「なんとか持ちこたえている」

いいねえ、苦渋感がいい。
流行語大賞に推薦したい。


「持ちこたえている」の意味は深い。

１　諸外国に比べて、という意味では正しい
２　死亡者数６名、という意味でも正しい
３　希望的観測感も、充分出ているし、ね。



嬉しいニュースが飛び込んできたので紹介したい。

１　宝塚歌劇が昨日から演劇を再開した。
　　つまり「自粛」をやめた。
　　東京宝塚も今日から再開。
　　私はこの英断に光を見た。


２　血液から“抗体”短時間でコロナ感染判定へ
　（日本テレビ系（NNN）） - Yahoo!ニュース　→こちら
　
　私はこのニュースを待っていた。
　抗体ができるのか否か（ノロはできないのだ）
　そして今現在、どれくらいの人が抗体を保有している
　のかを私は一番知りたい。
　それを知れば、どんなフェーズにいるのかが分かるからだ。

　今、私たちはパンデミックの麓にいる、という仮定で議論しているが、
　日本においてはその前提が大間違いである可能性が十分ある、と思う。

　私は声を大にして叫びたい。

　PCR検査よりも抗体検査を！



３　クルーズ船のコロナウイルスは欧州から？　
　　遺伝子解析で「正体」判明　　→こちら

人間は、正体が分からないから、必要以上に恐れる。
現代なので、遺伝子解析という手法でいい対策が見つかるはず。

「幽霊の正体見たり」ではないが、身元が割れてきた。
むやみに恐れる相手ではないことは、もはや明確だ。

新型コロナのゲノムも分かってきているのも嬉しいニュースだ。→こちら


この３つは、明るい兆し。

だから、

みんな、なんとか持ちこたえようぜ！



一方、イヤな話も聞いた。

ベルギー在住の当院の患者さん（日本人）が、今日、日本に帰ろうとしたら
ベルギー政府から「日本に帰ったら1年間ベルギーに入国禁止」と言われたと。

欧米から見たら、日本は向こう1年間「レッドゾーン」と認識されている。
悔しいけど、そんな現実も知りながら、前向きな発信をしていきたいなあ。

昨夜の専門家会議でも「年を越す」とあったし、春には収束しないな。
数年後には日本人の7割がかかる、という予測を長尾は信じているし。


でも「騒動」は春には収束して欲しい。
でないと、経済が無茶苦茶になるから。




私には今、２つの大きな悩みがある。

１　5月２３、24日の全国規模の学会（→こちら）を開催できるのか？
　　宣伝したくてもできない状況が1ケ月半も続いていて困っている。

２　東京五輪は開催できるのか？
　　これは、既に完成した映画「痛くない死に方」の上映時期と関係。
　　春公開予定だった大型映画が軒並み延期になって、大変なことに。


ホント、どうなるのかな？



ＰＳ）
まあ、なるようにしかならんな。

ある患者さんの口癖が乗り移ってきたぞ。

でも、本当にそう。

自力本願はやめて、他力本願じゃ。