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3つの動線を分離して診療しています
2020年03月09日(月)
当院では、10年前から動線の分離をしている。
定期受診と風邪、そしてインフルの3つを分離
しているたぶん極めて珍しい医療機関だと思う。
定期受診と風邪、そしてインフルの3つを分離
しているたぶん極めて珍しい医療機関だと思う。
当院の感染対策は独自で、唯一無二だと思う。
1 定期受診の患者さんは、従来通り
2 インフルの患者さんは、新棟で
3 原因不明の人は、外部に診察スペースを作った。
三者が交わらないようにすることは
スペースの関係で一般的には難しい。
1と2の動線を分けることはできても、
3も分けるには、かなりの制約がある。
当院は様々な機能を有しているし診察室も5つ
あるので、奇跡的(?)に3つの分離が可能だ。
特に3の人は、時期が時期なので、外を通って
解放された場所で診て、待ってもらっている。
万一、新型コロナが3の中にいても、濃厚接触者が
職員からも患者からも出ないように工夫している。
大変ではあるが、3つの動線を分離している。
だからなのか、ほぼ普段と同じように診察に来られる。
遠隔診療を希望される人は少なく、
今のところ、通常どおりの診療だ。
健康診断や乳がん検診なども、普通に行っている。
この非常時に、かなり変わったクリニックだろう。
在宅診療でも、幸い、ほとんど支障が無い。
介護施設では入り口で体温を測られる程度。
今日は、先週の肺炎患者さんから嬉しい電話があった。
入院できないので自宅待機して頂いていたが今日入院。
「新型コロナではなく普通の肺炎でした」という
後日談を元気な声で聞いて、とりあえず安心した。
万一コロナであっても、私たち自身が濃厚接触者とならない
対策を練り、毎日、口を酸っぱくして、全職員に指示をする。
私達、110名もの職員が、一人の病欠者も出さずに
外来診療と在宅医療に従事できていることは奇跡的?
当院は地域の皆様に大きな使命を負っていると
勝手に思い込んで、年中無休で診療している。
感染症にも負けない。
それには気合も大切。
こんな状況の中でも日々、新規の在宅患者さんが紹介されてくる。
在宅医療には、コロナ騒動は関係ないし、そうしないといけない。
今夜もお看取りがあり、今帰ったばかりだ。
今年に入り、お看取りがはや30名を超えた。
まさに平穏、実に穏やかな最期ばかりだ。
世間のコロナ騒動が、嘘のように感じる。
毎日、実にいろんなことがある。
1日だけでも、1本の映画になる。
しかし立ち止まっている暇はない。
110人がワンチームになり頑張る。
わざわざ書くことではないかもしれないし、自慢話のようで恐縮だが、
毎日、いろんな人から状況を聞かれるので、動線についてご紹介した。
PS)
介護施設は大変だ。
戦々恐々でである。
なかには、家族であっても面会謝絶にしている施設もある。
「親の死に目にあえない」と泣く子供の話に耳を傾けてる。
こっそりと施設長に私が直談判して、入れてもらうことも。
施設長と医師の管理のもと、臨機応変に対応すべきと思う。
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この記事へのコメント
読みながら涙が出てきました。
先生、スタッフの皆様、どうかどうかこの時期を無事に乗り越えてください。
遠い所からではありますが、心よりお祈り申し上げます。
またいつか先生のステキな歌声を聞かせてくださいね。
Posted by 岐阜県のミカン at 2020年03月10日 09:01 | 返信
素晴らしい 流石です
Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2020年03月10日 09:03 | 返信
何時もありがとうございます。
感謝
Posted by 尾崎友宏 at 2020年03月11日 04:15 | 返信
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