、その場足踏み運動になるような音楽かけたり、深呼吸やストレッチ体操やスクワットを指導するなど。さらに読みたい本の差し入れとかも良いかもしれません。部屋のドアに紙をぶら下げて、その紙に読みたい本やリクエスト曲、メッセージなど書いてもらうなど。長尾先生は厚生省とお話しできるお立場、こんなことどう?と提案お伝えいただければ嬉しいです。

Posted by 遠い声 at 2020年02月08日 05:34 | 返信

Wikipediaによりますと、検疫とは、特定の国や施設に出入りするひと、輸出入される動物や植物及び食品や飼料等、その他、生物を原材料とする物品や生物が含まれる可能性にある土壌.岩石などを一定期間隔離した状況に置いて、伝染病の病原体などに汚染されているか否かを確認、検査することである。
英語のquarantineは、イタリア語のヴェネツィア方言quarantenaおよびquarntagiorni(40日間の意)を語源としている。
これは、1347年の黒死病(ペスト)大流行以来、疫病がオリエントから来た船より広がることに気づいたヴェネツィア共和国当局では船内に感染者がいない事を確認するため、疫病の潜伏期間に等しい40日間の間、疑わしい船をヴェネツィアやラグーサ港に強制的に停泊させるという法律が有った為である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E7%96%AB
このような「検疫」が現在のダイヤモンド.プリンセス号の高齢乗船客に当てはまるのかは、疑わしいです。
アメリカ人女性が激高しているそうです。外人が反乱を起こすのではないかと思います。

Posted by にゃんにゃん at 2020年02月09日 02:33 | 返信

よくわからない病気が発生すると大騒ぎになる…
30年前のMRSAも完全防御で看護業務をしていたことを思い出します
今はその辺にいる菌だから…と
あれは一体 なんだったんだろうか…
そんな感じで今回もおさまるのでしょうか

我々は地球に住んでいるんですね

Posted by 宮ちゃん at 2020年02月16日 01:29 | 返信

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