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「コロナ病院」の「コロナ手帳」
2020年04月08日(水)
新型コロナウイルス関連しか扱わない、「コロナ病院」。
市民は常時「コロナ手帳」を携帯し受診毎に更新される。
そのおかげで、コロナ騒動は徐々に鎮まり死亡者は激減。
市民は常時「コロナ手帳」を携帯し受診毎に更新される。
そのおかげで、コロナ騒動は徐々に鎮まり死亡者は激減。
「コロナ病院」
政府の緊急事態宣言を受けて、知事と県の健康局長は決断をした。
某市の某病院を丸ごと借り上げることを決め、法人理事長に打診。
過去1年間の診療報酬分を補助するという条件を法人理事長に提案した。
療養病床400床の病院、駐車場、敷地全体を、3年間貸すことに同意。
病院は3年間限定で「コロナ専門病院」と改名し入院患者を他の病院に移送。
ここは新型コロナの諸検査と肺炎の早期発見に特化して、重要例は搬送する。
人口200万人の2次医療圏域には数年後、100万人の感染者が出る。
徐々に感染が広がるまでに、多くの差別、偏見、混乱が予想されている。
コロナ専門病院には、大きく分けて3つの部門があり動線は完全に分離。
1)検査部門、2)入院部門、3)小児部門は、完全に独立した動線である。
スマホで「コロナ問診票」に入力しコロナの疑いがある人しか受け付けない。
コロナだけに特化していて、他の病気は一切診ないことは市民にも喜ばれた。
コロナ病院ができてから、発熱者や風邪患者のタライ回しはゼロになった。
保健所も診療所も介護施設も学校もみんな「心配ならコロナ病院」が定着。
これで発熱難民や風邪難民は解消した。
新型コロナによる死亡例も、激減した。
完全予約制でオンライン診療への移行も見据えて、クレジット決済が条件だ。
自家用車での来院を勧めるが、病院から「コロナカー」でのお迎えも可能だ。
検査部門では、主にPCR検査と抗体検査。CT検査は30分で可能。
駐車場で待ち合わせコンシェルジュが2mの動線を保ち案内する。
CT以外は、すべて屋外駐車場内で行う。
IgG抗体陽性の人は、CTはもう撮らない。
陰性の人はIgM抗体や、CTへと進む。
もし肺炎があれば、放射線医が鑑別診断をする。
PCR検査は数時間かかるが抗体検査とCTの結果は30分後には判明する。
結果はスマホ画面を通じて、医師から患者に結果を説明し安心を与える。
もしも市中肺炎と診断されたら、「外来安心棟」で抗生剤を点滴をする。
一般の医療機関が嫌がる患者さんも、コロナ病院では面倒をみてくれる。
PCR陽性の軽症者は2週間の自宅待機期間をオンライン診療で対応。
オンライン診療専門医が朝夕2回、テレビ電話で問診・診察をする。
軽症肺炎者は入院棟に入院して様々な治験薬を試す。
PCR陰性だが潜伏期が疑われる人は別病棟の個室へ。
重傷者は、自動的に感染症指定病院に専用移送車で搬送。
ここでは、あくまで軽症陽性者と疑い者しか入院しない。
コロナ病院を一度受診した人には母子手帳のような
「コロナ手帳」が渡されすべての結果が記入される。
受診のたびに最新情報が印字され、重要なIDにもなる。
コロナ手帳を持たない人は飛行機への搭乗も拒否される。
職場や学校、酒場やライブハウスでは必ず「コロナ手帳」の提示を求められる。
すべての一般医療機関を受診する際にも「コロナ手帳」が無いと受け付けない。
コロナ手帳ができて耳鼻科や眼科や内視鏡科や歯科は安心して日常診療が
できるようになり、市民もフリーアクセスの権利を取り戻すことができた。
接骨院やマッサージ屋や美容室や理髪店やマッサージ店は、みな一安心した。
ナイトクラブやライブハウスには、コロナ手帳が無いと入れないシステムに。
一方、要介護の在宅医療と施設入所者専用の病棟では万一、入院中に
重症化した場合に備えリビングウイルを書き、人生会議が励行される。
場合によっては、人工呼吸器を装着せず、高齢者病棟での看取りもあり得る。
これにより介護施設の面会禁止などの完全封鎖は解除され平常を取り戻した。
三番目の小児部門では15歳までの全児童を対象に「コロナ検診」が
1年365日、毎日行われて、感染状況の確認と疫学調査が行われる。
子供たちも全員コロナ手帳を持参しクラス編成にも活用される。
「コロナ」という教科を新設し、差別や偏見の解消の教育する。
コロナ診療から解放された小児科開業医だけでなく、教師も
親御さんも、子供達を安心して学校に通わせることが可能に。
ちなみに、コロナ病院の医療スタッフは、全員が、コロナの抗体を持ち、
危険手当として、通常の給与の5割増しなので、求人はスムースだった。
この取り組みは、わずか3ケ月の間に全国の大都市圏に広がった。
大都市圏に2~3ケ所のコロナ病院に転換し、混乱は徐々に解消。
転換の条件としては、200床以上の病室があり、駐車場が広く、
CTまででの動線が短く、電子カルテで、療養型病院が転換した。
半月後には欧米の大都市にも「ジャパンモデル」として広がっていった。
コロナ病院を作った大都市は、肺炎の早期診断早期治療が可能になった。
コロナ病院のおかげで2022年の東京五輪も
なんとか無事開催できて、経済もV字回復。
すべては、知事と局長の英断に始まった。
病院を提供した法人理事長は称賛された。
コロナに勝ったとは言えないかもしれないが、
安心してコロナと共生できる社会になったと。
PS)
もちろん、架空の話です。
こんな夢を見ました。
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この記事へのコメント
とってもいい夢です。
政治家さんも一生懸命なんでしょうけど。
この国民はよい国民です。
医療も経済も安心できる方針を示してくれたら、きっと耐え忍ぶでしょう
Posted by コシカキク at 2020年04月08日 03:52 | 返信
まあこれくらいしないと、コロナはとても制圧できないでしょうね。
大きな公園のど真ん中に、仮設テントで外来エリア、一般病床エリア、ICUエリアを作る。
コロナ専門医療機関でいいのではないでしょうか?
それ以前に大量の防護服、マスク、フェースガードなどが準備できないと話になりませんが。
今は専門病院に発熱の疑い患者が集中しすぎてパンク。専門病院の医者がなぜ一般病院とか開業医で診れないのかと怒っている状況。何もせずこのまま専門病院丸投げでは当然医療崩壊しますね。
一般病院(多くは換気されていない密閉空間)は他の疾病の患者もたくさん扱っているので、
そこに発熱患者が来ると、どこの病院でも永寿みたいになるでしょう。
3か月前に武漢でそうなっているのに、なぜこの3か月何も準備していないのか?できないのか?
コロナ専門を早急に造らないと、その他の救急医療も崩壊します。こちらのほうが問題。
Posted by マッドネス at 2020年04月09日 09:58 | 返信
本当に《素晴らしい》の一言
先生、夢ではなくなりましたね。
長尾先生の、おこころざしが報われない訳がないです。
神も仏もきっと何処かにいるはずと信じております。
真面目に頑張っている者が、悲しい思いばかりをする世の中でなくなりますようにとも願わずにはいられません。
数年前、東京にて先生の講演を拝聴させて頂きました。
まさに、この講演の翌日から、あのお薬の増量服用スタート予定でした。
この講演に伺えた事が、私と家族の人生が大きく変わった、変える事が出来た、とても大切な日となりました。
先生の講演をはじめ、このブログや本は、私に色々な勇気と知る事の大切さを学ばせて下さいました。
長尾先生には感謝しかございません。
本当に、ありがとうございます。
紆余曲折の末に現在お薬は、1日3粒のみ。
お陰様で家族は85歳を無事迎え、麻雀を楽しめるほど元気に回復しました。(麻雀は暫くお預けですが)
皆様、どうか御身も大切にお過ごし下さい。
また、先生の講演を拝聴出来ます日を楽しみに、家族の世話焼きを頑張りたいと思います。
見えない物に対応する力と思考を与えて下さるこのブログに感謝感謝。
先生、必ず生きていらし下さいね。
いちファンより
Posted by 轟 瞳 at 2020年04月15日 03:37 | 返信
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