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待っていました、唾液での抗原検査

2020年06月20日(土)

唾液でのPCRではなく、唾液での抗原検査が、
来週にでも保険適応になると報道されている。
これで開業医でもコロナの診療が可能になる。

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唾液で抗原検査、試薬を承認
…来週にも公的保険適用



厚生労働省は19日、新型コロナウイルスに感染しているかを30分程度で判定できる抗原検査について、唾液で行うことを認め、試薬を承認した。来週にも公的医療保険を適用する。検査を受ける人の負担を減らし、医療関係者の感染リスクを抑える手法として普及が期待される。  抗原検査は、検体中のウイルスの有無を調べる。PCR検査より短時間で結果が分かる利点がある。  今回承認された試薬では、唾液中のウイルス特有のたんぱく質の量を、全国の病院などにある専用機器を活用し測定する。従来の検査キットを使った抗原検査より精度が高い。
富士レビオ(東京)が開発した。対象はウイルス量が多い発症から9日目までの人。これまでのように鼻の奥の粘液を使うこともでき、その場合は無症状の人も検査できる。  鼻の奥の粘液を使う検査では、医療関係者が綿棒で採取する際に、患者のくしゃみを浴びて感染する恐れがあった。今後は症状がある人の多くが唾液で抗原検査を受けられるようになる見込みだ。  加藤厚労相は同日の閣議後記者会見で「検査能力の向上に寄与すると考えている。(新技術を)積極的に取り入れ、検査能力の拡大を図っていきたい」と述べた。(読売新聞) 

日経新聞の記事は →こちら

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これは画期的。
待ってました。

できれば冬に備えてインフルも
唾液で検査できればさらにいい。

即診断、即治療。

超高齢者は、自宅や施設で加療する。
悪化しても救急搬送を希望しない人。

最悪の場合、自宅や施設での看取りもあり得る。
これは、通常の終末期肺炎と同じ考え方になる。


なんでもかんでも、119番ではない。
事前によく話し合ってからの119番。

拙書、「119番と平穏死」を読んで欲しい。→こちら

平時から119番について知っておくべきだ。

誰か、初レビューを書き込んで下さい。

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PS)
コロナチャンネル#62

認知症の人の発熱はどう対処する?
https://youtu.be/eqReG0YLUX0

昨夜だけでも施設から微熱コールが2件あった。
微熱だけで深夜に何度も電話が鳴るのが、辛い。














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この記事へのコメント

たかが検査するのに大袈裟なPPEのムダ使いがなくなるのは何より朗報です。
PPEで屋外長時間だと熱中症がヤバいです。医者が熱中症で救急搬送などシャレにもならない。
たかが検査するのに逐一保健所のお伺いというバカバカしいシステムもなくなるのは朗報です。
検査する場所は、自宅、施設でも簡便にできるのが何よりです。感染拡大リスクを考慮すれば、やはり在宅でやるのがベターでしょうか?コロナ疑いの人が受診する=その医療機関がクラスターリスクになるのは小学生でもわかる事。かぜ(インフル含む)患者が屋内の外来待合室で密空間でインフル検査受けるために大挙訪れるというこれまでの診療スタイルは感染対策的には最悪なので今後は絶滅していくしかないのでしょうか? 今後は発熱外来は駐車場でテントか、陰圧個室以外はNGでしょう。

Posted by マッドネス at 2020年06月20日 11:58 | 返信

長尾先生
嬉しい事がありました。
5月25日自宅で平穏死した末期がんの主人この事です。
書斎をかたずけていたら奥の方にお置いてある日記の最後のページに
家族へ向けたメッセージが書いてありました。
「ありがとう ありがとう ありがとう
本当に君たちがいて幸せな人生でした。」
自宅でやりたい事をやって過ごせたから最後にこの言葉を残せたのです。
一方救急車を呼んでしまい病院へ運ばれた母の事は今でも後悔が残ります。
吐血、下血、痛みが強くなった時、意識がなくなった時
いつでも相談できる先生、看護師さんが居てくれなかったら救急車を呼んでしまいます。
母の時の後悔があったから主人の平穏死を迎えふる事ができたので、これはこれで良かったのかな。
一度しかない人生、幸せな人生だったと言えるように過ごしていきたいです。
長尾先生、コロナチャンネル、ブログとても勉強になります。ありがとうございます。

Posted by tomi at 2020年06月21日 10:03 | 返信

唾液で検査…
本当にありがたいです

先週末、がんの方を緊急搬送するしかなかった
先月末に歩いて退院してきたのに 階段を転げ落ちるように動けなくなって
発熱を繰り返し 食べられなくなり
ここの在宅医の先生がいらっしゃったら…と繋げようと手配をしたものの
主治医が手放さなかった
最期まで主治医が診るそうです 退院してきても 何かあったら救急搬送です

こんな事例は虚しいですね…

Posted by 宮ちゃん at 2020年06月22日 10:57 | 返信

私は、母が大動脈解離で突然死んで、全く一人ぼっちになりました。
父が死んだのも私が部屋の温度管理を怠っていたからです。
母が死んだのも、トイレに行きたそうにしているのが分かっていたのに、買い物に出たから。
親の介護をすると、自分が親を殺したんだなあと実感します。
担当の在宅医の指示で救急車を呼んで救急病院に行って、確かに、お医者さんや看護師さんや救急隊員にそれとなく「あの人は母親ころしたんやろか?」と言うような目で見られていたのは確かです。
お医者さんが「孤独死だから遺体解剖をせにゃいかん。一週間御遺体が自宅に帰って来ないけれど、遺体解剖しても良いかな?」と聞かれて、むかつきました。「買い物に出る前は元気にしてた。買い物から帰ると死んでいた。何で死んだか、私も知りたい。遺体解剖でもなんでもして下さい」と救急隊員や看護師を前にして怒鳴りました。お医者さんが「まあまあそう興奮しないで」と言ってCTスキャンで大動脈解離と診断がでました。今思い出しても、愉快な話ではありません。でもそれでも一人ぼっちの私は、救急車を呼んで母を生き帰らせることができるなら、救急車を呼びます。
家族ってそんなものです。

Posted by にゃんにゃん at 2020年06月24日 03:42 | 返信

居宅のケアマネージャーをしています。今月19日の夜、担当利用者が発熱し、独居で在宅医療も受けていません。かかりつけの近畿中央病院にタクシーで行きました。レントゲンでコロナの疑いがあると、PCR検査を受け、利用者はそのまま入院になりました。10日さかのぼって濃厚接触者は結果が判るまで自宅待機するよう医師から言われました。結果が出たのは23日の火曜日の10時です。土日は保健所が休みで検体が回収されたのは22日です。結果は陰性だったのですが。もし、陽性だったらと思うと、あまりにも対応が遅すぎませんか?長尾先生はどう思われますか?

Posted by T.T at 2020年06月25日 08:11 | 返信

何年前かに、川西市の能勢電鉄の豊能町の、豊能会館で長尾先生の平穏死についてのお話がありました。
尊厳死協会の会長さんが司会をされていらっしゃいました。
ちょっと遅刻していったのですが、中は満席でした。
終わって、能勢電の豊能町の駅まで住宅街をぞろぞろと帰って来ました。
駅に着くと電車が出たところでした。プラットホームでヤレやれとベンチに座っていますと、小柄な億さんが、後からいらっしゃいました。「電車がでたところですね」と仰ったので、私もお話しました。
その奥さんは、その時、病院に夫君が入院されていらっしゃるとのことでした。
ご夫君は、何か御商売をなさっていらっしゃたそうで、年金と言ってもごく少ないとのことで、奥さんが働いで入院費をかせいているそうです。娘さんも嫁ぎ先で、子育てをしているので実家の手伝いも、そうそうできない。たまに見舞にきてくれるそうです。
お医者さんの言う通り「延命治療」をしてしまったので、奥さんは延々と働いて、病院に見舞いに行かなければいけないトため息をついていらっしゃいました。
為すも為さぬも人次第と言いますが、為すも為さぬもお医者さん次第で、入院費用が無い家庭の病人に延命治療を施さなくても良いのではないかと思いました。
その奥さんは「今日の長尾先生のお話を、早く聞いておけば良かった」と仰っていました。何の予備知識も無く、いつの間にか「延命治療」をして、もう年も年なので、辛いですと、仰っていました。
私の母が死んだ時も、「まさか延命治療になるのではないだろうか」と思いましたが、あっけなく「心肺停止」と診断されました。
患者さんの状態に依るのでしょうけど、脳死状態なのに、延々生きていらっしゃる方のご家族も辛いなあと実感しました。
「119と在宅介護」の本を読んで思い出しました。

Posted by にゃんにゃん at 2020年06月27日 08:15 | 返信

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