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コロナへのステロイド投与

2020年06月19日(金)

2月からコロナに関して沢山の発信をしてきた。
第一波が落ち着いた今は、自論を検証している。
特にステロイド投与の是非に関して朗報が出た。

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改めてだけど。

1 死亡率、致死率ともインフルと同じか低い、でいい。
  クルーズ船に「無症状陽性者が沢山いる」という報道がすべてだ。

2 高齢、タバコ、肥満が大敵。
  内臓肥満の度合いが、欧米とアジアの違いの最大の理由。
  年齢は自然免疫機構が低下する最大の要因。

3 ワクチンや薬に期待しない
  この冬には両方とも、多分、難しいと思う。

4 早期発見・早期治療
  唾液でのPCRないし抗原検査を開業医で行うべき。
  陽性者にはイベルメクチンを投与し、採血して
  Dダイマー測定で血栓症のリスクがあればフサンを点滴。
  それで、感染者の死亡は限りなくゼロにできるはず。


今まで発信は控えていたが、軽症のコロナ患者さんには
ステロイド(リンデロン2mg程度)を投与してきた。

これが有効である、という報告が出て、ホッとしている。



抗炎症薬「デキサメタゾン」 “新型コロナ死亡率低下” 英大学    | NHKニュース

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200617/amp/k10012473381000.html


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ステロイド剤をコロナ治療の指針に盛り込む考え WHO 
朝日新聞

抗炎症作用のあるステロイド剤「デキサメタゾン」が新型コロナウイルスの重症患者に有効だとする英大学の研究結果を受けて、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は17日、治療の指針にデキサメタゾンの使用を盛り込む考えを明らかにした。研究は詳細な検討を経ていないため、WHOは慎重に進めるとしている。

 英オックスフォード大は16日、重症患者にデキサメタゾンを投与した結果、死亡率を減らすことができたとの研究結果を発表していた。WHOの緊急対応責任者マイク・ライアン氏は会見で、「新型コロナに、効果的に対処するための重要な成功だ」と述べた。一方で、「まだ初期段階のデータだ」とも語り、多くの専門家の意見を集約する考えを明らかにした。(ウィーン=吉武祐)

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Nature誌 ニュース:デキサメサゾンに救命効果

Ledford H. Coronavirus breakthrough: dexamethasone is first drug shown to save lives [published online ahead of print, 2020 Jun 16]. Nature. 2020;10.1038/d41586-020-01824-5. doi:10.1038/d41586-020-01824-5

大規模臨床試験:安価で入手が容易なステロイド剤が重篤な新型コロナ患者の死亡率を3割下げた


RECOVERYトライアルと命名された臨床試験の運営委員イギリス、エジンバラ大学のICU医師ケネス・ベイリー氏は「驚くべき結果だ。間違いなく世界中に大きなインパクトをもたらすだろう」と述べた。6月16日に、RECOVERYスタディはpress releaseを行い、トライアル成績の概要を公表し、この成果をイギリスと全世界のコロナ対策当局と共有できるように急いで論文を作成すると表明した。
 
世界最大の新型コロナ治療無作為化トライアルの一つであるRECOVERYスタディは3月にスタートした。2100名にデキサメサゾンを毎日6mg、10日間投与し、スタンダードケアの4300名の患者と効果を比較した。
 
デキサメサゾンの効果は、人工呼吸器治療中の重篤な患者に現れた。人工呼吸器治療は受けていないが酸素投与が必要な患者でも効果が見られた。これらの重篤な患者の死亡率が20%減ったのである。酸素も人工呼吸器治療も受けていない軽症の患者では効果は見られなかった。
 
この報告を受けてイギリス政府は酸素投与あるいは人工呼吸器治療中の患者に対するデキサメサゾン投与を急遽承認した。 


厳格な研究
 
このトライアルの主任研究員でオクスフォード大学感染症専門家ピーター・ホービー氏は「これは大きなブレークスルーだ。新型コロナのようなウイルス疾患にステロイドを使うことには以前から多くの異論がある。SARSとMERSに対するステロイド治療の効果ははっきりしなかった。しかし今回デキサメサゾンが効果を示したことを受けて、われわれは厳格な臨床トライアルによってこの結果を検証する価値があると考える」と語っている。

WHOをはじめ多くの国の治療ガイドラインでは、コロナ感染症にステロイド剤を避けるように警告してきた。ステロイドが広く投与されていることに憂慮を示す研究者も少なくないanecdotal reports of widespread steroid treatment。ステロイドホルモンは免疫反応を抑制するため、新型コロナ感染で過剰な免疫反応が引き起こされ重症の呼吸不全となった患者には有益な場合もある。しかしそのような場合でも、ウイルスの増殖を抑えるために必要な免疫システムの十分な稼働が必要である。
 
RECOVERYトライアルが示したのは、今回の(少なめの)投与量が副作用を抑え有効性を発揮するうえで適切だったということになる。明らかな副作用が見られなかったため、この治療はどのような患者にも施すことができるとホービー氏は語った。

国立アレルギー感染症研究所所長アントニー・ファウチ氏は重症患者に有効だが、軽症患者に無効という結果は、重症患者において、長期間続く重症感染症では、過剰な免疫反応が有害であるという考えに一致すると語った。「人工呼吸器治療が必要ほど患者が悪化したり死亡するのは、ウイルスの直接作用に原因があるのではなく、過剰な免疫反応によってもたらされていると考えることが適当だろう」
 
ロンドンの英国生物医学研究慈善団体COVID-19 Therapeutics Accelerator at Wellcomeの所長ニック・カンマック氏は「このような効果的な治療法が発見されることで、新型コロナパンデミックが世界にもたらす人的経済的被害を減らすことができる。デキサメサゾンが重症例だけに有効だとしても、世界中の多くの命を救うことができる」

 
投与が簡単
 
現在までに、大規模無作為化臨床トライアルで新型コロナに有効と判明した薬剤は抗ウイルス薬のレムデシビルだけであるthe antiviral drug remdesivir。しかしレムデシビルは、入院日数を減らすだけで、有意に死亡率を低下させる効果は報告されていない。
 
しかもレムデシビルのメーカーは増産体制に入っているが、全世界に対する供給は不足しており、特定の医療機関でしか使用できない。また、数日間静脈内投与が必要であり、経口薬のデキサメサゾンのように簡単ではない。

「デキサメサゾンは、世界中どの薬局にも置いてある必須医薬品であり、入手が容易である。50ポンド(7千円弱)あれば8人の患者に命を助けるための治療を施すことができる。」とオクスフォード大学疫学所属で、RECOVERトライアルの主任研究者マーチン・ランドレイ氏は語った。
 
「今回の結果は、他の重症呼吸器疾患の治療にも大きな意味を持つ。例えばARDS(重篤な急性呼吸不全症候群)にステロイドを投与するのがよいか悪いか論争中だったが、このような死亡率低下という成績が出た現在、そのような病態に対してもステロイド投与を進める極めて妥当な理由が得られたことになる。新型コロナ以外の感染症に対しても、今回の成績は大きな貢献となるだろう」とベイリー氏は述べた。

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レムデシベルやアビガンは効かないし、使えない。


一方、イベルメクチンやステロイドは簡単に使えて安価。
イベルメクチン=1000円程度
リンデロン注射=100円程度、と安価で、安全。

私は、リンデロン注射を使ってきた。
開業医で簡単にできる治療だと思う。


蛇足だけど、インフルにも有効だ。
高価な薬に熱心な政治家や製薬会社には、まさに「不都合な真実」だ。


イベルメクチンも同じだだけど、ノーベル賞の大村教授の
ご尽力もあり、国際的な大規模治験に入り、結果が楽しみ。



PS)
コロナチャンネル#061

介護施設だけでも、「5類」に今すぐ変更してくれ!
https://youtu.be/f36qjQVBKts




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この記事へのコメント

長尾先生の現段階のcovid-19対応策をもう少し詳しく知りたいです。4の早期発見、早期治療は何度か発信されているためコロナ疑いで受診した時、医師が何に注目しているのか良く理解が出来ました。
クリニックで発熱患者を受け入れてる際、多くの医師はまずコロナを疑うため採血とレントゲンがルーチンになっていますね。コロナらしさは問診、診察だけでは困難だと思います。採血して、酸素飽和度を確認してSpO2が低い場合はレントゲン、出来ればCT検査。が非常に重要である事はよくわかりました。これで迅速抗原検査が出来ると最高ですね。
今回安いステロイドが効くと報道されていますが、万能薬だと思い込んで対象では方々が自分にも使って欲しいと希望されると思います。先生がリンデロンを使用するのは、どの様なケースなのか宜しければ教えてください。
私事ですがコロナ疑いからなかなか職場復帰出来ないのですが、その理由に咳き込むと言う症状があります。咳止め飲んでみましたが効果は短時間でいまいちでした。午後になると決まって喉の圧迫感と共にむせる様に咳込む。これは精神的なもの、自律神経のバランスが悪いな、気が晴れないし漢方かしら?と調べて半夏厚朴湯が良さそうだと思い購入し1日2回飲んでみました。喉の圧迫感はなくなり、咳込むことも減りました。たまに咳払いする程度です。服薬2日目には効果を感じました。おかげで約束1ヶ月ぶりに復職許可が下りました。困った時の漢方だなと思いました。
長尾先生は京大ウィルス学准教授の宮沢先生の1/100作戦をご存知ですか?先週の大阪府の専門家会議で発言されていました。今は反論の方が多いですが、先生なら共感されるのではないかと思います。
毎日コロナチャンネルで介護現場の事を一生懸命考えてくださってありがとうございます。チャンネル登録する様に職場で広めますね!

Posted by 匿名ナース at 2020年06月19日 04:03 | 返信

いつも楽しく拝見しています。
お陰様で、とても勉強になります。

今、アメリカとブラジルで感染拡大しています。
とても心配ですが、スゥエーデンと同様、
アメリカとブラジルは、免疫が付く人も増えるから、今後第2波が来ても安泰、と言えるのですね。

Posted by ねずこ at 2020年06月19日 09:09 | 返信

インフルエンザ程度に対処しておけば良いということなのでしょうね。

ビル・ゲイツさんが、TEDの講演で人口削減、生殖コントロールなどということを発言しています。しかもビルさん、あちらこちらの製薬会社に出資しています。アメリカはWHOを脱退しましたけど、次にお金を出してるのはビルさん… 本当に人類のためにしていることかもしれないですが、私は何だかあやしいと、考えてしまいます。ビル・ゲイツさんやアンソニー・ファウチ さんが関わっている製薬会社のワクチンとなると私はやりたくありません(・・;)

もしワクチンができた時点で、国はワクチンを打つことを推奨するでしょう
ワクチン摂取を受けないと、介護施設や小学校に通えないだとか、国によっては強制的にワクチンを打たせる可能性はないでしょうか。なんだか妄想してしまいました。汗

Posted by M at 2020年06月20日 09:50 | 返信

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