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東京の息子が帰ってくる在宅患者

2020年04月09日(木)

「自粛」で休業を喜んでいる若者がいる。
沖縄や鳥取を旅行し、撒き散らしている。
末期がんの親に孝行するために帰省する。


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平穏死の世界では「遠くの長女」が有名だ。

米国では「カリフォルニア・ドーター」という言葉も。

一方、コロナ禍では「東京の長男」となる。



末期がんの人を訪問すると、
「明日東京の息子が帰ってくる」と。



「ええ??ダメです!!」

「どうして?」


「一番危険です。2m以上離れないといけないし」

「息子は暇で東京でやることがないそう。
 親の顔を見て親孝行したいらしいです」

「それは、親不孝になるかもね。
 絶対にやめて下さいね!」

「そういえば、息子はマスクは人にあげた、と言っていました」

「どうして?」

「自分は大丈夫だから、と言っていました」

「・・・」


緊急事態宣言の意味が、全く届いていないぞ。
こんな会話を毎日繰り返すのにも疲れてきた。

施設は、「完全面会禁止」に。
医師の訪問も禁止した施設も。


なにせ、若者は何をしでかすか分からない。
まあ私も若者なので同じようなもんだろう。



高須院長、感染拡大防止に外出自粛訴え
「田舎に帰ってくるな。若者諸君」(スポニチアネックス) -→こちら




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感染者数の分布を眺めていると、人口と見事に比例している。

東京が1000人なら、大阪は300人で、兵庫は100人、という風に。
実際の感染者は、発表された数の10倍か何十倍もいるのだろう。

実際の感染者は、発表数の十倍~何十倍もいるのだろう。
もはや発表されている感染者数はサンプル数のような物。


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結局、移動を制限しないと感染拡大は止まらない。
人が動くたびにウイルスが飛び移り、感染が拡大。


しかし人間は、動物(動く物)であるので、本能に背くことに。
だから「自粛」は逆効果で、「外出禁止」でないと意味がない。

早急な方向転換を望む。

武漢は、都市封鎖を解除した。
その期間は、2ケ月半だった。

フィリピンは大統領が「外出したら射殺!」
を命じて、実際に射殺された人がいたと。

日本ではそれは無理だが、外出の制限をかけるべき。
これが分からない一部の人が感染拡大の一翼を担う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

PS)

朝から晩までコロナの相談ばかりで、本当に大変だ。

相談者を職種別に並べると

1位 看護師
2位 医師
3位 教師
4位 ホステス
5位 警察官
6位 公務員
7位、物販業
8位 会社員
9位 パチンコ店員
10位 居酒屋店員


要は、組織の一員として働いている人たち。
一方、自営業の人からのコロナ相談はまれ。

介護関係の相談がほぼ無いのが不思議だ。
介護職員もかなり危ないと思っているが。

一番困るのは、熱や風邪症状があったうえでの
「コロナでない診断書を書いてほしい」という相談だ。

「コロナでない」ことを証明するにはPCR検査しかない。
いや、PCRをしても証明はできないのだ。

医療過信。



































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この記事へのコメント

うちでも「職員の単身赴任している配偶者がコロナっぽいと言っているが、どうしますか」みたいな事案が看護部長から院長へ相談になったりしています。もちろんPCR検査は簡単にはしてもらえません。せめて本人については積極的に検査してほしいのですが、そもそも感度50%前後?のPCR検査って偽陰性が多すぎて信頼できません。私は自宅待機を指示する立場ではないのですが、悩ましいです。

Posted by 広島の赤牛 at 2020年04月09日 08:01 | 返信

若者(に限らず)の身勝手な行動、ニュースになる度にテレビに向かって文句を吐くけれど
帰省する若い女性のコメント「親が帰ってきなさいというので」にはツッコみきれず。
阪神大震災の時、神戸で一人暮らしの私を心配した母の懇願に折れ、一時帰宅したことを思い出します。

でも今回は、厄介なウイルスが相手。
やっぱり国や自治体が外出制限しない限り、人もウイルスも移動は止まらない。
緊急事態宣言から2週間後、どうなっているのか・・・祈るような気持ちです。

Posted by taco at 2020年04月09日 07:09 | 返信

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