- << ワクチンが待ち遠しい
- HOME
- 地域包括ケアの本が出ました >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
コロナの死亡リスク
2020年04月30日(木)
日本人全体からの死亡率は、0.0036%。
高齢者と基礎疾患有りと喫煙者が、危ない。
日本では、約15000人が感染して、
残念ながら、450人が亡くなられた。
これを単純計算すると
コロナの死亡率は、0.00036%、で
致死率は、3%以下 (実際には0.3%)と推定。
ーーーーーーーーーーーーー
新型コロナウイルス、死亡リスクが高いのは誰か
発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ 中国 中国・台湾 ]
【AFP=時事】新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」が世界的な広がりをみせるなか、ウイルス感染での死亡リスクが高いケースについて関心が高まっている──。AFPの取材に複数の専門家らが応じた。現状においては、正確な致死率は判明していない。
これまでに報告されているデータでは、心臓の臓患や高血圧などがある高齢者での死亡リスクが著しく高くなることが示されている。対象となったデータには、中国の新型ウイルス感染者7万2000人以上を調べた調査結果も含まれている。
中国疾病対策予防センター(CCDC)の週報によると、臨床検査によって2月中旬の時点で感染が確認された4万4700人については、60歳以上が80%以上を占めていた。またその半数は70歳以上だったという。
中国以外の国でも同じような結果が報告されている。イタリアでの死者の大半は80代で、60歳未満は一人もいなかった。また、死亡した人の複数に心臓疾患があったのだ。
中国の研究では、男性の致死率が女性の2~3倍に上っていることも分かっている。だが、この傾向と中国での男性の喫煙率の高さ、さらにはホルモンなどの生物学的な要因が関係しているかは今のところ不明だ。
■子どもの感染者
さらに中国の研究で目立つのは、子どもの感染者がほぼいないことだ。
10~19歳の感染者は1%にとどまっており、死者はいない。10歳未満では感染者は1%に届かず、十代と同様に死亡例の報告はない。
米国立衛生研究所(US National Institute of Health)フォガーティ国際センター(Fogarty International Center)の疫学専門家セシル・ビブー(Cecile Viboud)氏はAFPの取材に対し、「20歳未満の感染者が少ない理由について調査を進めている」と述べた。
また、カナダ・トロント大学(University of Toronto)の疫学専門家デビッド・フィスマン(David Fisman)氏も、子どもの感染者数が少ないことを不可解に感じているという。
電子メールで取材に応じた同氏は、「子どもの感染者はどこに行ったのか」「これは重要な部分だ…。子どもは軽症なため検査されていない可能性がある」と指摘する。
2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)でも若者の感染率は低かった。中国広東省(Guangdong)で発生したSARSもコロナウイルス感染症で感染者は8096人、死者は774人に上った。
■医療従事者の死
若い世代にも犠牲者が出ている。新型コロナウイルス感染症の拡大に警鐘を鳴らした武漢(Wuhan)の眼科医、李文亮(Li Wenliang)医師(34)が2月上旬に死去している他、20代の医療従事者らも複数命を落としている。これら医療従事者の死をめぐっては、繰り返しウイルスにさらされたことや極度の疲労がその背景にあるとの見方もある。
事実、ソーシャルネットワークに投稿された複数の動画からは、看護師や医師が患者に対応しきれずパニック状態に陥っている様子も見て取れる。
香港大学(University of Hong Kong)のジョン・ニコルス(Jonh Nichols)教授(病理学)はAFPの取材に対し、「若い医療従事者は自らの経験および訓練の水準を越えた事態への対処が求められ、そこで感染している可能性がある」と指摘する。
■致死率の推移
これまでに明らかになっている死者数に基づくと、新型ウイルスによる致死率は3.4%だと推測できる。だが、感染しているにもかかわらず検出されていないケースが、中国ならびに諸外国で最大3分の2に上るとする研究結果が複数あり、これらを考慮すると、感染による致死率はさらに低くなる可能性がある。
豪メルボルン大学(University of Melbourne)ピーター・ドハーティ感染免疫研究所(Peter Doherty Institute for Infection and Immunity)のシャロン・ルウィン(Sharon Lewin)所長は、「現時点では、実際の致死率は良く分かっていない」「約2%と推定される」と豪テレビで述べている。
SARSでは、感染者10人にほぼ1人の割合で死者が出た。だが、感染後しばらく経過してから命を落とすケースが目立ったこともあり、当初発表された致死率は過小評価されていたことが後に明らかになっている。
ただ、2009年に流行したH1N1型インフルエンザでは逆の現象が起こった。ビボー氏は、「アウトブレイクから数週間以内に、その症状が重症肺炎からインフルエンザの一般的な症状に移ったため、致死率は当初の10分の1、そして100分の1にまで下がった」と説明している。
同氏はまた、現時点で推定されている新型コロナウイルスの致死率について、それが極端に高かったり低かったりすることはないとしながら、おそらく2%を下回ることにだろうとの考えを示した。
季節性インフルエンザの平均致死率は約0.1%だが、感染者が多いため、世界の死者数は毎年最大で40万人に上っている。
CCDCの研究では、確認されているCOVID-19の症例の80%以上について「軽症」だったことが示されている。【翻訳編集】 AFPBB News
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コロナチャンネル 第11話 どれぐらい怖いのか
https://youtu.be/8KSIatrZYKY
PS)
いい天気ですね。
夜は、月も奇麗。
うそみたい。
これは夢?
- << ワクチンが待ち遠しい
- HOME
- 地域包括ケアの本が出ました >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
コロナチャンネル第11話拝見しました。
「いつかは終わる」先のことより
「これまでも苦難を乗り越えてきたから大丈夫」過去の体験より
「新型コロナ怖い」今まさに抱えている不安に寄り添いながら、易しく情報を伝えて下さり有難うございます。
昨日散歩行って休憩中、ぼーっとしていたら、なぜかふと志村けんさんの声が。
「コロナに罹ってもだいじょうぶだぁ。病院行けばちゃあんと治るしさぁ。生活はエライ人が何とかしてくれっからよぉ」・・・そんな風に安心できる日がくればいいなぁ。
Posted by taco at 2020年04月30日 09:51 | 返信
抗体検査では慶大とNクリニックのサンプルでは約6%陽性、東京で6%だと推定感染者80~90万人
これまで発表されているのが4106人ですので、発表の200倍!でしょうか?
重症者数は105人、死者数は117人ですから、感染者が実際の200倍となるとさらに死亡率は低下
死亡率は0.028%ではなく、実はその1/200だから、0.00014%ですかね。
これだけ重症化率と死亡率が少ないので、感染がものすごく拡大しやすいというのは納得できます。
エボラやMERSは重症化率・死亡率が高いので感染拡大できなかった。反比例しますね。
スウェーデンのようにあえてロックダウンしない国もあれば、韓国のようにロックダウンせずにPCR陽性者だけを徹底追跡&隔離して鎮静化させた国もあります。
個人的な意見としては、日本は死亡リスクの高い高齢者、持病中高年者をいかにして守るかという事に集中させて、現在のロックダウンに近い全体的な自粛体制は徐々に解除していただきたいと願います。
Posted by マッドネス at 2020年04月30日 02:31 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: